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国内供給力を維持しているうちに処理すべき
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投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 6 月 18 日 10:20:55:xnvpUXgHxuDw6

(回答先: Re: 国債価格と損についての疑問 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 18 日 00:09:05)


国債価格と損についての疑問

(鉄鋼業と石油化学工業)についてはそれほど認識の差異はありませんでした。

(現在の官需について)
 けっきょく認識の差異はあまりなかったという印象を受けました。

 (現在の官需は、個人にお金を回し、そのお金が民需に回るようなものでなければなりません。)

 これが、国際的にも通用する商品を生み出し、国内産業の供給力を維持する最善の方策に違いありません。 お金をもらった個人が自分の好きなものを買うこと。

 (産業活動力への支出)について、更に一層の体系化、詳細化を望んでいます。 今日のところはここまでで。 本当は国家から金もらってる学者がやらないといけないんですがね。


 (国債価格問題)
 
 あっしらさん (どうして、売却しなくとも損は損だと思うんですか?
売れば損するけれど、売らなければ額面通りで償還されるから損失は発生しません。 そして、売却しなくても運用資金が困らないようにしてやろうということですから、銀行に追い銭をあげるようなものです。)

 国債価格は厳密に時価評価できるものですし、変動金利−固定金利スワップ取引を除くと時価評価されているはずです(スワップ取引の簿価評価は危険な行為かもしれません)。

 それは、元本、利息、そしてその時点における市中金利で一義的に決まるものです。
 市中金利と言っても、理屈上は取引前に存在するわけではなく、市中での当事者の売買契約金利(価格)です。
 
 新発時から市中金利が低下すれば、その国債の価格は上昇しますし、市中金利が上昇すれば、その国債の価格は低下します。 

 ですから、A銀行が額面10億円金利5%の国債を12億円で買った後、市中金利が上昇すると(つまり12億円で買い手がいなくなると)、価格は11億円に低下します。 これらの価格はたとえ売却しなくとも、市中金利(つまり特定時点における他の同一種類の取引の金利)によって時価評価されるはずですし、1億円の「含み損」が出ています。
 このケースでは、額面どおりに償還されても、高値でつかんだ国債の元本+利息合計の市中金利による「割引価格」は、購入時の値段よりも低くなるはずです。

 これが「どうして損すると思うんですか」に対する回答です。
 損してますよ。やっぱり。 含み損ですが。
 もっとも、市中金利による「割引計算」それ自体を止めて文字通り額面だけを見ればば別かもしれません。 そういうことなら損しません、と言っていいのかな。 そこまでやりますか。
 金利体系それ自体の否定になるような気がしますが。
 
 これとは別に、ご提示の方法は合理的かもしれません。

 現在の国債価格維持サイクルによる国債価格のつり上げそれ自体が、市場への恐るべき力付くの介入になっています。 
 このような行為の後始末が自由主義的経済価値観で可能なわけがありません。
 早くウミを出した方が良いかもしれません。

 (そして、理を考えながら通貨流通量を制御すれば、日本の強固な供給力に支えられてハイパーインフレも防ぐことができます。)

 強固な供給力があるうちに処理した方が絶対良いです。
いまも時々刻々と供給力は削減されています。
 後になればなるほど災厄は巨大となるに違いありません。
 

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