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【バーレーン=岐部秀光】イラクの暫定統治機構樹立に向けた反フセイン各派は28日、首都バグダッドで二回目の会合を開いた。米復興人道支援室(ORHA)のガーナー室長が座長を務め、複数のメンバーによる集団指導体制や早急な治安回復策などが協議され、新政権づくりへの本格的な動きが始まった。
 会合には、15日に南部ナシリヤ近郊で開いた第一回会合に続き、米国防総省に近いとされるチャラビ氏が代表を務めるイラク国民会議(INC)や、クルド人組織などが参加した。また第一回会合をボイコットしたイスラム教シーア派組織、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI、本部テヘラン)が初めて代表を送った。AP通信によると会合では、1人の指導者を選ぶのではなく複数のメンバーによる評議会をつくる可能性について協議した。米政府はイラクの暫定統治機構を当初予定から前倒しして5月末までに樹立する方針とされる。並行して各省庁の機能を早期に回復し、徐々に権限をイラク人に移譲する手はずだ。ただ、新政権づくりは難航も予想される。  (23:51) 
 
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