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Microsoft、「Jupiter」BizTalk Server 2004のβ1を公開
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投稿者 転載 日時 2003 年 6 月 03 日 21:35:13:

Microsoftの統合ビジネスアプリ、BizTalk Server 2004の最初のβ版が公開された。「Jupiter」の第1段階となるこの製品の詳細が明らかになった。


 Microsoftは6月2日(米国時間)、BizTalk Server 2004の最初のβ版を公開したことを明らかにした。これは、統合ビジネスアプリケーション用のソフトウェアを提供する「Jupiter」プロジェクトの第1段階となるものである。

 BizTalk Server 2004はJupiterの基礎部分となる。Jupiterは、昨年Microsoftが発表したプロジェクトで、BizTalkを同社の他の「E-ビジネスサーバ」製品であるCommerce Server、Content Management Serverと統合するものだと、同社でE-ビジネスサーバのグループ・プロダクト・マネジャーであるデビッド・ワスチャ氏は説明する。BizTalk Server 2004のβ版はダラスで開催されているMicrosoftのTechEdで発表された。

 BizTalk Server 2004はBizTalk Server 2002のアップグレードで、企業においてバラバラになっているアプリケーションを統合する目的で作られたものだ。IBM、webMethods、Tibco Software、SeeBeyond Technology、BEA Systemsらの製品と競合する。

 調査会社のGartnerでは、統合ソフトウェア市場の昨年の市場規模はおよそ17億ドルとみており、2003年には6から8%の伸長を予測している。MicrosoftはBizTalk Serverの顧客数は全世界で約2300だと主張している。

 MicrosoftがJupiterで達成しようとしているのは、ビジネス統合ソフトウェアの複雑さを低減することだ。この点に関しては、Microsoft自身もライバル各社も、これまではだらしなかったとワスチャ氏は認めている。

 BizTalk Server 2004で強化されたポイントとしては、BPEL4WS (Business Process Execution Language for Web Services) のサポート、自社の包括的開発環境であるVisual Studio .Netの内部で動作する開発ツールが挙げられる。

 「以前は、別個の開発ツールがたくさん存在したが、共通のデバッグツールがなかった。今度のバージョンでは、デベロッパーはVisual StudioをBizTalk Serverの開発に使うことができる」(ワスチャ氏)。

 BizTalk Server 2004の新機能としては、Microsoft Officeシステムにおけるデータ収集ソフトであるInfoPath、表計算ソフトのExcelとの統合もある。ユーザーはこれらのアプリケーションからバックエンドのデータソースにアクセスすることが可能になるとワスチャ氏。

 さらにワスチャ氏は、BizTalk Server 2004のその他の機能としてシングルサインイン、ワークフローエンジン、ビジネス・ルール・エンジンがあると説明する。これらの機能はJupiterの他のコンポーネントに使われ、遅れて提供されるという。

 Microsoftはわずか2、3年前に、遅れて参入したにもかかわらず、統合ソフトウェア市場では大きな前進を遂げていると、Gartnerの副社長でありフェローでもあるデビッド・マッコイ氏は評価する。

 「こんなことを言うことになるとは予想していなかったが、Microsoftはようやくビジネス・プロセス・マネジメントを理解しはじめていると考えている」とマッコイ氏は語る。「すべてのベンダーの方向性は一致しており、Microsoftはそのトレンドにうまく乗っている。これはまだJupiterの最初の実装に過ぎないが、感心している。Jupiterの真価は、すべて出そろってからになるはずだが、それは大きな脅威となるだろう」(マッコイ氏)。

 BizTalk Server 2004の最終バージョンは今年の年末に予定されているが、Jupiterの2番目の実装を提供するにはもう少し時間を要するだろうとワスチャ氏は予想する。

 「われわれは2004年と2005年が第2段階だと見ており、そこではコマース、コンテント、ある程度のポータル機能、そしてSharePoint Portal Serverとの緊密な統合が行われる」とワスチャ氏。

 Microsoftが最初にJupiterを発表した時、同社は第2段階の製品は来年前半に提供されると述べていた。

 BizTalk Server、Commerce Server、Content Management Serverは現時点では別個の製品として販売されている。BizTalk Server 2004がBizTalk Server、Commerce Server、Content Management Serverの将来バージョンの基礎部分になることで、Jupiter統合プロジェクトの結果、ユーザーは必要としないソフトウェアまで購入を強要されるという問題が浮上してくる可能性もある。

 「製品をどのようなパッケージにするかということは決定してない。しかし、Microsoftからコンテント・マネジメント・ソフトウェアを購入しておけば、必要とするソフトウェア以外を買う必要はない」とワスチャ氏は説明する。

 Gartnerのマッコイ氏は、顧客が目的のソフトウェアを得るために不要なソフトウェアまで購入したくはないという問題を、Microsoftは認識していると信じている。

 MicrosoftはHost Integration Serverがどうなるかということに関しては、まだ決めていない。Host Integration Serverは現在、E-Business Serverポートフォリオの一部となっている。これはBizTalk Server 2002の補完的製品だが、この機能が他の製品に統合されれば、製品としては消え去る可能性もある、とワスチャ氏は示唆する。

 「JupiterにはHost Integration Serverの機能の一部が含まれている」とワスチャ氏は指摘する。マッコイ氏は、なぜHost Integration Serverが別個の製品として存在するのか、「いつも不思議に思っていた」と指摘する。

 BizTalk Server 2004のβ1はMicrosoftのウェブサイトからダウンロード可能だ。このソフトウェアはTechEdカンファレンスの参加者に配布されたとワスチャ氏は述べている。

[Joris Evers,IDG News Service]

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