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新型肺炎:台湾メディア反発「礼を失する」 日本人記者質問に  毎日新聞
http://www.asyura.com/0304/bd26/msg/261.html
投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 23 日 11:07:01:

 日本への観光旅行後、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)感染が確認さ
れた台湾人医師(26)の所属する馬偕記念病院(台北市)が開いた記者会見で、日本人記
者の行った質問内容などをめぐり台湾メディアが「礼を失する」などと反発し、現地の一部
日刊紙やテレビ局が行為を非難する報道を行った。内外報道機関の活動を管轄する行政院
(内閣)新聞局は22日までに「言葉の意味が十分に伝わらず、不必要な誤解が生じた」と
の見解を示し、静観する姿勢だ。この騒ぎを検証した。

 記者会見は17日夜、同院で行われ、台北駐在の邦人記者や台湾の報道関係ら約50人が
出席した。

 冒頭、病院側は3項目の声明を発表。声明は(1)医師は(出発前)絶対に自身のSAR
S感染を知らなかった(2)本院はこの件で深い遺憾の意を表する――とともに「(この医
師は)最前線で勇敢に戦う医療スタッフの一人であり、不幸な被害者の一人」とした。

 質疑に移った後、朝日新聞記者が「声明には誤りがある。罪のない台湾住民、罪のない日
本国民から見れば(医師は)加害者だ」「(このような緊急時に)なぜ日本へ観光旅行に行
かなくてはならなかったのか。(日本で)買春したのかどうか調査したのか」などと尋ね
た。

 これに対し、病院側は「台湾人が日本で買春したことがあるかどうかなど知らない」と反
論。さらに医師はSARS患者と直接接触しておらず、外国旅行を制限できないとの立場を
繰り返した。

 別の記者らとの質疑が続いた後、日本経済新聞記者が立ち上がり「中国大陸(中国)が香
港を通じてウイルスを世界中にまき散らしたと責める資格があるのか」として病院側の管理
責任についても追及し、退席した。

 周囲の台湾メディアからは反発のヤジが飛んだほか、ニュース専門テレビ局は直後から日
本人記者らの質問を中心に会見の映像を繰り返し放映。翌18日付台湾各紙も、記者らを批
判的に伝えた。

 これについて20日、朝日新聞記者は「医師と濃厚な接触があった場合に感染の恐れが強
くなるため、医師の歩いた経路を明らかにしてもらう必要があると感じ、あえて踏み込んだ
質問をした。医師を侮辱する意図はなかった」とコメントした。

 日本経済新聞社総合企画室は「病院側の院内感染の危険性に関する認識が極めて薄かった
ため、それをただす意味で当社の記者が質問した。会見した医師団が質疑応答を打ち切る発
言をしたので退席したが、態度が横暴だったと受け取られたとしたら本意ではなく申し訳な
く思っている」とコメントしている。

 服部孝章・立教大教授(情報社会論) 日本のテレビで記者会見の模様を見た限り、日本
人記者がなぜあれほど居丈高になるのか不思議に思った。病院の姿勢を追及するのは分かる
が、台湾に対する優越感のようなものが感じられた。記者はもっと節度をもって行動しても
らいたい。

 【メディア取材班】

[毎日新聞5月23日] ( 2003-05-23-00:33 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030523k0000m030172000c.html

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