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「イラク侵略戦争」についての俺の見解と長い前置き
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1014.html
投稿者 アルファンド 日時 2003 年 4 月 17 日 05:13:03:

(回答先: 「イラク侵略戦争」(中東「近代化」戦争の端緒)関係の書き込みリスト 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 16 日 21:33:00)

あっしらさん、ひさしぶり

唐突だが、俺は猛烈に悔しい

このサイトは各種投稿環境と敷居の低さ・間口の広さ・天井の高さにおいて日本語圏最高レベルだと思っている
もちろん、これは何よりも管理人さんの懐の深さの賜物なんだが、
それだけでなくここが「質」においても最高峰だと感じるのは、あっしらさん、あんたのおかげだ
他の連中は、俺も含めてあんたの足元にも及ばない
ホント、見ててそう思う
それが悔しいんだ

俺自身の未熟っぷりにも腹立たしいものがあるが、
それよりも、あんたの「孤独」、「てっぺんの孤独」ってヤツが悲しい
あんたはもともと「知的遊戯」ってものが飯よりも好きな人種に違いない(そうに違いないね、反論却下だ)
険しい山を登るみたいに辛さ厳しさをも楽しみながらどんどん歩いていったんだろう
そんで、気がついたら誰も登れない山のてっぺん近くまで来ちまっていたというわけだ

あんたには、共にそこまでの難所を振り返ったり、そこから先の絶壁を相談しあえるような仲間がいない
少なくともここにはそんなヤツはいやしない
それが心底、悔しい

あんたからはもっともっと底知れなく凄まじい意見・推理・知性が引き出せるハズだ
それが出来てないなんてのは、宇宙の悲劇だ
このサイトのヤツらはホントたるんでる
どうしようもないほどのゆるみっぷりだ
てめえら、一体何のためにここに来てるんだ!
このサイトの恵まれた環境をムダにすんじゃねえ!
特に俺だよ、俺!

今のままじゃあっしらさんとツーカーできるのは、あっしらさんの嫌いな『奴ら』しかいなくなる
『奴ら』は「てっぺん」にいて悠然と世の中を動かしている
それが「てっぺん」に辿り付けた者に与えられた当然の権利だと信じている
そして、そこまで行けないために、誰も『奴ら』を止められない

ふざけんな!
俺は「戦争」が嫌いなんだよ!
やるんなら裸一貫殴り合い、河原でタイマン決闘だ!
金貸すときも、漢らしく利息は盗るな!
どうせお前らの金じゃない!

とにかく、俺も本腰入れて自分の知性・知恵・知識を磨くことにする
それ以外にはもうどうしようもなくなった
だからあっしらさんには気長に待ってもらいたい
あっしらさんのここへの興味・期待が失せたらおしまいだ
なんとか良い刺激ぐらいにはなって見せるよ


・・・さて、前置きはここまでだ


今回の「イラク侵略戦争」に関してのあっしらさんの数々の分析推理を読んできて、強い説得力を感じると同時に、その通りには進まないだろうという感想を抱いていた。これは今さら後付けの意見としか受け取られないかもしれないが、俺は「イラク」という国が『奴ら(寡頭金融権力でもイルミナティでも何でもいいが)』にとって非常に重要な存在であり、その政権(フセイン政権)は骨の髄まで『奴ら』の意向に沿うようにされてしまっているだろうと考えていたのだ。故に、あっしらさんの戦況予測は十分に納得できたし、今もそれは変わらないのだが、逆に「あまりにも正しい判断であり過ぎる」という意識がどこまでも付きまとっていた。

改めて俺の考え方を説明すると、「現代世界の諸国政府は程度の差はあれ全て『奴ら』の傀儡であり、基本的には自由にやっているが必要に応じて軌道修正される」というものだ。これは要するに「羊の群れ」を飼うのと大差ない方法で、最も効率的な「家畜」の扱い方であると考えている。これに加えて「『奴ら』は世界、即ち地球人類を永続的に支配下に置くための檻を完成させ、そこに人間を追い立てている」という見方だ。あっしらさんの「現在も十分隷属状態である」という考え方にも当然賛同するが、今はまだ「不安定で頼りない」状態であり、永遠に揺るがないとはとても言えない。この「人間の家畜化」をゆっくり着実に完成させる遠大な計画を、イギリスのデーヴィッド・アイクに倣って『アジェンダ』と呼んでいる。

それで、何故「イラク」が『奴ら』にとって重要な存在であるかを簡単に説明すれば、そこが「文明の発祥の地・メソポタミア」であり、ティグリスとユーフラテスの両大河を擁する歴史的・考古学的に非常に意味の深い地域に位置しているからだ。ここは最古の文明とされる「シュメール」と、聖書で敵視される「バビロニア」が存在した場所で、陰謀論に片足突っ込むと「金融業」が誕生した伝説の地でもあるし、「ユダヤ教」を確立させた主要因とされる「バビロン捕囚」が行われた場所でもある。歴史的遺物・遺跡の発掘には事欠かないはずで、ひょっとしたら人類の歴史を根本からひっくり返す発見がなされても全く不思議じゃない国だ。そういえば、「阿修羅」の遠縁の「アッシュール遺跡」もあるな。(注:「★阿修羅♪」ではない)
そういうトンデモ陰謀論者の主張を裏付けるかのように、この国は大戦後、特にここ20年の間は定期的に戦乱を繰り返し、「独裁者に支配される危険な国」という印象を強く世界中に撒き散らした。一般人はとても観光に行けるような国ではなく、行くことが出来た者も政府の監視抜きで自由に動くことはほとんど望めない。ましてや発掘作業の許可などほとんど不可能に近い。仮に凄い発見が出来ても、それをイラク政府に通すことなく世に出すのは絶対に無理だろう。要するにイラクは「禁断の地」とされてきているのだ。今後も、イラクの治安は相当に「悪い印象を与える」ような状態になるだろう。実際がどうかはともかく、日本のような「安全な国」の連中はとても観光には行けないし、行っても狭い範囲でしか自由に動けないはずだ。さらに俺の見方を裏付けるかのように、フセイン政権崩壊後いきなり「暴徒が略奪を始め、歴史的文化財にも相当の被害が出ている」と来た。俺は空耳のHAARPさんと似たような見解だ(http://www.asyura.com/0304/bd25/msg/650.html)。将来的にイラクが「禁断の地」であり続けるか、あるいは世界的に「旅行・渡航の制限強化」が為されるか分からないが、どちらにしろ一般人は「メソポタミアの秘密」には全く近付けないままにされるだろう。
あまり説得力は無いかも知れないが、俺はこのように「イラク(メソポタミア)の排他性維持」こそが『奴ら』にとっては最重要点だと考える。「石油資源」や「イスラム金融社会化へのくさび」というネタはそれから目を逸らさせたり、もっと究極的な『アジェンダ』のための別流要素であって、「イラク(メソポタミア)」自体の固有問題ではないだろう。「イラクはアメリカの敵」という状況設定を利用しない手は無いし、寧ろその目的完遂容易化のために「イラクはアメリカの敵」にされた、それだけの話だ。そしてこの地を担当する元首・政権は、完全に『奴ら』の意のままに動く者でなければならない。間違っても、ここを安全で自由往来の出来る国にしてはならない。故に、あっしらさんの非常に論理的な見方は、「イラクの自由度を高く見ていた」という点でしっくり来ない感じを受けていた。

話が逸れるが、「旅行・渡航の制限強化」といえば、俺が想定する『奴ら』の「ワン・ワールド」=「世界の包括的分割管理統制」という『アジェンダ』には欠かせないテーマではあるが、最近の様子を見ると「テロ対策のための監視強化」に加えて、「感染症対策のための審査強化」も投入されたらしい。俺も話題の「感染症」は『奴ら』による一種のバイオ・テロに違いないと思っているし、大量殺戮のための準備実験だろうとも考えているが、こういう側面もあると見ていいだろう。・・・などと書いていたらこんな記事(http://www.asyura.com/0304/health4/msg/190.html)やこんな記事(http://www.asyura.com/0304/health4/msg/191.html)が。ニュース転載するなんて俺もイッパシの阿修羅住人だな〜。つーか、マジで深刻。

それはともかく、この「イラク侵略戦争」が一段落ついたところでのあっしらさんの思考修正(「政権汚染はトップだけで不完全」⇒「政権汚染は完全だった」)は喜ばしく思う。どうやら俺の考えていることは全くの見当外れではなさそうだ。こういう部分は俺も悪魔崇拝(知性崇拝)的だ。とはいえ、実際にあっしらさんの予測どおりに事が運んで欲しかったがな。絶望的状況がよりハッキリしてきただけのことだ。今後イラクでは土着の価値観やイスラム的な地域共同体を守ろうとする者、そのために武器を振るう者たちは「テロリスト」の烙印を押されて駆逐されていくのだろうか。特に南部のシーア派はイランへの導火線として苛酷な弾圧を受けそうだ。テレビやラジオで豚肉の宣伝をしまくれば放送局への集団抗議をテロに仕立て上げることも出来るだろう。あるいは、とっくにやっているのか?

「合作説」の論証は完璧だと思う。両軍の動き方から見ても、一般には知らされない何らかの「相互理解」があったことは明白だ。フセインの権力基盤である北部でそれが顕著であるからには異論の余地が無い。直感が直観であることを祈りつつその見方をとっていた俺が言っても仕方ないだろうが、この場合、「合作否定説」の方がトンデモというか、「定説への挑戦」といった反骨精神が感じられるな。否定して何が得られるのかは分からないが。

ところで、今回のイラク側の犠牲者には相当な数の民兵が含まれる。つまり、「命を懸けてでも祖国・故郷を守ることを決断した人々」が死んだわけだ。「マインド・コントロール」同然の正規兵士や、「武器を執ってまでして歯向かおうとしない人々」は、まあ殺されずに済んでいると。これは一種の燻り出しだな。家畜適性の診断も兼ねていたのだろう。今後もイスラムへの侮辱などを用いて、自分の価値観を守るか、拘泥しないかの選択を迫る。拘泥しなければ無事に家畜試験合格。守るために立ち上がれば即テロリスト摘発。己の価値観を守りつつ静かに暮らすしかないのだろうか。それでいつまで守りきれるだろうか。

「イラク侵略戦争」が名目的な終結を迎えたわけだが、次は何を持ち出してくるのだろう? このまま大衆の目を中東に留めておくのか、日本なら北朝鮮に持っていくのか、あるいは経済に持っていくのか? 流行りの病原菌、どっかの会社・官庁の不祥事、お笑い政界・・・は、もうやったか。特に何も無し(スポーツ芸能)ってのもあり得るが・・・。あっしらさんの簡単な予想ではどうだろうか? あんま深く考えず、適当に頼んます。


ほんじゃ、長文失礼
またよろしく

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