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イラク戦争:戦闘終結宣言 ブッシュ大統領の演説の要旨  [毎日新聞]
http://www.asyura.com/0304/war33/msg/505.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 02 日 21:33:20:

(回答先: イラク戦争の戦闘終結を宣言、ブッシュ米大統領 [asahi.com] 投稿者 ひろ 日時 2003 年 5 月 02 日 12:08:15)


 【北米総局】ブッシュ大統領が米空母エイブラハム・リンカーン艦上で1日行った演説の要旨は次の通り。

 リンカーンの乗員諸君、米国民のみなさん、イラクでの主要な戦闘は終結した。イラクでの戦闘で、米国と連合国は勝利した。現在、連合軍はイラクの治安維持と復興に務めている。

 我々は自由と国際平和のために戦った。米国と連合国はこの成果を誇りに思っている。これを達成したのは米軍の諸君だ。諸君のおかげで、米国はより安全となった。諸君のおかげで、暴君の政権は崩壊し、イラクの市民は自由になった。

 イラクの自由作戦は、敵が予測できないほど正確にかつ迅速に、さらに大胆に遂行された。これほどの戦いは世界もかつて経験したことがない。我々の航空機やミサイルは敵師団や敵陣地を正確に叩いた。海兵隊や陸軍は350マイルもの距離を進軍し、歴史上まれに見る速攻だった。諸君は世界に対し、米国の軍事的技術と力を見せつけたのだ。

 米国は、攻撃に賛同した世界中の友好国に感謝する。困難な戦闘を分かち合った英軍、オーストラリア軍、ポーランド軍に感謝する。米国は、連合軍を暖かく出迎え、祖国の解放に参加したイラク市民に、そして軍服を身に着けた全ての米兵に感謝する。

 ノルマンディ作戦の大胆さ、硫黄島での高い勇気、そして敵を同盟に変えた気品と理想主義が全面的に示された。イラク市民が我々の兵士の顔を見つけた時、彼らは強さと優しさと正しい意志を見た。米軍の兵士を見ると、我々の国の最善の姿がみえる。私は最高司令官であることを誇りに思う。

 (フセイン大統領の)銅像が倒される映像で、私は新しい時代の到来を目撃した。ナチズムのドイツ、日本帝国主義の敗北で、同盟軍は町を完全に破壊した一方、戦闘を始めた敵の指導者は最後の日まで生きていた。今日、我々は、危険で独裁的な政権を壊すことによって国民を解放するために巨大な力を持つ。新しい戦術と正確な兵器によって、我々は市民に対する直接的な暴力を行使せずに、軍事目的を達成できる。

 喜ぶイラク国民の映像で、われわれは年齢を超えた人類の解放をみた。ウソと暗示の数十年はイラクの人々に暴君を愛すようにさせ、自らを奴隷化することを望ませた。しかしすべての人々は、食料や水や空気を必要とするのと同じように自由を必要とする。自由は到来するすべてのところで、人間らしさが喜ばれるのだ。

 イラクの戦いは、01年9月11日から始まったテロとの戦いののひとつの勝利だ。そして戦いは続いている。我々の町を殺戮現場に変えることによってテロリストらは彼らがこの国の強固な意志を壊すことができると信じた。しかし、彼らは失敗した。

 アフガニスタンの戦いでは、我々はタリバンと多くのテロリストを殺し、彼らの訓練キャンプを破壊した。我々はアフガンの人々が道路や病院を再建し、すべての子供たちに教育を授けるのを助け続ける。だが、我々には危険な仕事も残っている。今のこのときにも、第82空てい部隊による特殊部隊の作戦が、テロリストとアフガンの自由な政府を転覆させようとする者らと戦っている。我々は始めた仕事は終わらせる。

 パキスタンからフィリピン、「アフリカの角」の地帯まで、我々はアルカイダを追い詰めている。19カ月前に私は、テロリストは米国の粘り強い正義から逃れられないと宣言した。現時点で、アルカイダ幹部のほぼ半数が拘束されたか殺害されている。

 イラクの解放はテロに対する戦いの中で、致命的に重要な前進だ。我々はアルカイダの仲間を取り除き、テロの資金源を断った。確かなことは、テロリストはイラクの体制から大量破壊兵器を得ることはできない。その体制がすでに存在しないからだ。

 世界を変えたこの19カ月の間、我々慎重な行動を取り、防衛を主としてきた。我々は同時多発テロの被害者を忘れない。被害者からの最後の電話、冷酷な子供の殺害、がれきの中の捜索。この攻撃により、テロリストとその支持者は米国に戦争を宣言した。

 テロに対する我々の戦争は、私が明示した原則に沿って行なわれている。

 まず、米国にテロ攻撃を行なったり、計画している者は米国の敵となり、米国の正義の標的となる。

 テロリストを支持、守り、かくまう者、組織、政府は、無辜の人々の殺害を共謀しており、テロ犯罪での有罪に等しい。

 テロ集団との関係を持ち、大量破壊兵器を追求または所持する者は、文明世界への重大な脅威であり、(我々に)直面することとなる。

 最後に、アラブ世界を含め、この世界で、自由のために働き、犠牲を払う者は誰もが米国の忠実な友である。

 我々の自由への決意は、米国の伝統だ。この伝統は、建国のときに宣言され、フランクリン・ルーズベルト大統領の「四つの自由」によって確認され、トルーマン・ドクトリンで、またレーガン大統領の悪の帝国(ソ連)への挑戦で示された。

 我々はアフガン、イラクの自由、平和なパレスチナの実現を決意している。自由の増進こそテロのアピールを覆す最も着実な戦略だ。自由が根付く所では、憎悪が希望に変わり、人々はより平和で、よい生活を求める。米国の価値観と利益はこの方向と一致している。我々は人類の自由のために立ち上がっているのだ。武力行使は最後の手段だ。だが、我々の国家には使命がある。すなわち、我々は安全への脅威に対して応え、平和を守ることだ。

 我々の使命は続く。アルカイダは傷ついただけであり、破壊されていない。テロは今でも世界で活動している。危険な兵器の拡散は重大な脅威として存在し続けている。我々は前例にない手段で本土を守り、敵が我々を攻撃する前に敵を追い詰め続ける。

 テロとの戦いに終わりはない。最終的な勝利はいつになるか分からないが、流れは変わった。テロリストによるどのような行為も、我々の決意をくじくことはできない。

 歴史上、他国の領土で戦ったのち、その地にとどまって占領した国々もあるが、アメリカは違う。諸君は我が家に向うのだ。新しい家族に迎えられる兵士もいることだろう。この戦闘で、諸君が乗船している間、150人の赤ん坊が生まれた。諸君の家族は君たちを誇りに思い、米国は君たちを温かく出迎える。

 祖国に生きて帰れない者たちもいるが、彼らの最後の行為は、他者に自由をもたらすための悪との戦いだった。諸君は祖国を、無実の人々を守ったのだ。あなたたちはどこに行こうとも、希望のメッセージを携えている。それは古くからあり、今でも新しい。預言者イザヤの言葉だ。

 ――とらわれ人には出でよ

 ――闇に住むものには身を表せ(自由になれ)<イザヤ書49章9節>

諸君と米国を祝したまわんことを。 

[毎日新聞5月2日] ( 2003-05-02-14:30 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030502k0000e030076000c.html

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