トルコもイランも米英政権のような強欲愚者ではありません
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/364.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 25 日 23:14:12:
(回答先: 後3年の役の展開と違う? 投稿者 baka 日時 2003 年 3 月 25 日 22:19:26)
bakaさん、こんにちわ。
世俗主義の権化でシオニストとも手を結んでいるトルコですが、価値観の基礎にあるのはイスラムです。
それでも、無理な想定としてトルコ政府が仮に原油に誘惑されてこの機に乗じてイラク侵略に踏み切ったら、トルコ国民の倒閣運動が起き、EUとの関係も断絶されることになります。
歴史的に見れば、イラクのクウェート侵攻と同じような正当化も可能ですが、そのようなかたちでの国境線変更は「湾岸戦争」と同じような軍事介入を招来することになります。
このような結末を承知でイラク奥深くまで軍を進めるとは思えません。
イスラム主義を掲げているイラン政府がイラク南部の支配を目指すことは考慮すらできません。
ペルシア人主体のイランは、アラブ人と無用な軋轢を起こすことを避けています。
アラブ人全体を敵に回すようなイラク侵攻は、政治的判断としても行いません。
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