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世直し老人党! [東京新聞] 
http://www.asyura.com/0306/bd28/msg/355.html
投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 05 日 19:00:27:WjxaaVdW72Wrk

初の顔合わせで熱い議論
 政権交代へ本格始動か−。インターネット上で“党勢”を拡大している「老人党」は四日、東京・有楽町で初の世話人会を開き、活動方針や党の在り方をめぐって熱い議論を展開した。同党提案者で精神科医のなだいなださん(74)は「(ネット上の)バーチャル(仮想)だけではもったいない。この勢いで日本の政治を少しでも変えよう」と呼び掛けた。

 「私はマッチをすっただけ。今の自民党政治に対する怒りのガソリンが世の中に満ちている」

 会合の冒頭、なださんは今年四月の老人党旗揚げ以降、ホームページの掲示板にアクセスが殺到、党勢拡大に火がついた理由をこう表現した。

 ■29歳から86歳…車座になって

 続けて「私たちのやっていることは筋書きのないドラマ。何もやらなければ、何も起こらない。掲示板だけでなく、全国から手紙や電話で、今の政治、世の中をどうにかしたい、じっとしていられないという声が届いている」と、これまでの手応えを強調した。

 この日、有楽町・電気ビル二十階の小さな会議室には、東京都や川崎市などから約三十人が集まった。元ローカル紙編集者、主婦、エンジニア、弁護士、会社員、作家…。年齢は二十九歳から八十六歳まで、お互いの顔を見るのは今回が初めてだ。なださんの提案で、会議は車座になって進められた。これまでインターネットの掲示板というバーチャル世界で平和や福祉の問題を中心に政策論議を展開してきた。政治的スタンスは多様だが、ともかく“何かを言いたい熱い人たち”だ。

 「ハンドルネーム(掲示板上の名前)だけではリアルな感じがしない。何人かが実名を明かして集まろう」(なださん)と今回の世話人会が実現した。

 当初、埼玉県知事選や総選挙への対応が話し合われることも予想されたが、基本的な党の活動方針をめぐって議論が沸騰。さらにはパソコンを使えない高齢者たちの意見集約方法、マスコミへの広報態勢の確立などが中心となった。

 ユニークな意見も多く、「私は軽薄で、心情的にはどちらかといえば右翼なのですが、今の自民党政権の予算の使い方を見ていると許せない。政権を代えるには、究極的にはテロしかないと思うのだが、現実的にはなださんの意見に賛成なので参加した」という男性もいれば、「もっと世論に訴えないと、選挙に勝てない。早く全国に支部設立を」と現実の選挙を想定し、はやる気持ちを抑えられない参加者もいた。

 会場には、先の東京都知事選で「軍国おじさん」の対抗馬として立候補、落選した評論家の樋口恵子さんも姿を見せ、「なださんのちょっとアナーキーで、いいかげんなところが好き」とエールを送っていた。

 会合を終えて、なださんは「やっぱり、顔を見て話すと本音が分かる。また、開きたい」と満足そうに答えた。

 このほか、参加者の声を挙げると−。

 東京都世田谷区の高橋清文さん(65)は「老人は看板や金がなくても、知恵や経験がある。年金生活者のような無欲な人が立ち上がらないと社会がむちゃくちゃになる」。続発する少年犯罪を「子どもの反逆」と位置づけ、「人間は感性の動物で知らず知らずのうちに社会の悪い所を身体で感じとっている。子どもは親の背中、社会を見ている」。

 今後の活動方針として高橋さんが提唱するのは「週一回とか、定期的に記者会見して具体的な提言を発信する」ことだ。「ともかく行動だ。十数年、不満はうっせきしている。老人党が導火線に点火することで、世直しのための連続爆破を起こしていけばいい」

 ■「団結しないと世直しできぬ」

 高齢社会を良くする女性の会の運営委員を務める野中文江さん(60)は「今の世の中、高齢者は黙っていればどんどんすみに追いやられて、海に飛び込めという感じじゃないですか」と訴える。「党とついている以上、具体的に一人でも二人でも政治家を通じて意思を反映することも必要じゃないですかね」

 八王子市から来た事務機器販売業石田章さん(63)は「小泉さんは痛みに耐えて、とか言っているけど年金問題を見ても結局、老人、弱者いじめ。横暴を極めている」と指摘する。「老人をホームに入れれば解決という世相は、本当にまともか。世直しは団結しないとできないから今日は来た」と鼻息は荒い。

 基礎医学を学ぶ大田区の女子大学院生(29)は、「老人党という名前はひっかかるけど、バーチャルで誰でも参加できるところが魅力。自分はパソコンが得意なので、何かお手伝いできれば」と来場の理由を説明する。

 「本当の政党ではないから、自民党支持で現状に不満な人もチャットに参加できる。党を超えた、本当の無党派の人たちが本音をぶつけ合える場になれば」と期待を寄せた。

 武蔵野市から来た無職真野賢太郎さん(77)は「老人は暇もあるし、知恵も、経験も、金もある。アメリカじゃ老人団体は大統領選挙を左右するといわれるが、そういう力はわれわれにもあるんだよ」と参加者の意見に聴き入っていた。

 ■既成政党とは異なる活動

 今年四月、なださんが旗揚げした「老人党」は、党員名簿の作成や党費集めなど、既成政党のような組織づくりを想定していない。ホームページ(HP)上につくった政党で、「政治に、これ以上老人はバカにされないぞ」という点に賛同すれば誰でも老人党員を名乗ることができる。“将来の老人”として若者の参加も歓迎している。

 ネット上の掲示板で、年金や医療といった身近な問題から自衛隊のイラク派遣など、さまざまな分野の問題について政策を提案し合う。現実の選挙が近づけば各選挙区の状況を分析し、党員みんなでどの候補者を支援し、または落選させるのかを決めることなどを活動として想定している。

 特に、なださんは衆院の小選挙区において、当落線上にある支援候補者をひと押しするよう呼び掛けることで、政治を動かしたいと考えている。なださん自身も含め党員から立候補者をたてる計画はない。

 ただ、現行の公選法では、インターネットを使った選挙運動は認められていない。昨年、総務省の研究会が、インターネットを使った選挙運動の在り方について検討した。老人党の活動が該当する「第三者の選挙運動」については、「電話による選挙運動同様、(実施)主体制限をかけないことが適当」とする報告書をまとめているが、法改正に至る結論は出ていない。

 このため、実際の選挙で、老人党が特定候補者への投票(不投票)を呼び掛けることについては、その時期も含め、法的な課題が残されている。

 ◇なださんのHPは、検索ページで「なだいなだのサロン」と入力。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20030805/mng_____tokuho__000.shtml

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