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Re: アラブ
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投稿者 半兵衛 日時 2003 年 4 月 07 日 10:25:17:QZuADHDuJrTPc

(回答先: アラブ 投稿者 イラクの解放は近い(Aljazeera) 日時 2003 年 4 月 07 日 10:07:37)

「株式日記と経済展望」より引用
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu46.htm

中東の歴史は知らないのでそのまま引用します。


映画 『アラビアのロレンス』 を見ると
腹黒い米英のイラク攻撃の背景が分かる

2003年3月30日 日曜日
ローレンスの亡霊はいまなお、中東の砂漠を跋扈している。ローレンスがアラブの民と共にアカバを紅海を制したことにより、イギリスはアフリカ大陸とアラビア半島を、その間にあるスエズ運河を手に入れた。ローレンスはパレスチナ全土をトルコ帝国の手から解放を約束し、やがて次々とアラブ国家が誕生していったが……。

ギネスが扮したファイサル王子はマホメット直系の子孫であり、四十代目ハーシム家の三兄弟のひとりである。歴史は長男アリはヒジャス国王に、次男アブダラはヨルダン王、三男ファィサルはイラク王にと仕立てていく。ヒジャス国はやがて豪族イブン・サウドに征服されてサウジアラビアとなり、そこには海運王オナシスが入り込んでいた。そのサウド家の長男はインフルエンザで死亡、次男はオナシスと手をつないで石油事業に、四男は暗殺。ちなみにオナシスは、イギリスのチャーチル家、アメリカのケネディ家たちの盟友である。

ヨルダン王となった次男アブダラは暗殺され、その長男のタラールは精神病として追いやられた。その後を継いだフセイン、四度目の妻はアメリカ人である。彼女の父はパンナムの会長、そして石油王国ロックフェラー・ブラザーズの出身である。イラクはどうであろうか。初代ファィサル王は今なお暗殺説が根強い。イラクを継承したカジは交通事故で死亡。その長男ファィサル二世は暗殺され、マホメットの直系はすべて消えてしまった。

ローレンスは植民局の中東部門に配属された。植民局とは、イギリスの植民地として中東を支配する組織である。映画のストーリーにある独立アラブ国家建設とは、矛盾する組織にいたローレンス。だれが呼び寄せたのだろうか。その名はウィンストン・チャーチルである。彼はまたロスチャイルド家のチャーチルとも呼ばれていた。ちなみにスエズ運河株式会社を買収し、所有していたのはロスチャイルド家である。スエズ運河にとって最大の障害はドイツと手を結んだトルコであった。イギリスはアラビア半島のトルコを駆逐するために、アラブゲリラの力を必要としたのである。

さらに、イスラエル建国がそこに綾なしていく。中東はいまなお、もつれた糸である。イギリスが意図的にもつれさせたといってよいだろう。イスラエルは、放浪の民であったユダヤ民族の“約束された大地”である。誰が約束した大地なのだろうか。またアラブの民にとっても、パレスチナは約束された土地だったのである。その約束はキングス・イングリッシュで語られた秘密条約“サイクス・ピコ条約”に、また“パルフォア宣言”から発しているのが、いまなお戦火を引き摺る糸口になっているのである。少なくとも、アラブ半島に燃え続けている幾多の戦火は、大義名分はあれど羊頭狗肉であることを私たちは知るべきであろう。カッコ付けた欲張りどもの分捕り合戦なのである。視点を変えると、英雄ローレンスはうす汚いものに見えてくる。なぜ、砂漠の英雄として描かれたのであろうか……。英雄ローレンスの映画はなぜ、死のシーンから始まらなければならなかったのか……。

英国製のバイクで死んだ『アラビアのロレンス』より

『アラビアのロレンス』という映画はハリウッド資本によって作られたアメリカのプロパガンダ映画であり、監督はイギリス人によって作られている。当然そこにはアラブ人に対する差別や偏見が露骨に描かれている。アラブ人に言わせればとんでもない映画だ。日本の映画ファンは大傑作映画として評価しているし、映画で描かれたストーリーが真実と、ほとんどの人が思い込んでしまうだろう。

『アラビアのロレンス』の映画では、ロレンスはアラブ独立の理想に燃えた純粋な人物として描かれている。しかし本当のロレンスの正体は本などを読んでも不明である。現代で言えば情報局の工作員というべき人物である。だから理想に燃えた純粋な人物とは思えない。おそらく政治的な謀略の裏の裏まで知って活動していたと思われる。そして知りすぎたが故に暗殺されたのだろう。映画では交通事故としているが。

アラブ人にとって不幸であったのは、アラブ諸国の独立がイギリスなどに利用されて独立した事だろう。近代的な武装をしたトルコ軍に対して、イギリスなどから武器などを援助してもらわなければ反乱は起こせなかった。映画ではアラブの反乱軍は金目当ての野蛮な盗賊集団のように描かれている。現代のイラク攻撃も米英のテレビでは、イラク軍はジュネーブ条約を守らぬ野蛮人として報道している。

しかしジュネーブ条約を破っているのは米英軍であり、一方的プロパガンダを世界に流し続けている。アフガニスタンでもイラクでも誤爆と称して一般人を殺害している。司令部では規律を守るように命令を下しているのだが、最前線の兵士達は統制がつかなくなってきているのだろう。敵を速やかに降伏させるには、残虐な手段で敵を参らせるに限る。だから無差別爆撃や広島長崎の核攻撃もジュネーブ条約違反でありながら、米英は平気で違反を犯す。

中東のイラク王国として独立した後も、陰謀術数が渦を巻き、王族は追放され独裁者が政権を握り、すでに20年間も戦争を続けている。その影にはいつも米英の影がちらついている。王国として安定しているサウジアラビアにも、アメリカのネオコンは内乱を企んでいるようだ。今日の「サンデープロジェクト」でイスラエルとアメリカのネオコンの関係をとり上げていた。

その番組において、ハドソン研究所のウォーレン・ウォルヴィック研究員は「アラブは今アメリカに逆らえばどんな目に遭うか学んでいる」と平然と言い放った。さらにネオコンはイラクとサウジアラビアの油田と資産の没収を企んでいるらしい。米英はやりたい放題の事をやりながら、映画では自らを英雄と自賛して、正義の味方として描き、外国人を馬鹿で野蛮な無法者というプロパガンダ映画を作り続けている。「アラビアのロレンス」もそのうちの一つだ。


歴史の裏窓 釈 清吾 教授

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