★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ27 > 215.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
●「武富士恐喝」捜査は警察のパンドラの箱
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/215.html
投稿者 力なき市民 日時 2003 年 6 月 04 日 22:54:08:

以下は転載ですが一つ気になった点がありましたので、どなたかおわかりになるようでしたら、教えて下さい。
大塚万吉という人物が逮捕されたようですが、本名、趙万吉というこの人物が何か引っかかりました。
オウム事件でたびたび出てきた人物ではなかったでしょうか?
万吉という名前だったのは覚えているのですが、苗字が大塚だったかどうか定かではありません。
本人だとすれば重要人物だったはずです。
私の勘違いであれば、お詫びいたします。


■Weekly Mail Journal■2003/6/4 No.186
--------------------------------------------------------------------------------
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2003/6/4 No.186    週刊メールジャーナル  読者数11978人(前回)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(お断り)
(1)訂正とお詫び: 本誌5月21日付184号の記事中、関西相銀とある
のは福徳相銀の誤りでした。訂正してお詫びいたします。
(2)読者が急増しています: 本誌は読者のご意見・お励ましを発行継続の
エネルギーにしています。いただいた貴重な情報は、裏取り取材のうえ記事に
活用しています。そのため、たとえ遅くなってもお礼、ご返事を差し上げてい
ますが、急増しているメールのためさらに遅れている現状です。お許しくださ
い。前項訂正も読者からのご指摘でしたが前号での訂正を失念しました。お詫
びします。

●「武富士恐喝」捜査は警察のパンドラの箱
(会員制経済情報誌『現代産業情報』6月1日付・485号より転載)

 警視庁は5月19日深夜、消費者金融最大手「武富士」元社員の中川一博
(42歳)ら4容疑者を、恐喝未遂容疑で逮捕した。

 武富士の内部情報をネタに、同社から1億円を脅し取ろうとしたーーとの容
疑。

 逮捕者の中にはマスコミや警察、検察関係者もその個人事務所に出入りして
いた大塚万吉こと趙万吉容疑者(53歳)も含まれている。

 不良社員で、組織に離反した中川容疑者が、“身の安全の担保”として資料
を持ち出して、大塚容疑者のもとに持ち込み、大塚容疑者がこれを使って武富
士に揺さぶりをかけたというのが容疑の構図である。

 資料を持ち出されたと気付いた武富士側は、中川容疑者を窃盗罪で新宿署に
告訴。ところが警視庁本部は、なんと殺人など凶悪犯の捜査に当たる捜査1課
の1個班を新宿署に投入して、武富士の告訴事件の捜査に当たらせたのだ。

 この時点で、大塚容疑者側から武富士への揺さぶりが始まっており、恐喝罪
適用がその視野にあったということもあるが、それ以上に大塚容疑者に渡った
「資料」の中身が、警視庁を刺激したというのが真相だ。

 「資料とは、平成8年から12年にかけての中元、歳暮として武富士がばら
まいたビール券の枚数と警察官の名前のリストです。さらに、ビール券を配る
にあたっての武富士会長の指示をまとめたメモ、警視庁の警察官が流したとみ
られる日本青年社幹部の個人カードや犯歴用紙が含まれていました」(関係者)

 “ビール券リスト”には、新宿署長だった寺尾正大氏をはじめ、警視庁本部
の刑事部、公安部各課の幹部、警察庁の暴対幹部、京都府警の刑事らの名前が
ずらりと並び、それぞれに「総会屋に関する情報源」「○○に関して当社に協
力してくれた警察官」……と、“職務権限の行使の内容”が記されているのだ。

 ビール券数十枚から百数十枚とはいえ、消費者金融からそのような“利益供
与”を受けている証を、警視庁や警察庁が封印しようと焦ったことは想像に難
くない。

 だが、警察当局の目論見は崩れる。大塚容疑者側から資料の一部が、反警察
ジャーナリストに流れ、一部週刊誌に掲載されてしまったからである。

 大塚容疑者逮捕後も、佐藤英彦警察庁長官は記者会見で、武富士との関係を
質され、「不適切な関係があれば厳正に処罰したい」と述べざるを得ないとこ
ろにまで追い込まれた。

 警察という特殊な組織において、トップが公約したことは覆せない。警視庁
と警察庁の監察は現在、リストに名前が挙がった現職警官全員から事情聴取を
実施中だ。

 個人の犯歴カードが流出している以上、地方公務員法違反などでの懲戒処分
は避けられない状況である。

 関係筋によれば、「処分者は20人以上にわたる恐れがある」という情報も
ある。

 今回の武富士問題で、はからずも露呈した警察との癒着問題であるが、実は
根深い構造がある。

 「消費者金融は個人の信用情報に負う商売。個人情報を蓄積している最大の
機関である警察とのパイプがあれば、犯歴など一級の情報を入手することがで
きる。一方で警察にとって消費者金融は、事件で浮上した容疑者の借金情報を
照会する裏付けルートなのです。しかし、相手が警察とはいえ、消費者金融が
顧客の情報を漏らすことは許されない。そういう両者がお互いの利益を補完し
あう形で癒着していたのが、今回の警視庁と武富士の問題でしょう。逮捕され
た中川容疑者は、実は警察からの照会窓口だったという情報もあります。また、
武富士には、以前警察OBも勤務しており、これらの関与も洗われているよう
です。」(関係者)

 大塚容疑者には、赤坂署ゲーム機汚職で警視庁を追われた元捜査4課刑事の
人脈が連なっている。

 大塚容疑者からジャーナリストに提供された資料はごく一部で、まだ明らか
になっていない大量の資料が「大塚人脈」の警視庁OBのもとで保管されてい
るともいう。警視庁は「パンドラの箱」を開けてしまったのだ。

 「報道側」も、関係者が逮捕されていることで「恐喝」などへの加担の可能
性は少なくなったものの、保護されるべき「内部告発」による問題表面化では
ないだけに、取り扱いがかなり難しくなるだろう。

 また武富士側も、新たなスキャンダルを生み出すような怪しい対応はやるべ
きではない。


●私はなぜいま武富士告訴に踏み切ったのか
 武井保雄武富士会長等、刑事告発記者会見の顛末
      メールマガジン『東京アウトローズ』編集長・週刊誌記者
                             山岡俊介

 5月30日、私は日本弁護士会館会議室で記者会見を行った。
 
 この記者会見に先立つ27日、私は森田文行弁護士、ジャーナリストの寺澤
有氏(警察や検察など権力汚職を暴く第一人者)、野田敬生氏(元公安調査庁
キャリア。同じく公安警察を始めとした権力犯罪に鋭く切り込んでいる)と警
視庁北沢警察署に出向いた。

 それは昨年9月、私のもとに元武富士社員中川一博氏が同社の内部資料を持
って飛び込んで来たことに始まったのである。

 資料は、同社が横浜の探偵会社に依頼し、私の自宅電話を盗聴していたこと
を示す録音テープ、探偵会社に支払った領収書、社内稟議書のコピーなど関係
書類と証拠品一式であった。

 それから8カ月。、私はようやく、同社と武井会長および探偵会社を訴える
べく、告訴状などを持参して警察署に出向くことになったわけだ。

 もっとも、警察はどんな犯罪についても直ちに受理することはない。とくに
武富士の武井会長が被告人となればなおさらのことだ。

 というのは、同会長が東証1部上場企業のオーナーという、高い社会的地位
にあるからだけではない。

 実は、これに先立つ5月15日と21日、参議院の「個人情報の保護に関す
る特別委員会」では、武富士と警察との癒着を物語る「お歳暮リスト」、「前
科カード」など、武富士からとみられる“流出”資料が取り上げられ、大問題
になっていたからである。

 前出の中川氏が持ち込んだ内部資料のなかには、これらの資料も含まれてい
たのである。

 そしてこのようななか、5月20日(19日深夜=編集者注)には、ことも
あろうに、中川氏が、武富士に対する恐喝未遂事件の共犯容疑で逮捕されると
いう事態が起きた。

 中川氏が資料を持ち出し、“流出”させていたのは昨年のことと思われる。
私もまた、この事件の関係では、5月23、24の両日、合わせて20時間近
くにわたり警察から事情を聞かれていたのである。(のち、6月1日にも約3
時間聴取)

 このような前後関係からしても、中川氏らの逮捕には、“口封じ”の意味合
いがきわめて強い、政治色の濃い背後の意図があることは明らかだ。

 それだけに、関連した盗聴疑惑の告発事案を受理するかどうかの判断には、
警視庁本庁が関与するのは当然で、なおのこと1警察署で決められるわけがな
いのだ。

 このような流れの延長線上での記者会見だっただけに、会見場には、テレビ
局は東京キー局のすべて、新聞社も全国紙はすべて集まった。60部用意した
資料コピーはたちまち足りなくなってしまった。

 会見では、こうした経緯を話すとともに、会話を盗聴した録音テープを披露
した。そのときは会場がシーンとなったことは言うまでもない。

 記者からは、なぜこの時期になっての告訴・会見なのかという質問が出た。
資料を入手したのは昨年なのに、恐喝未遂事件で私が事情を聞かれた後という
のは、武富士側が同社のホームページで主張するように、「逮捕逃れの茶番劇」
ではないのか、という意味だった。

 しかし答えは単純明快。貧乏人の私には、重い弁護費用がどうにもならない
状況だったのだ。森田弁護士が無料で引き受けてくれるまで、少しでも安くな
らないかと、幾人もの弁護士と相談している間に日が過ぎてしまったわけだ。

 それが真実である証拠に、森田氏に始めてお会いしたのは、恐喝未遂事件よ
り前、4月15日のことであった。(最初の逮捕者が出たのは4月20日)

 武富士と警察との癒着を物語る内部資料とは、具体的には、各警察署の誰に
どれだけの枚数のビール券が、そして時計何個が配られ、しかも何の謝礼かと
いう備考欄には、「前科照会」といった記述もあったのだ。

 さらに、その前科照会を裏付ける資料もある。消費者金融の支店長になるた
めには、現金を扱う性格上、前科が無いことが条件になっており、武富士とし
ては何としても入手したい個人情報なのだ。

 一方、武富士側が、警察署上司が部下を把握するため、各署員の消費者金融
利用状況を照会してあげていると見られる資料もある。

 この個人情報は、借り入れ目的以外の利用は不可であり、発覚すれば照会停
止処分を受ける。

 こうして見てくると、私がターゲットにされた盗聴事件の背後には、とてつ
もない闇が見え隠れし、中川氏逮捕は、「第2の三井事件」の様相が色濃い。

 三井事件とは、検察の裏金づくりの実態を現役検事だった三井環大阪高検公
安部長(当時)が告発しようとした直前の昨年4月、微罪で逮捕されてしまっ
たというもの。これが“口封じ”なのは誰の目にも明らか。“中川事件”はそ
の警察版ともいえそうなのだ。

 さて、私の刑事告訴に対して、武富士はといえば、同じ30日、同社ホーム
ページで、誣告罪で北沢署に刑事告訴すべく、手続きに着手したとしている。

 しかし、真実は私の方にある。もし、北沢署が私の告訴を受理しなかった場
合(その結論にはあと1〜2カ月を要するとみられる)、それは政治圧力に屈
したと私は判断せざるを得ない。

 現在、続いて武井会長等を被告に、同じ通信事業法違反で民事訴訟も提起す
べく準備している。

(編集後記)
 筆者 山岡俊介氏の発行するメールマガジン『東京アウトローズ』のURL
は次のとおりです。 http://www.tokyo-outlaws.org

 会員制(個人、法人)経済情報誌『現代産業情報』を購読のご希望は本誌が
お取次ぎいたします。

 今国会で成立した個人情報保護法は、本誌が繰り返し指摘しているように、
国民個人の知られたくない情報を守るためには、あまりにも無力であることを
この事件はまたも証明しています。
___________________________________
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。( http://www.mag2.com/ ) 配信を希望または中止されたい
方はこちらでどうぞ。 http://www.mail-journal.com/touroku.htm
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 週刊メールジャーナル 2003年6月4日 第186号(水曜日発行)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
  〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル303
ホームhttp://www.mail-journal.com/ メールadmin@mail-journal.com
転載・再配布等には事前にメールジャーナル社に許可をお取り下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 次へ  前へ

Ψ空耳の丘Ψ27掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。