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「アメリカ宇宙軍」の謎(NASAと国防総省) ヘブライの館
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投稿者 赤い瞳 日時 2003 年 4 月 13 日 19:25:09:GayVI8sFc3nbY

(回答先: NASAは怪しい!(http://www2q.biglobe.ne.jp/~ooishi/) 投稿者 赤い瞳 日時 2003 年 4 月 13 日 19:11:39)

No.a3f2005

http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA3F/a3f2005.html


「アメリカ宇宙軍」の謎
(NASAと国防総省)

●1982年9月1日、コロラド州ピーターソン空軍基地において「スペース・コマンド」が編成された。その主要任務は軍事衛星と軍用シャトルの管制で、NORAD司令官のジェームズ・ハーティンガーが宇宙コマンド司令官を兼任することになった。
●それまでアメリカ空軍は、戦略核兵器をコントロールする「SAC(戦略空軍)」、戦術航空作戦を受け持つ「TAC(戦術空軍)」、北米大陸の防衛を司る「NORAD(北米防空司令部)」の作戦部隊を中核に宇宙活動を行なってきたが、その一部が統合強化され、ピーターソン空軍基地航空宇宙防衛センターがその任に当たることになったわけだ。

●更にその後、「統合宇宙司令部(CSOC)」が新設され、その下にコロラドスプリングスの近く、ファルコン空軍基地に本部を置く、第2宇宙軍も編成された。
 ここには、スペースシャトル運用計画センターがあり、軍用シャトルの管理運用を担当。更にASAT(対衛星攻撃)任務を受け持つF15戦闘機部隊も置かれた。

 この組織の発足により、それまで空軍と海軍が別個に進めてきた大気圏外の作戦が統合され、アメリカの軍事衛星群とスペースシャトルの軍事ミッションがより高度に統合管理されることになったのである。

●「スペース・コマンド」の権限を一挙に拡大させたのは、1983年3月にスタートした「SDI(戦略防衛構想)計画」と、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー爆発事故」だったといえる。スペースシャトルの軍事ミッションの遅れを恐れた国防総省は、西海岸のバンデンバーグ基地にスペースシャトル専用の打ち上げ施設を建設し、NASAから宇宙開発の主導権を徐々に奪取。「SDI計画」の名の下で、独自の宇宙開発施設・管理システムを確立した。

●NASAと国防総省の「宇宙開発費」の推移を見てみると、アポロ計画当時のNASAの予算は50億ドルちょっとで、この時の国防総省の宇宙開発費は20億ドル。そしてアポロ計画以降、NASAの予算は少し落ちて70年代後半から再び伸び出したが、同時に国防総省の宇宙開発費も急激に伸び出し、1983年の「SDI計画」の登場を境にして逆転。

 それ以降、国防総省の宇宙開発費はグングン増加し、NASAの予算が「チャレンジャー爆発事故」翌年の1987年度の100億ドルをピークにして減少に転じているのに対し、国防総省の宇宙開発費は約200億ドル付近まで増加し、まだ一向に衰える様子を見せていない。


 
NASAと国防総省の宇宙開発費


●この宇宙開発費の推移から容易に読み取れるように、宇宙開発の主導権はNASAから国防総省の手に移った。「マンハッタン計画」や「アポロ計画」を遥かに上回る人材と資金が投じられた「SDI計画」の推進によって、アメリカの宇宙開発は急速な軍事化が進められたのである。更に、NASAの宇宙プロジェクトが大幅に縮小され、スタッフが大量退職する中、軍人パイロットだけは在籍し続けている。
●もっとも、宇宙開発の軍事化うんぬんと騒ぐ前に、NASAの前身「NACA(国家航空諮問委員会)」は初めから軍事機関として発足したものだし、NASAだって現在も依然として「アメリカ大統領直属の軍事機関」に位置し、その予算は国防総省によって直接コントロールされているわけで、宇宙開発と軍事は切っても切り離せない関係にある。

 もともと米ソの宇宙開発は最初から高度な軍事戦略に基づいた「宇宙軍拡競争」であったし、宇宙開発は軍事力の誇示であり、象徴であった。宇宙での覇権を握れば、軍事的に圧倒的な優位に立てるわけだ。

 スペースシャトルが最初から軍事ミッションを優先にしており、現在に至るまで多数の軍事衛星を打ち上げていることからも、純粋な科学の発展という前に、まずアメリカという国家を守るための国家戦略が優先されていることが伺える。

●結局、「SDI計画」はブラックホールさながらに300億ドル以上という天文学的な額のカネを呑み込み続けただけで、何一つ使途が明らかにされないまま1993年5月に中止されてしまった。

 が、「SDI」は死ななかった。この「SDI」は「BMD(弾道ミサイル防衛)」という名前に変え、ペンタゴンに新設された「弾道ミサイル防衛局(BMDO)」の下に移管され、しぶとく生き残り、現在もアメリカ国民の税金を食い続けている。
 「BMD」の中核には「TMD(戦域ミサイル防衛システム)」や、アメリカ本国を守る「NMD(国家防衛システム)」なるものがあるのだが、中でも「TMD」は日本が参加するのかしないのかで注目されている。もし参加したら数兆円もの日本人の血税がアメリカに流れると言われている。(いずれ再びノドン1号の脅威が叫ばれるかもしれない)

●ところで軍事専門家によると、アメリカ空軍の極秘資料から、現在も宇宙軍の組織が世界的な規模で展開されていることが明白だという。
 最近では、イギリス国防省がイギリス中部の国定公園内に、アメリカ宇宙軍専用の施設を建設し運用するを許可を出し、所変わって日本でも、青森県三沢基地の東端に宇宙軍専用の施設が新設され、アメリカの宇宙軍司令部第73部隊から70名が配属されたという。

   

「アメリカ宇宙軍」と「弾道ミサイル防衛局」のサイトは
「関連リンク集」でリンクしています。


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