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産油国イラン西部のクルディスタン州で、イラク戦争を機に、隣国イラクのクルド人自治区から低価格のガソリンが密輸され始めている。７日付のイラン経済紙アブラレ・エクテサディが伝えた。
密輸ガソリンの値段は１リットル当たり２００リアル（約３円）。イラン国内価格の３分の１以下で、次第に売れ行きが上がっているという。
クルド人自治区には小規模の油井しかなく、従来、同自治区内のガソリン需要は、フセイン政権からの買い入れやイランからの密輸などでまかなっていた。
密輸ルートが「逆転」したのは、フセイン政権の崩壊で、自治区内にもガソリンが大量に出回るようになったためと見られている。（テヘラン支局）
(2003/5/8/15:13 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030508id05.htm
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イラク、石油製品輸入へ 生産進まず供給不足で ［ロイター］
イラク石油省高官は７日、イラク戦争のダメージで国内の原油生産が停滞しており、国内供給に不足が目立っているとして、ガソリンと液化ガスを来週から輸入することを明らかにした。現在の生産稼働率は戦争前の３５％にとどまっている。
同高官は「あくまでも生産が回復するまでの一時的な措置」と強調した。輸入量や輸入先については明らかにしなかった。
現在、イラクでは供給不足のため、ガソリンの市場価格が戦争前の１リットル１００イラク・ディナール（ＩＤ）から１０倍に急騰。家庭の料理などに使う液化ガスは１００倍にも跳ね上がり、市民生活を圧迫している。
同高官によると、イラクでは北部、中部、南部にある３大石油精製施設のうち、中部だけが１０日前から稼働を始め、北部と南部は６日に操業を始めた。だが略奪による機材の喪失や技術者の不在で思うように生産再開は進んでいない。
(05/07 19:39)
http://www.asahi.com/international/update/0507/010.html
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国連、イラクの穀物３割は「無傷」 ［日本経済新聞］
【ミラノ＝小林明】国連食糧農業機関（ＦＡＯ、本部ローマ）がまとめたイラク国内の穀物生産調査によると、戦争の被害を免れた国産穀物は年間生産量の30％にあたる50万トンにとどまる見通しだ。またヨルダンやトルコなど周辺国経由の食糧支援が本格化したことも明らかにした。
同調査によると、イラク北部のアルビル、ダフーク、スライマニアなどの大部分の農家が戦争の被害を受けずに数週間内に春物小麦などの収穫を開始できると指摘。ただ交戦が激しかったイラク中・南部での収穫予測は流動的で、170万トンの年間生産予測が大きく悪化する可能性がある。
特に中部、南部の穀物生産はかんがい施設に大きく依存しており、ガソリンの価格が開戦前より50―75％上昇するなど状況は楽観できないという。また国内の流通経路が戦争の影響で寸断されたままで、穀物以外にも畜産物や野菜の値上がりが深刻化している。 (21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030507AT2M0702607052003.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。