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いくつかの疑念への回答
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/888.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 12 日 19:35:55:

(回答先: どこまでのシナリオがあるのか 投稿者 karan 日時 2003 年 4 月 12 日 14:27:48)


karanさん、こんばんわ。

>問題は、フセインがずっとエージェントとして振舞ってきたのか、
>侵略が決まってから、バクダット無血開城と助命を取り引きしただけなのか。

少なくとも、79年に最高権力者になった時点からはずっとエージェントだったと思っています。
フセイン氏が最高権力者になっていなければ、79年に起きた「イラン・イスラム革命」がイラクに波及ることを防止する名目で行なわれた「対イラン(イラン−イラク)戦争」はなかったと思います。

また、それまで親ソ連志向であったイラク(バース党)政権が、米国寄りに転換したことも指摘できます。
(同根であるシリアの支配政党であるバース党との関係もフセイン政権の登場でおかしくなりました)

90年のクウェート侵攻も、親父ブッシュ政権とフセイン政権の合作侵攻劇だと思っています。この侵攻の政治的決着がつきながら、米国を主体する多国籍軍は、撤退をはじめたイラク軍兵士20万人以上を虐殺しています。
(虐殺された兵士の民族・宗派などを今一度再確認する必要があると思っています)

※ イラン・イスラム革命の領導者であったホメイニ氏が、どういう立場であったのかは今だ判断できていません。


>中東を離れ隠遁生活をおくるだけなのか、まだまだ中東でキャストされるのか。
>山もジャングルもない中東に居場所は有るのか?
>イランやサウジ、シリアにフセインを受け入れるようなエージェント的勢力はあるのか?

フセイン氏をはじめとしたフセイン政権の中枢が、再び表舞台に出てくることはないと思っています。
「悪の権化」とされてきたフセイン氏を国家として受け入れるところはないはずです。
それは、米国から軍事攻撃を受ける可能性を強く示唆することだからです。


>そもそもエージェントであったなら反米、反メジャー的な振る舞いの意味は何だったのか。
>なぜ、サウジのような親米政権として振舞わなかったのか。
>ただ単に、正味期限切れミサイル処理場がほしかっただけか?
>原油消費をセーブし温存したかったのか?OPECを吹き飛ばす爆弾として。


>首尾よく中東原油を全部米メジャーが手に入れたとして、どう運用するつもりなのか。


米英支配層は、原油利権だけが欲しいという節度を持った欲張りではありません。
米英支配層は、世界全体を自分が最大限利益を追求できるシステム(価値観と制度)で覆い尽くしたいと考えています。

先進諸国や多くの発展途上国にはそのシステムを既に持ち込めていますが、利息取得を禁止するイスラムを基盤とする諸国家には不完全なかたちでしか持ち込めていません。

イラクはそれを実現する活動の端緒として位置付けられたから、サウジのようには振舞わずに反米であるかのように振舞ったと推測しています。
米国が主体となった軍事侵攻がある程度理に叶っていると信じさせるためには、そのような“状況”が必要です。

価格が下がりOPECなどが採掘制限をしているように、原油消費量は供給量に見合わない水準ですから、原油消費のセーブではなく、イラク原油供給量のコントロールであり埋蔵量の温存と考えたほうが合理的です。

OPECは、巷間イメージされているものとは違って、元々石油メジャーに差配されている組織です。
「第一次石油ショック」など原油価格の高騰も、石油メジャーがより多くの利益を得られるために、OPECを唆したものだと思っています。
価格上昇が、原油採掘ロイヤルティを受け取る産油国と世界的に石油製品全般を販売している石油メジャーのどちらにより多くの利益をもたらしたかを考えればわかることです。


>なぜ土壇場で査察に協力的な態度を示し、仏独露を離反させ国連をスポイルした?
>決議をとおせなかったのも筋書き通りか?

参照書き込み:『安保理武力容認決議や幅広い支持にこだわらなかったわけ』
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/885.html

>いったいアフガンではなにをしたかったんだ?どう帳尻をあわせるつもりだ?
>パイプラインはどうなったんだ?イランを処理するまで放置か?

アフガニスタンは、現代でもっとも敬虔なムスリム(タリバン)が政治支配力を握ったことで標的になったと考えています。
タリバン的な勢力がイスラム諸国で次々と政権を握るようになるのは、米英(世界)支配層にとって悪夢です。
そのような“危険な勢力”がそれほど軍事力を保有しているわけではなく、北部同盟という傭兵化が可能な反対勢力があったことで「アフガニスタン侵略戦争」が行なわれたと見ています。

パイプラインはアフガニスタン支配後に実行に移す構想の一つだったはずですが、パイプラインルートがアフガニスタン南部という親タリバン勢力圏を通らざるを得ないことから、実現は不可能だと考えています。

アフガニスタン支配には、イランをイラクと両面から挟撃するためという意図も含まれていたと思っています。

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