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フセイン一派の身の安全と金銭的利益の保全について
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/1144.html
投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 21 日 21:01:57:xnvpUXgHxuDw6

(回答先: いくつかの疑問に対する説明 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 21 日 19:59:47)

    フセイン一派の身の安全と金銭的利益の保全について

    横レスです。 失礼致します。 このあたりのスレッドに内容的に関係ありそうなので投稿します(新規投稿するほどではないです)。 簡単に終わらせますので、ご寛恕のほどお願いします。

    フセインが4/9、4/11日時点でバグダッド市内にいたという報道がなされています。 これが本物ですと、フセイン主導の合作説に有利な傍証かなと考えています。

        南部戦線は激戦であり、補給路にある程度打撃を与えたが、北部では戦う気がなかったのは事実のようです。
        フセイン指揮下の軍隊は、指揮命令系統が生きていたことも明らかに思えます。
        バクダットの防御はほとんど行われませんでした。
        ネオコン側は、フセイン政権側の抵抗が小さいか、あるいは存在しないことを知っていたと考えられます。

        頭を整理する意味で仮説(1)〜(6)を検討します(しつこいですね)。

        (1) フセイン一派が敵前逃亡した。 その意思は開戦時には米軍に伝達されていた。 政府の軍警察機構は米国に献上された。
         その見返りに、フセイン一派は、○ 身の安全、○海外資産の保護を受けることになった。

            現状との矛盾はまだなさそうです。
            それに一族の身の安全と海外財産の確保という点ではフセインにとって最良の選択だと思います。
            
            身の安全についてですが、フセイン政権の警察機構が米軍指揮下に入ったとすれば、フセインは直ちに狩られてしまいます。
            海外(オフショア)資産の保全は、米国の支持がなければ無理です。 オフショアへの米国政府のアクセスは近年厳しくなっています。 そもそもオフショアのパナマのノリエガ将軍は米国に拉致監禁されているぐらいです。 やはりこの説がしっくりくるなあ。

            フセイン一派の立場から見ると最も合理的な行動ではあると思っています。

        (2) フセイン政権の軍高官が寝返った。 その意思は開戦時には米軍に伝達されていた。 政府の軍警察機構は米国に献上された。
            
            このストーリーですと、裏切られたフセインおよびその一派の身の安全は確保されませんし、海外資産も保全されません。
            
            このストーリーですと、イラクの軍、公安警察は裏切り者が掌握しているし、彼らと米軍とが必死にフセインの行方を追っているわけですね。 従って、 4/9、11の時点において、フセインが町中を歩くのは無理だと思います(影武者なのかなあ?)。 海外資産は没収ですね。 それにフセインがそんな玉かなあという疑問は持ちます。

        (3)  フセイン政権内部の高官がフセインと米国とを仲介した。  この仲介内容は(1)と同じ。つまり、フセイン一派が敵前逃亡し、その意思は開戦時には米軍に伝達されており、政府の軍警察機構は米国に献上された。
         その見返りに、フセイン一派は、○ 身の安全、○海外資産の保護を受けることになった。

         これはFさんにご教示頂いた説です。
         この説は現状と矛盾はないみたいですね。

         ただ、フセイン氏がそういう人間かなあという疑問は持ちます。 フセイン氏は政権に付く前から米国支配層のエージェントでしたから、米国支配層とのパイプがあるのは、やっぱりフセインということになるのでは。 このケースを前提とすると、他の人間が米国支配層に相手にしてもらえるとは思えないですね。
         その意味で個人的にはしっくりこない考え方ではあります。

         (4)  フセイン政権は、最初は戦うつもりだったが、空爆で指揮命令系統を寸断され、やる気を失った。
         
         整然とした投降をしていたようなので、指揮命令系統は生きていたのでは。

         (5) フセイン政権は、最初は戦うつもりだったが、圧倒的な制空権を持つ米軍におそれをなして投降した。

         これも整然とした投降と整合しにくいように見えます。 また、開戦時から北部地域で戦闘らしい戦闘がなかったのも変。 ネオコンがフセイン政権の無抵抗を知っていたらしいこととも整合しません。 やはり開戦当初からフセイン政権中核はやる気がなかったと見るのが妥当に思います(受け売りでーす)。

         (6) フセイン政権は最初から戦う気がなかったが、敵前逃亡の意思を米国に伝達もしなかった。 ネオコンは諜報によってこの事実を知った。

          この説でも奇妙な戦況は説明がつくように思いました(間違ってるかな)。 このことは前に書きました。

          しかし、抵抗の意思がないのに(敵前逃亡するつもりなのに)、米国と取引をしないというのは、私は違和感を持ちます。 フセインはそんな玉なのか。
          フセイン一派は、軍警察機構の献上によって、見返りに身の安全と資産を確保できる立場です。
          こういう申し出があれば、米国は必ず受けると思いますね。 フセインが敵前逃亡の意思を米国に伝えない理由があるかな。
          それに町中を堂々と歩くのも変。 それにフセイン一派の中核が捕まらないのも変ですね。

          私としてはまだ断定はできませんが(こういう場合、私見については妄想と断わることにしています)、(1)がしっくりくるかなあという感じを持っております。
          

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