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一見危険で空想的だが最も現実的
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投稿者 書記長 日時 2003 年 7 月 20 日 18:39:30:hZ420pveaLqT2

(回答先: Re: 日本の自律路線による英米の孤立化が鍵 投稿者 sign 日時 2003 年 7 月 19 日 23:35:29)

 私は方法論として、「少数者による多数者のコントロール」を実態として行われる社会運動
でなければ、日本独立は成し遂げられないと言っているのです。外見上でも多数派を形成でき
るならそれは結構なことであるし、民主政体の現代日本では議会で多数意見とならなければ実
現できないことも多いことは確かです。私が亀井政権にこだわる理由はそれなのです。
 その「少数者」による日本独立と「超人」によるアメリカ解体は同じことを言っているので
はありません。前者はイメージとしては明治維新に近いものです。後者は私の単なる予測です
。ある意味で超人というのは、景気をつけて気合を入れるための打ち上げ花火としての表現で
もありました。
 戦後日本という人間性にとって悲劇的で無意味な時空間の中で、アメリカニズムと共産主義
と機械文明に浸された近代の中で、自分を守る覚悟のある特殊能力を持ったアメリカと近代へ
の強力な「反抗者」たちが誕生するならば、それはアメリカや近代にとって大きな皮肉だと思
うのです。戦後日本という特殊な時空間が新しい可能性を持った人間を生むかもしれないので
す。もちろん、戦後的なものが発展して生まれるのではなくて、それの否定を通して生まれて
くるのでしょう。
 言い古されたありきたりな夢物語も、実現されることはめったにありません。私は日本社会
には欧米の空想や夢物語を結局は実現してしまうようなところがあると思っているのです。そ
ういえば、近代合理的欧米人の理想類型と言われる「ロビンソンクルーソー」も、現実では帝
国軍人の横井・小野田さんだけでした。完全自給自足(社会主義)体制は戦時中のラバウル島
だけで実現したのかもしれません。

 「少数者」も「超人」も「大衆」ではありません。当然、今何が問題になっており今何をす
るべきかがわかるような人々なのです。彼らはお互いに意見が分かれる場合でも、最低限の共
通認識と共通目標を形成できるはずです。そして、そのための活動を誰から命令されるわけで
もなく、広い連絡網も作らずに自発的に実行できるようでなくてはなりません。そのような日
本文明における新しい社会現象として、「少数者」や「超人」を期待しているのです。
 いつか戦後体制の根本的破壊をする時期に至ったら、このニセ国家をニセの「正式な手続き
」によらず破壊するのが理想的であることは言うまでもありません。現実的には、現体制の手
続きによったらいつまでも破壊できないかもしれないのです。そのときは軍部も巻き込んだク
ーデターしかないかもしれません。


『「復活する戦前」シミュレーション』
http://www.asyura.com/0306/dispute11/msg/660.html
投稿者 書記長 日時 2003 年 6 月 28 日 19:31:08:

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