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カナダとアメリカは、BSE運命共同体 笹山登生の掲示板
http://www.asyura.com/0304/health4/msg/579.html
投稿者 小耳 日時 2003 年 5 月 25 日 22:15:36:

笹山登生の掲示板より転載
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#1742
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●4494 カナダとアメリカは、BSE運命共同体との意見  笹山登生 05/24
http://www.counterpunch.org/greger05232003.html

 上記サイトでは、カナダとアメリカとは、BSE対策については、基本的に同じ状況にあるとしている。
すなわち、抜け穴があるということ、監視が不十分であるということ、保護主義的であるということなどに付いて
である。その意味では、カナダにBSEが発生したということは、アメリカにBSEが発生したのとおなじことであると
している。いまや、アメリカの牛肉消費者は、危機に陥っているとの認識をしめしている。
 ところで、このサイトの中で紹介している2002年1月発表のGAOの報告
http://www.gao.gov/new.items/d02183.pdf
の中では、BSE発生国から輸入の生体牛のモニターの必要性に付いて強調している。
この中で、特に一昨年の日本でのBSE発生時の、日本より輸入の生体牛のモニターに付いてふれている。
日本からの生体牛の輸入は、1993年から1999年にかけて、242頭が輸入され、USDAは、そのうちの214頭の居場所を突き止め、28頭については、なお居場所確認中とのことである。
この居場所を確認できた214頭のうち、24頭はすでにと畜され、また40頭は輸出されていたので、残りの150頭に付いてモニターをはじめた。
この報告書では、生体牛によるBSE汚染の可能性は、危険部位汚染よりは、課率は低いものの、この危険性評価方法に付いて確立すべきものと提言している。
これらの経緯から、今回のカナダよりの生体牛に付いての汚染対応に付いては、日本でのBSE発生時の対応に準じ
て、カナダ産の生体牛のモニターをするとなると、膨大な処理量になるものと思われる。


●4495 よそうに反して遅々として進まない、カナダのBSE牛の生産履歴追跡 笹山登生05/24
http://www.cbc.ca/stories/2003/05/23/madcow_farmer030523

4477で「今回のカナダでのBSE発生は、トレーサビリティ実証のいい機会になるかも知れない」と書いたが、その
後のカナダの動きは、予想に反して鈍いものがある。
これは、耳タッグ認識票によるトレーサビりティシステム導入前にうまれた牛であることなどから、いまだに、こ
の牛の生産履歴すらわかっていないようだ。
上記サイトによれば、今回のBSE牛の持ち主であるMarwyn Peaster さんは、昨年、AltaのLloydminsterのオークションで求めたという。
Marwyn Peaster さんは、5年以上前に、Mississippi から、AltaのWanhamに移り住んできたという。
BSE発生確認後、 Canadian Food Inspection Agencyは、二つのラインから、該当BSE牛の肥育・生産履歴を追跡しているが、木曜日現在、何もわかっていないという。


●4496 大体わかってきた、カナダBSE牛の履歴 笹山登生 05/24
http://www.canada.com/vancouver/news/story.asp?id=B08616A7-C518-4F51-B10C-154E7BA63BB5

上記サイトでは、今回のカナダBSE牛の履歴に付いて、次のように書いている。

1997年4月、SaskのBaldwintonにあるMel McCrea's farm で生まれた。
1998年4月、Lloydminster stockyardをとおして転売され、AltaのTulliby LakeのStanley and Dorothy
Walthouse で肥育された。
1998年11月、SaskのSandy BeachのBryan Babeyにうつり、そこで4年間いた。
2002年8月、AltaのFairview のMarwyn Peasterに売られた。
2003年1月、Marwyn Peasterさんは、牛が立てないことに気づき、この牛を売った。
2003年1月31日、この牛は、Fairview 地区と畜場で、消費に適さないと判断される。
2003年2月、この牛は、と畜され、頭は、研究所にテストのため輸送され、死体は、食用加工され、Prince
George と Fraser Valleyの農家に売られた。
2003年5月22日、Marwyn Peasterさんは、同じ農場にある家畜を、LethbridgeのAnimal Diseases
Research Institute に移送し、と畜後、検査した。
2003年5月、 疑惑の牛の脳組織が、Alberta labで、陽性と判定された。同時に、サンプルが、Canadian
Food Inspection Agencyに、送られ、陽性と判定され、Marwyn Peasterさんの農場は隔離された。


●4499 カナダのBSE牛は、ダウナー牛問題に発展か? 笹山登生05/25
http://www.canada.com/edmonton/edmontonjournal/story.asp?id=5569F4D1-A842-4728-96DD-CDEA797029AE

今回カナダで発生したBSE牛は、足腰が立たないへたり牛−すなわちダウナー・カウであった。
このダウナー牛は、カナダでもアメリカでも、日常茶飯事のごとく現れるが、と畜場にいくことなく、自家処理さ
るか転売され、今回のようにBSE検査にまでいたることはまれである。
上記サイトでは、今回のケースは、その意味では、おそらく、ダウナー牛としては、まれなケースで、BSE判定にいたった例だろうとしている。
そして、ダウナー牛の死亡牛を全部検査すれば、BSEの数はもっと増えるのではないかとしつつも、それを可能とする法律も規則も何もない状態であると言っている。
さらに、このサイトでは、今回のBSE牛の頭が、3ヶ月半も、検査待ちで、フリーザーの中におかれっぱなしであったことは、検査員の不足のためであったためとしている。
また、その間にも、頭を切り離された本体のほうは、飼料加工され、農家に販売されていたという事実を見れば、
二次汚染を防ぐ体制にまったくなっていなかったと、指摘している。

●4500 再-カナダBSE牛の履歴 笹山登生 05/25
http://www.canoe.ca/WinnipegNews/ws.ws-05-26-0006.html

このサイトのほうが、詳しいみたいですね。
ただし、頭以外が、飼料向けに加工され、農家の手に渡っていたという大事な事実部分が、そっくり抜け落ちてい
る。大本営発表でしょうかね。

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