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【ローマ井上卓弥】ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は20日、法王庁(バチカン)のサンピエトロ広場で復活祭のミサを開いた。法王は復活祭恒例の世界へのメッセージの中で「国際社会の支援により、イラクの人々が母国の復興の主役となることを祈る」と述べ、イラク戦争後の再建に国連や国際社会が幅広く関与することの必要性を訴えた。
国連安保理決議を経ない米英の対イラク武力行使について、法王は一貫して反対を唱えてきた。復活祭のメッセージには、国連や武力行使反対諸国の役割を排除しようとする、ブッシュ米政権の独占的なイラク再建構想へのけん制の意味もあるとみられる。
一方、法王はキリスト教の聖地で続くイスラエル・パレスチナ衝突について「国際世論の沈黙と無視の中で、過去の戦争を忘れた長引く敵意が死傷者を生み続けている」と語り、両者の憎悪の連鎖に終止符を打つよう重ねて呼びかけた。
[毎日新聞4月21日] ( 2003-04-21-10:07 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030421k0000e030010000c.html