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「役立たず」、「足手まとい」の自衛隊の海外派遣は、国連の戦略だった??
http://www.asyura.com/0306/dispute12/msg/263.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2003 年 7 月 25 日 01:07:06:

これで、4回目の投稿です。イラク派兵問題のところで、法的整備のないまま戦争状態のイラクへ自衛隊を派遣する危険性について、投稿しようとしましたがことごとく消え去ってしまいました、スンませんでした。

阿修羅では、そんなん当たり前や、常識や、という周知のネタだったらゴメンくさい。最初にあやまっときます。

憲法9条違反、足手まとい、役立たず、民間人と同じ自己防衛権しか持たず(軍事行動ができない)、ゲリラ戦状態の地域へは、何の目的があるのやろ?

現在のイラクとくらべると天国のような国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)派遣軍の最高司令官オーストラリアのジョン・サンダーソン陸軍中将は語る。

(サンダーソン中将の本音を引き出したのは、元米海兵隊員で元津田塾大教授ダグラス・ラミスさんです。)


まず、海兵隊経験者のラミスさんの声です。

軍事組織が、刑法36・37条の『正当防衛』『緊急避難』を根拠として、行動することは不可能だ。武器を使用するかしないかという決定は、個人の責任ではなく、司令官の指揮の下になされなければならない。兵隊が鉄砲を撃つたびに告訴される可能性にさらされていては、軍隊にならない。また、個々の兵隊が鉄砲を撃ったとき、それが正当防衛のルールに従っていたかどうかを捜査するため、警官を戦場に送るわけにはいかない。

もっと重要なのは、もし自分の命を守るために最も有効な方法が撤退であれば個々の兵隊は撤退するという、ということが法的に義務付けられているならば、この組織は軍事行動はできない。

軍事組織は、その構成員個人個人の命を守るために暴力を使用するのではなく、軍事目標に到達するために暴力を使用するのだ。そして、そのために敵の軍隊の命を抹殺し、みずからの構成員の命を犠牲にするのだ。
(軍事行動・組織は実にクールだ。この中において、個人は将棋のコマと化す。)

      自衛隊海外派遣は、国連の戦略だった!

 国連に日本の平和憲法をひそかに葬り去ろうという「戦略」があるのだろうか。これを証明するのは容易ではない。なにしろ、加盟国の国内問題に干渉することは国連憲章で禁止されているし、国連の職員たちはそんな戦略はないと断言している。国連にそんな心積りがあるなんてことを言ったら、パラノイアだと一笑にふされてしまうだろう。
 ともあれ、実はそんな戦略が存在するのだ。先週、正確にいえば1995年1月20日に私は、内部の事情を一番よく知っているであろう人から直接そう聞いた。
 それはこういう話だ。
1月19日から20日、国連大学において「国連平和維持活動の新局面に関する東京シンポジウム』が開かれた。国連高官や日本、中国、スウエーデン、フランス、マレーシア、、ベトナム各国の政府要人が出席する中、明石康、小和田恒、志村尚子(国連平和維持活動局部長)などが発言し、緒方貞子からのメッセージも送られてきた。しかし、私が最も興味を引かれた人物は、カンボジアにおけるUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)の軍事部門の総司令官を務めたオーストラリアのジョン・サンダーソン陸軍中将だった。

 シンポジウムの第一日目に、サンダーソン中将は「『戦争にちょっと手を出す』国連軍事介入のジレンマ」と題した非常に面白い報告をした。この報告の主旨は「平和維持」と「平和の強制」には明確かつ重要な違いがあり、その違いは軍隊経験のない人々には往々にして理解できない、というものである。カンボジアではしばしば平和強制行為に従事せよというプレッシャーがかかり、そのプレッシャーをはねのけなければならなかったそうだ。報告の中でサンダーソン中将は、平和の強制とは、所詮戦争の別称にすぎず、「ちょっと手を出す」ことなどできるものではないと述べた。
 さらに、「勝利するための手段や意思を持たずに戦闘に参加する者は、大いなる犠牲を払うことを要求されることを要求される者を裏切ることになる」「もし、戦争に、『ちょっと手を出す』用意しかないならば、関係する他の全ての者の安全のために、最初から参加しない方がよっぽどましである」とも言っている。
 
 サンダーソン中将は、UNTACの活動は、攻撃を含まず防衛だけだったので戦争ではなく、平和維持活動であったと主張する。しかしまた、次のような区別もした。
 「自己防衛とは単に個人としての自己防衛を意味しただけでなく、集団としての防衛でもあった。(集団としての防衛を遂行するためには)直面する脅威に見合うだけの戦闘能力を持つことが必要で、中隊レベルの防衛戦を戦ったこともあった」

 またクメールルージュに攻撃された投票所を防衛した例を口頭で披露した。彼は、自分たちの安全を守るにとどまらず、選挙を含むUNTACに「委任された政治目標」を守ることも平和維持軍の仕事だと認識していたので、投票所が攻撃された場合、個人の自己防衛であれば撤退することが最善の策ではあるけれども、平和維持軍としてはその場にとどまり「防衛戦」を戦ったと語った。

 質疑応答の時間に私も挙手したが、質問の機会は与えられなかった。そこで、翌日朝の休憩時間中に、次のようなメモを書きサンダーソン中将の机に置いた。

   サンダーソン中将殿
 米海兵隊員であったことのある私にとって、昨日の中将のお話は明確で、具体的で、さっぱりするものでさえありました。50年ものあいだ戦争体験をもたない日本において、個人レベルの自己防衛と組織された軍における防衛の違いを人々にわからせるのは非常に至難喜輪マルコとであります。中将が挙げられたカンボジアの投票所を警備する例は「たとえそれが防衛行為であろうとも戦闘状態において、軍の各部隊は個別勝手に行動することは許されず、全体をコーディネイトする指揮に従ってのみ行動することが必要だ」ということを如実に表したものだと思います。
 ご存知の通り、カンボジアで中将の指揮下にあった日本の自衛隊は他国の部隊とは違った法的根拠の下に活動しておりました。日本国憲法は交戦権を認めておりません。これに対してPKO協力法は、民間人の自己防衛権を規定する日本の刑法36・37条を自衛隊が発砲する法的根拠としています。
 もし私が指揮官であったなら、それがどんなによく訓練された部隊であったとしても、鴨撃ちや射撃訓練者の集まりと同じ法的立場の部隊を指揮下に置くことに大きな不安を覚えます。
 中将はこのような状況にどう対処なさいましたか。自衛隊を特別扱いなさったり、特別の交戦規則を適用したりなさいましたか。また、危険地域に送らないような配慮をなさいましたか。
 こういったことすべてを考慮したうえで、自衛隊は非武装で行った方がよかったとはおもわれませんか。

                         敬具  ダクラス・ラミス


 サンダーソン中将に自分が元海兵隊員だと自己紹介したのは、うそではないにせよフェアでなかったかもしれない。しかし、話題がことに、「民間人には戦争がわからない」ということになると、軍隊経験者のあいだにはある種の連帯感のようなものが生まれる。いずれにしても、彼の平和維持活動の話は私が今まで聞いた中で一番明確なものだった。政治家や官僚の話とは比較にならないくらい。軍人は話すだけでなく実際に「現地で(on the ground)」(サンダーソン中将が繰り返し使った言葉)任務を遂行しなければならない事実があり、必然的に軍人は一種の合理性を持つ。だから、私は、日本にとって始めてのPKO体験であった自衛隊のUNTACでの本当の状況を説明するのにアンダーソン氏こそが最もふさわしい人間過もしれないと考えたのである。彼に「軍人同士の連帯感」(非軍事経験者には所詮わかりっこないんだ!)を強調すればふつうの政治家や官僚の集まるシンポジウムで発言するよりはもう少し何か話してくれるのではないかと思ったのだ。
(その後のシンポジウムの最後のセッションで、中将は自衛隊は役立たず以下であることを暴露した)

これは、ただごとではないぞ、と私は思った。言葉はぼかしてあるが、自衛隊の鉄砲はまったくの役立たずであることが権威ある人によって確認されたのだ。それでも、まだ私は、あいまいでのらりくらりするスピーチを聞いて丸二日を無駄にしたという思いを捨て切れなかった。休憩に入ったので、もう帰ろうかと思ったが、まあ、ただのコーヒーでも飲んで行こうかと思ってとどまることにした。
 すると、休憩時間中にサンダーソン中将が私を探して話しかけてきたのだ。「軍人同士の連帯感」作戦は結局功を奏したようだ!以下は話を終えてすぐに喫茶店でとった私のメモである。サンダーソン中将は好人物だったので、彼の信用を裏切るのはちょっと心苦しいのだが、彼の言ったことは秘密にしておくにはあまりにも重要すぎた。まあ、少なくとも、公開のシンポジウムでは決して聞くことのできない話しだ。

サンダーソン:質問したのはあなたでしたね。
ラミス:ええ。
サンダーソン:あなたのメモ読みました。それで、質問が出なくてもこの件に関して何か言おうと思っていたんだ。(にやりとしながら)私の「外交的な」回答には満足してくれたかね。
ラミス:ええ。でもおっしゃらなかったこともたくさんあるでしょう。
サンダーソン:まあねえ。でも、あまりあからさまなにもいえないじゃないか。(近づいて、声を落としながら)私は自衛隊を真綿で包むようにして扱わねばならなかった。投票所を守らせることができないのははっきりしていたんだ。かれらはとても申し訳ながっていた。いい人たちで、状況も理解していた。彼らにわかってもらわなければならなかったのは、(国連軍は)独立部隊の寄せ集めではなく、ひとつの部隊である、ということだ。ある部隊が出て行ってしまったら、作戦全体がだめになってしまう可能性がある。
ラミス:出て行く、って?
サンダーソン:ああ、「出て行く」。たとえば、逃げ出すとか。(私のセーターの裾をひっぱりながら)毛糸が一本ほどけ出したら、全部ほどけてしまうかもしれないだろう。非常に注意深く行動しなければならなかったよ。まあ、違反はあったけれどね。
ラミス:「違反」
サンダーソン:自衛隊が違憲行動をとっていないかと目を光らせていた日本のジャーナリストや左翼の質問攻めにあってたんだ。
ラミス:で、「違反」はあったんですか。
サンダーソン:(彼はいぶかしげな表情をして見せた。実際の私の質問の意図をはかりかねていたのかもしれない)
ま、丸く収まったけどね。
傍で聞いていた別の人:自衛隊は時期を早めて帰されなかったのですか。
サンダーソン:それは、なかった。予定通り帰った。
別の人:早く引き上げたと思ったんだが。
サンダーソン:いや予定通り、×月×日(具体的に日付を言った)引き上げた。(一息ついて)もちろん、私がどの部隊をいつ帰すか決めるにあたって、(にやりとして)自衛隊に最後まで留まって欲しいとは思わなかったけれどね。
ラミス:自衛隊のような部隊は武装しないで行く方がましだと思われませんでしたか。

サンダーソン:いやいや、そういう問題じゃないんだ。これは、『戦略』だったのだから。

ラミス:私が申し上げたいのは、非武装部隊にもやれることはたくさんあったわけで、武器を使用するちゃんとした法的根拠のないものが武装しているのは危険ではないかということです。

サンダーソン:そうじゃない。戦略なんだよ! カンボジアで何ができるかは問題ではなかったんだ。これは、日本政府のための戦略だったんだ。

ラミス:なるほど。くさびの先端を打ち込んだということですか。

サンダーソン:そう、日本を国連に引き込むために。

ラミス:やっとわかりました。デ、自衛隊そのものはどうでした。しっかり訓練されて規律もよかったでのでしょう。
サンダーソン:ああ。でも、君が言ったように長い間戦闘経験がなかったし、法律の規制があるだろうから士気を欠いているね。他の国の軍隊は与えられた地域を即座に支配下に置くもんだが、自衛隊は違っていた。時間をかけないと・・・・(突然横を向いて)あっ、閣下・・・。

どこかの大使か誰か通りかかって、即座に私は「透明人間」になってしまった。まあ、お偉方の集まりは大体こういうものだが・・・・・。

・・・・というのが、総司令官の口から直接聞いた話だ。「国際貢献」なんてなかった。カンボジアで自衛隊は「役立たず」以下だった。彼らは平和維持活動に危険をもたらしたし、常に心配の種だった。彼らのことを主題にして、日本政府やジャーナリストと長時間、何度も話さねばならなかった。彼らが引き上げてほっとした。法律を変えない限り今後の平和維持活動からは、ご遠慮願いたい。

それでは、何のために自衛隊はカンボジアに行ったのか?『戦略』である。『日本を国連に引き込むために』。サンダーソン中将が何を意味したのか聞きそびれてしまった。自衛隊がきちんと国連軍に参加できるように徐々に日本国憲法をかえることなのか、常任理事国入りすることなのか・・・。おそらく、その両方だろう。日本政府にとってこの二つが切り離せないことだというのは周知のことだ。

サンダーソン中将が非常に明確にしてくれたのは、自己防衛権しか認めない既存の法の下では、自衛隊は平和維持軍になりえないし、ならないということだ。日本国憲法は交戦権をみとめないのだから、法がそうなっているのはわかりきったことだ。言い換えれば自衛隊が平和維持軍に正式参加するのは違憲である。

だとしたら、サンダーソン中将が参加した戦略は「日本国憲法をひそかに葬りさろうという国連の戦略」だということになる。

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以上引用は、C・ダグラス・ラミス『憲法と戦争』晶文社より

それにしても、カンボジアとは、まったく比較にならない困難なイラクへの海外派遣は、まさに『狂気の沙汰』。あっしらさんいわく、国際法国内法、戦時国際法も通用しない今回のイラク派遣には、jetさんはじめ、何人かその隠された戦略を推理されてましたが、推理どおりに事態は進行していくのでしょうか?自ら飛んで火に入る夏の虫になって、どないスンノン!

 

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