★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産26 > 483.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
【本当か?】対中赤字、実像は半分?(神戸新聞)
http://www.asyura.com/0304/hasan26/msg/483.html
投稿者 最悪! 日時 2003 年 5 月 23 日 07:38:20:LXWeN6KvZfAAo

 日本の対中貿易は、財務省の貿易統計で毎年2兆-3兆円の赤字が続き、中国の輸出攻勢のすさまじさを示す例としてよく挙げられる。しかし、貿易統計では年間1兆5千億円前後に上る香港経由の対中輸出が抜け落ちており、数字のトリックで対中赤字が実際より膨張している面は否めない。(共同)


▽数字のトリック
 貿易統計によると、昨年の対中貿易収支は輸入が7兆7250億円に対し輸出が4兆9800億円で、2兆7450億円の赤字となっている。
 日本の貿易統計で、輸入は「原産地主義」を採用し、日本がどこの国や地域から輸入したかではなく、最初にどこから輸出されたかで集計する。一方、輸出は「仕向け地主義」で、日本から最初にどこへ輸出したかで分類している。
 このため中国から香港経由の輸入は「中国からの輸入」に含まれるのに、香港経由の中国への輸出は「香港への輸出」となり、中国への輸出に計上されていない。香港政府統計局によると、昨年は日本から香港への輸出のうち、1095億5千万香港ドル(約1兆7560億円)が中国に再輸出された。日本の対中輸出にこれを加えると、対中貿易赤字は半分以下の約9890億円に縮小する。
 一方、香港から日本への輸入には、中国から輸出された分が725億香港ドル(約1兆1680億円)含まれている。その結果、日中貿易全体に占める香港経由の割合は輸出で26%、輸入で16%となり、香港経由だけをみると日本側の6千億円近い黒字となる。

▽シェア縮小傾向
 香港は中国返還前から中継貿易の拠点で、港湾貨物の取扱量は昨年も世界一を維持。輸入の80%以上を中国を含む第三国・地域に再輸出する。
 中国でも上海や大連などで港湾整備が進んでおり、香港経由の貿易シェアはやや減少傾向にある。だが、みずほ総合研究所の海老名誠理事は「今後も華南地域の中継貿易基地として香港の重要性は変わらない」と語る。例えば、香港の法人税率の低さは日本企業にとってもまだ魅力的だ。
 海老名理事は「香港に会社を設立し、中国に部品を送って完成品を受け取る委託加工貿易をすると、中国に現地法人を作るより税金が安くなる」と指摘。統計上「香港企業」でも、実は日本メーカーの現地法人というケースが少なくない。


★この記事に対する検証・意見は後日します

 次へ  前へ

国家破産26掲示板へ

フォローアップ:
  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。