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悪魔的策謀の刻印−今次イラク戦争とボーア戦争
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投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 14 日 21:49:29:xnvpUXgHxuDw6

     悪魔的策謀の刻印−今次イラク戦争とボーア戦争

     また書き込みをしたくなっちゃいました。 最近の展開に総毛立つものを覚えましたので。

     今次イラク戦争について、私は最初から「ボーア戦争」を連想していました。 ただ書き込みは避けてきました。 あまりに陰険、陰湿な話になりそうなので、心理的ブレーキがかかっていたのです。
     この場で一枚脱がせて頂きます。

     私が米英軍不撤退について強く主張してきたのは、ボーア戦争が念頭にあったからです。 このため不正確な表現となり、あっしらさんに絞られてしまいました。 しゅん。
     しかし、私はボーア戦争のことを考えるにつけても、どんな無茶苦茶をやろうと撤退なぞしないに違いないと思ったんですね。

     さて、ボーア戦争をなぜ持ち出すのかと言うと、全体構図が似ていることと、登場人物の精神パターンが似ているからことです。
      (私は「地政学」および「主要役者の精神構造」が似ている場合に歴史的アナロジーを持ち出すことにしています。 私は人間の精神のあり方まで想像して分析する「文学」タイプであることをお断りしておきます)。

      英国資本家ロスチャイルド卿その他は、南アフリカボーア人居住地域の黄金を奪取することを計画し、アルフレッド−ミルナー、セシル・ローズに計画遂行をアウトソーシングしました。
      「寄生者」がネオコン−ブッシュに中東平定をアウトソーシングしたのと似たようなものです。
       ミルナー−ローズの思想は、ネオコンと似たようなものだと思います。

       ボーア人は自営農民であり、武装しており、命をかけて不動産を守る構えでした。
       英国軍は、当時のハイテク機器で装備し、南アフリカに侵攻しましたが、戦争が始まると、ボーア人の決死のゲリラ戦に苦戦を続けました。 戦争は予定より長引き、戦費はかさみ、英国内では侵略批判派が力を得てきました。
       放置しておけば泥沼となります。
       このあたりにも今次イラク戦争と似たものを感じました。

       英国は強制収容所を建設し、ボーア人の女子供を次々に放り込みました。 いわゆる近代的な強制収容所のハシリです。 妻子を強制収容所に放り込まれたゲリラは投降しました。
       黄金は英国−ロスチャイルド卿のものとなりました。
       当時は金本位制だったのでその威力は絶大です。

       (寄生者−ネオコン)というものの精神のあり方を理解する上で、ボーア戦争がなぜ大事か、お分かり頂けたでしょうか?
       ネオコンは、寄生者からアウトソーシングを受けているだけの存在であり、失敗したら直ちにお払い箱です。
       他人の命はゴミ以下です。
       ご主人の無茶苦茶な意向を実現できなければ、(多分)自分の命もありません。
       そこで、前代未聞の蛮行を実行して事態を打開するというわけです。
       その蛮行は、普通の人間には想像のつかない独創的、芸術的なものであるほど、仲間うちでは尊ばれるようです。

       今回は、南部シーア派は本気で戦ったようですが、イラク正規軍の主力は本気で戦った形跡がないようです。 奇妙なことです。
       フセイン−ブッシュ合作説まで出ています。

  【「イラク侵略戦争」のこれまで】 「ブッシュ−フセイン合作」の“戦争劇”は終わった http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/865.html 投稿者 あっしら

       私の知識程度では、フセイン−ブッシュ合作説の検証はできません。 せいぜい、ラムズフェルドさんはフセインさんととっても仲よかったね、♡相思相愛♡だったねと思うくらいです。

      ブッシュとフセインとが最初から合作していたのかどうかは良く分からないんですが、結果的に「フセインが国民を売った」のはもはや覆いがたい事実と言えます。

      フセイン配下の共和国防衛隊や警察機構は、ほとんど手つかずのまま残されており、占領軍が使用可能な状態を保っているように思われます。 このあたりも早晩明らかになるでしょう。

       共和国防衛隊や警察機構は、複雑なイラク国内事情や国民の情報をきっちりと握っていることは間違いありません。 その情報こそがフセイン政権の命綱だったからです。
       フセインが結果的にネオコンに売却したのがこの情報です。
       特に重要なのは、戦士達の「妻子」の情報をきっちりと握っていることです。
       フセインは、文字通り売国したようです。
       これによって、イラク全土は、「占領軍政下の強制収容所」と化した可能性があります。 推移を見守りましょう。
       もしそうだとすると、まさしくボーア戦争的結末です。

       ラムズフェルド−ウォルフォウィッツはセシル−ローズを超えた「芸術家」なのかもしれません(きっとそのように自画自賛していることでしょう)。

       ここまで考えて、私は確信しました。
       米国寄生者は不退転の覚悟を持っています。 中東(ドミノ)大戦は、やはり始まったばかりです。 ここまで無茶をやっておいて、イラクだけで終了なんて考えられませんね。
       フセインを「トロイの木馬」とし、一気に中東全域の地図−社会経済体制まで変更するつもりに違いありません。
       
参考:(占領下イラクに対する(合理的政策)と実際の政策との距離?
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/820.html

   ( 中東から資金を絞り出す方法−新妄想陰謀説3
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/882.html
日本から資金を絞り出す方法−新妄想陰謀説4
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/887.html

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