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成長のない時代でも確実に膨大な貨幣的富を獲得できる世界システム??
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/143.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2003 年 3 月 20 日 01:30:41:

http://www.asyura.com/0304/hasan24/msg/145.html
そろそろ目を覚まそう:日本経済を含む世界経済は、「対テロ戦争」と並行する かたちで意図的に破壊されていく!

で質問。

>彼らは、産業の成長時代が終焉したことを踏まえ、成長のない時代でも確実に膨大な貨幣的富を獲得できる世界システムを築こうとしている。

どういうシステムなんでしょ?

「全能なるものよ、わが行いしものを見よ! そして絶望せよ!」(詩人シェリーの言葉、「ファラオ歴代誌」ピーター・クレイトン、p.8より)というファラオ型の統治システムですか?

成長の限界の後の社会は、冷たい社会(レビ=ストロース)にならざるをえないだろうとは予想しています。が、どのようになるのかは、見当がつかない。

成長の限界の後の社会が「あるのか」どうかにも悲観的な気分が無いわけでもない。イースター島の悲劇(森の木を伐りつくして文明が滅んだ)の地球版が起きそうな予感もする。

「戦争は平和である」のジョージ・オーウェル「1984年」型ではイースター島に更に近づく。

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このページいいな。「自然神道の復活必要」にも結構賛成だったりして……
http://www.nnn.co.jp/dainichi/column/tisin/tisin0302.html

オーウェルの世界

H15/02/13

イギリスの作家、ジョージ・オーウェルが五十年以上前に著した『1984年』が、今、現実になりつつある、といったら皆さんはどう思われるだろうか。

「偉大な兄弟、ビッグ・ブラザー」が一般大衆を支配する階層社会。オーウェルが描いているのは当時のソビエトではなく、 現代のアメリカだ。いや、アメリカが『1984年』に近づきつつある。

今のアメリカに酷似

『1984年』には三つの大国が出てくる。三国は絶え間なく戦争をし続け、互いに領土拡大を狙う。主人公はその一つに住んでいるが、その国は徹底した独裁国家で国民には一切の自由が認められていない。

過去の歴史も最近の情報も国が都合よく毎日書き換えてしまう。密告社会で、親も子も互いに監視しあっている。いたると ころに監視モニターが設置され、常時監視されている。これらは今のアメリカに極めて酷似している。

絶え間なく戦争をしているというくだりは、一九四一年からずっと戦争を行うアメリカそのものである。敵はドイツ、日本、ソ 連、中国、ベトナム、パナマ、イラク、最近は国だけでは足りずにビン・ラディン個人を相手に戦争をしている。

スパイ活動については、アメリカが中心となった英語圏諸国による通信傍受網「エシュロン」を通して世界の電子通信を チェックし、バージニア州の巨大なコンピューターセンターでキーワード検索や分析を行っている。

国民の監視では、アメリカは二〇〇一年九月十一日以降、TIPSという制度を始めた。これは全米の三百万人のトラック運 転手、郵便や宅配便の配達人、電気・ガス会社の作業員など、一般家庭との接点を持つ労働者を組織化して「怪しい人物」 を政府に知らせるという密告制度である。

さらに昨年インフォメーション・アウェアネス・オフィスが新設された。これはインターネットを開発した技術部隊、DARPA(国 防高等研究計画局)の配下にあり、最新のデータベース技術と情報マイニング技術を駆使してさまざまな資源からデータを抽出し、クレジットカードや電子取引などを分析してテロリストを見付けるのが目的だという。

完ぺきな監視体制も

これらの技術がどのような使い方をされるかで、国民にとっては大きな脅威となり得るということを忘れてはいけない。万が一、アメリカがもう一度何者かによって大きな攻撃を受け、個人情報保護法が取り払われたらどうなるか。

たとえ選挙で選ばれた政治家を信頼したとしても、選挙で選ばれていない官僚や、アメリカのFBIやシークレットサービス、警察などがそれらの高度技術を手にしたとしたら、アメリカが本当にオーウェルが描いた国家にならないと誰が言えるだろう。

アメリカが「スパイ国家」など、ばかばかしいと言う人もいるだろう。しかし技術の進歩によって安価になったハードウエア、 小型の精密機械、ユビキタスな無線通信など、現代の技術トレンドを組み合わせると『1984年』に描かれる巨大なスクリーンよりも完ぺきな監視体制が容易に敷かれる。

例えば、個人の位置情報を更新するために顔認識ソフトを搭載した小型カメラを街のあちこちに設置し、無線技術によって 情報がネットワークに送られる。顔だけでなく、自動車のナンバープレートを専門に記録するカメラや、人の歩き方を識別す るタイプのソフトもある。

これらはすべて実際にアメリカ政府がプロジェクトとして行っているものであり、バイオメトリック技術研究に何百万ドルも費 やしている。すでに顔認識システムを採用している空港もある。

人口密度の少ない場所では、街角の小型カメラではなく赤外線ビデオセンサーを使ったスパイボッツと呼ばれる手のひら 大の円盤を飛ばして監視する技術も研究中で、DARPAは一九九八年からこのプロジェクトに資金を出している。

遅れること20年で…

ワシントンポスト紙によると、アメリカ政府は上空に無人飛行機を飛ばすことも許可したという。これらの高度技術と無線飛行機の組み合わせを考えると、それがどのように悪用されるのか私は気になって仕方がない。

情報機関がよく使用するGPS装置については、オレゴン州の機動部隊はすべての自動車にGPS受信機の取り付けを法律化することを求めているという。

だがそうなれば、それこそストーカーにとって、狙いをつけた相手をどこまでも追跡できるという事態も起こり得る。また、フロリダのある企業は、米食品医薬品局から人間にマイクロチップを植え込むことを認可されたという。人間を追跡するのにこれほど効果的なものはない。

日本でもすでに猫にチップを埋め込むことが行われている。NASAは空港でハイジャックを予防するために、テロリストが 何を考えているかを読み取るための「マインド・リーディング」の研究も行っているという。

ここまで言えば、オーウェルから二十年遅れたものの、アメリカが『1984年』になりつつあるということをばかげているという人はいないだろう。(アシスト代表取締役)
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