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04/29 22:58 新型肺炎絡みで初の暴動 中国・天津近郊でと米紙 外信138
 【ニューヨーク29日共同】二十九日付の米紙ニューヨーク・タ
イムズは、中国・天津の近郊で二十七日、新型肺炎(SARS)感
染者らを収容する施設建設に怒った住民による暴動が発生した、と
報じた。                          
 同紙は、新型肺炎に直接関係した中国での初の住民暴動だとして
いる。                           
 天津から北西約二十キロの村を取材した記事によると、現地の中
学校が先週、突然閉鎖され、収容施設に改造するための機材などが
運び込まれた。天津の感染者らが移送されるとのうわさが広がり、
二十七日夜に住民が押し入って建設中の寝室をめちゃくちゃにした
り、機材を燃やしたりしたという。              
 目撃者によると、集結した住民は約一万人に上り、二十―四十人
が地元警察に拘束された。                  
 地元当局者は同紙に、施設は感染者などを対象にしたものではな
く、患者と頻繁に接触した人や感染地域から来た旅行者のためのも
のだと説明。                        
 これに対して、ある男性住民は「病気を天津市民にさらすのが心
配だというのなら、われわれに対する心配はないのか」と怒りをあ
らわにした。                        
(了)  030429 2257              
[2003-04-29-22:58]
nifty共同通信24時間ニュース
 
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