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ビル・トッテン氏:No.565 アメリカの危険な正義
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投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 19 日 00:18:50:


From : ビル・トッテン
Subject : アメリカの危険な正義
Number : OW565
Date : 2003年3月17日
 フランス、ドイツ、ロシア、中国の反対にもかかわらず、イラクに対する米英軍の軍事行動は今週中にも始まる見通しだというところまできてしまった。そして日本政府はひたすら「同盟国」という言葉を盾に、アメリカに追随する道を進んでいる。北朝鮮から日本を守ってもらうためには、たとえ理不尽であろうとなかろうと、アメリカを支持する、支持するしかない、ということなのか。 世界情勢が不穏になればなるほど、国家はそれを自覚し、自分の国は自分で守るために防衛を強化するしかない。しかし戦後のプロパガンダにすっかり洗脳されている日本人には、アメリカの真実の姿などまったく見えないのであろう。

(ビル・トッテン)

アメリカの危険な正義

 3月初め、米同時テロの首謀者の一人とされるハリド・シェイク・モハメド容疑者がパキスタンで逮捕されたという記事が報道された。モハメド容疑者は過去10年間に起きた主要な国際テロの多くに関与し、FBIが最重要指名手配テロリストの一人としていた人物である。

非人道的な尋問も

 米国政府は、彼の逮捕がビン・ラディンの行方追及への突破口になる可能性があるとしている。モハメド容疑者の身柄は米側に引き渡されたというが、移送先は明らかにされていない。

 おそらくモハメド容疑者は9月11日以降、米政府が捕らえた数多くのアルカイダとタリバン兵士を監禁している秘密基地のいずれかに移送されるのだろう。アルカイダやタリバン兵士に米国政府が行っている尋問については、人権団体アムネスティ・インターナショナルは以前から問題を指摘していたが、昨年末、ワシントンポスト紙もそれを取り上げた。

 カブール郊外にある米軍バグラム空軍基地にある極秘のCIA尋問センターでは、貨物コンテナがしつらえられ、尋問はその中で行われる。それは「ストレスと拘束」と呼ばれる方法で、黒いずきんや目隠しをさせられ、数時間立たされるか、ひざまずかされ、24時間眠らせないようにしておくという。

 それでも協力しない場合は米国政府や人権団体が捕虜の扱いに問題があると指摘している外国の諜報機関、例えばヨルダンやモロッコなどに移送されるという。

 これについてCIAはコメントを拒否しているが、バグラムのほか、インド洋にあるディエゴガルシア島でも行われているという。これはさまざまな国に対して名指しで人権レポートを作成している米国政府のダブルスタンダードを如実に示すものにほかならない。

 人権団体からの非難に対して、ラムズフェルド米国防長官はアルカイダやタリバンのメンバーは捕虜ではなく「不法な戦闘員」であり、ジュネーブ条約に基づく権利はないと述べ、戦争や武力紛争の捕虜の人道的待遇を定めた1949年のジュネーブ条約を適用しない立場を明確にしている。戦争捕虜でなければ、いかなる尋問方法をとってもよいということなのだろう。

緊急事態マニュアル

 これがアメリカのいわゆる「テロとの戦い」なのだ。テロ行為に対する報復攻撃である米国政府のアフガン侵略は正当な戦争だが、そこで捕らえた捕虜は戦争捕虜ではなく「不法」な戦闘員だからどんな方法で尋問を行ってもよいという理屈である。

 アメリカがアフガニスタンに対して行った、そして近々イラクに対しても行うであろう攻撃は、人類にとって本当に正しいことであると米国政府は信じているのかもしれない。

 それはかつてアメリカ大陸に渡った白人が、インディアンやそのほかの原住民を殺し、搾取し、彼らから略奪することが正しいことだと信じたことと同じなのである。非文明人である白人以外の人間に、文明やキリスト教を押し付けることは、白人の義務である、と。

 米国政府の行動が偽善ではなく、それを絶対的真実だと信じているのであれば、世界はどうしようもないほど危険な場所になる。

 事実、アメリカは極めて危険な場所になりつつある。ホワイトハウスは「アルカイダとつながりのあるグループその他のテロリストからのテロ攻撃の危険が高まっている」と米国市民に注意を喚起し、国民に対して緊急事態マニュアルを提供してテロ攻撃に備えてすべての家庭に3日分の水や食料、ダクトテープなどを備蓄するよう呼び掛けた。

 2月にはテロ攻撃の危険度を示すテロ警戒態勢レベルを五段階の2番目に危険なオレンジとし、3月初め現在、この危険度は3番目の黄色に引き下げられたが、警戒を解かないようにと国民に警告している。

最大の武器保有国

 こうしてアメリカは国内ではアルカイダからのテロ攻撃の準備を進め、イラク攻撃の秒読み段階に入っている。なぜならブッシュ大統領が1月の一般教書演説で述べたように、米国政府は秘密の交信や拘束したテロリストの証言からサダム・フセインがアルカイダも含めたテロリストを援助し保護していることが分かったから、脅威が差し迫るまで待っていられないのだという。

 しかしイラクが大量破壊兵器を開発している「証拠」をアメリカは依然と示してはいないし、イラク武装解除のための査察を行った米国人スコット・リッター氏も大量破壊兵器が残っている証拠はないとしている。持っていないものを証明するほど難しいことはないだろう。

 ブッシュは同じ演説で、イラク攻撃を行うのは世界で最も危険な武器を持っているフセインから抑圧されたイラクの人々を解放することが目的だとも言った。

 しかし世界で最も危険な武器をどこよりも多く保有しているのはアメリカである。アフガン戦争でも小さな核兵器ともいえる劣化ウラン弾を使用した。アメリカが所有する核弾頭は6千発、人類を3回殺傷する能力を保持している。

 他国には人権を主張するが、自国にはそれは当てはまらない国。そしてアメリカに対して向けられる暴力はテロで、広島、長崎を含め他国に対して行う大量破壊兵器の使用は正義であるというアメリカの姿勢こそが、この世界を危険な場所にしているという事実に日本人は気付かなければいけない。

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著作:株式会社 アシスト  代表取締役 ビル・トッテン
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