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寓話-ぼうじぼったれ
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投稿者 愚民党 日時 2003 年 5 月 19 日 05:44:24:

ぼうじぼったれ


そう声をだしながら、わたしどもはワラでつくったぼうじを農家の庭に叩くのです。
ぼうじは柔らかいワラの叩き棒だったのです。
おそらく魔よけだったのです。
秋まつりの子供行事でした。

ある日、村の小学校。
先生は告知しました。
ぼうじぼったれは禁止する。
理由は子供が村人からお金をもらうからだ。

わたしどもはぼうじぼったれで
村人から小遣いをもらっておりました。

こうして村の子供行事はなくなりました。

ぼうじぼったれ
わたしは頭をたたかれていた。
起きる。
パソコンのとなりに黒い子供がいた。
両膝を両手でかかえ座っていた。

神隠しにあった、まさちゃんだった。

どうして神社から途中で帰ったの?
まさちゃんは質問する。

おら、夕飯の準備があったんだ、まさちゃん。
母ちゃんが工場から帰ってくる前に
夕飯つくっておくのが
おらの役目だったんだ、まさちゃん。

黒い子供は消えておりました。

蛇が天井から何匹も降ってきました。

あぎゃあああ〜

おらは叫び声をあげました。

その声で目覚めました。
夢の夢をみたのでした。

はあ〜とためいきをつきました。
アパートの外は五月雨です。窓は暗黒。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/8479/

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