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■感染しない日本人〜週刊アカシックレコード030612■
http://www.asyura.com/0306/health5/msg/168.html
投稿者 M 日時 2003 年 6 月 13 日 15:36:06:


■感染しない日本人〜週刊アカシックレコード030612■
新型肺炎SARSに対して、中国人は次々に感染し重症化し死亡するのに、日本人はだれも感染せず死亡しないのは、偶然ではない?

【発見支援法?】
03年6月9日、小泉内閣は、イラク戦後復興支援に自衛隊を派遣する「支援新法案」で、自衛隊の武器使用基準を緩和しない一方、自衛隊に、イラク国内にあると米英が主張する大量破壊兵器(WMD)の捜索もさせると決定。武器使用が米英軍並みでない自衛隊は、支援に行っても足手纏いになるのになぜ?……もしかすると、自衛隊に「発見」してもらうWMDがすでに確保してあって、日米同盟強化のために「一番手柄」を日本に譲る、という密約が5月の小泉・ブッシュ会談でできてたとか、ね(小泉首相は異例なことに、米諜報機関の国家機密情報を聞く「情報会議」にまで、ブッシュ米大統領に請われて出席。同会議に出た外国首脳は、ほかにはブレア英首相のみ。産経新聞03年5月29日付朝刊3面)。
そうでないと、米英の議会やマスコミで「ほんとうはイラクにはないのに!」(開戦の口実のために「ある」ことにしたんだろう)と疑われている、つまり「ないかもしれない」ものを捜すために、あんなにイソイソと小泉首相が自衛隊を派遣したがる理由が説明できないでしょう。本来なら、自衛隊がいつもどおり「後方支援」「難民支援」をやるだけで十分に対米貢献のかっこうは付くはずで、「ない」ものを捜す「恥かきリスク」を負う必要はないのです。
(^o^)/
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■なぜ日本人は感染しないのか〜シリーズ「SARSの方舟」(2)■
【前々回 < http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/genome/sars.html > より続く。】

SARS(重症急性呼吸器症候群、新型肺炎)が、02年秋から中国を中心に世界各地に蔓延し、数千名の患者と数百名の死者を出しているが、03年6月現在、日本人の患者、死者はゼロだ。

この、日本の「幸運」の原因は解明されていない。
もちろん、この「新興感染症」については未解明のことばかりなのだが、すでに明らかになっている特徴をもとに「SARSが日本を襲わない謎」に迫ってみたい。

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          SARSは日本を襲わない
               ↓
   http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/genome/cntnt.html

●なぜ子供は感染しないのか●
SARSは、03年3月に香港や中国本土での大流行が報道されて以来、世界中から症例が報告されているが、不思議なことに、子供の感染例はほとんどなく、とくに重症患者はゼロだ。

一般に子供、とくに乳幼児は大人より体力がなく病気に弱い。ところがSARSの場合、なぜか乳幼児はこれに強く、大人になるほど弱い。

この理由について、根路銘国昭・元国立感染症研究所ウイルス第一部室長は、子供と大人では細胞の脂肪が違うからではないか、という仮説を立てている(03年5月13日放送のフジテレビ『とくダネ』)。たとえばコレステロールという脂肪は大人にあり、子供にはない。ウイルスは細菌と違ってそれ自体ではエネルギー代謝ができないので、他の生物の細胞に寄生して増えるが、SARSを起こす新型コロナウイルスは、こういう大人の脂肪でしか増えないのではないか、という。


根路銘説が正しいという証拠はいまのところない。が、「子供のとき感染しても発病しないか、または重症化しないのに、大人になってかかると重症化する」という病気は、伝染性単核症(良性腫瘍の1種で、飛沫感染、経口感染するので「キス病」ともいう)など、現に存在する(「はしか」もそれに似た病気である)。

そして、このような病気に乳幼児期に感染すると、発病はしないが、免疫機能が働いてからだの中に抗体ができ、大人になってから感染しても当然、深刻な症状は出ないことになる。

【したがって、現在中国のSARS流行地域で暮らしている子供たちは、今後大人になってからSARSに感染しても、重症化しないで済む可能性が高い。】

●すでに日本人は「感染済み」?●
となると、「日本人はSARSに感染しない」のではなく「日本人はすでに乳幼児期にSARSに感染していて、発病しないまま免疫(抗体)だけがからだの中に残った」から、現在SARSウイルスに感染しても発病しない、という仮説も成り立つ。

感染しても発病しないか、軽症で済む人は、医療機関に出向いて「SARSかもしれないので検査して下さい」と申し出ることはなく、たとえ病院に行っても(肺炎でなく)「風邪」と診断される。したがって「日本人患者第1号」からSARSのウイルスが出たという報道も「事実」もない、というわけだ。

これには当然、反論がありうる。
1つは、日本人がみな乳幼児期にSARSに感染して免疫ができているのなら、なぜ中国人はそうでないのか、という疫学上の極端な「民族(人種)差別」の不思議である(#1)。
そしてもう1つは、新型コロナウイルスを発見しSARSの病原体と断定した香港大学が、同ウイルスは今回初めて人間界に侵入したウイルスであり、いままでは動物界のみで循環していた、と発表していることだ(#2)。

●江戸時代の疫病●
まず疫学上の「日中差別」(#1)から。
日本の高校などで使っている日本史の年表を見ると、江戸時代にはしばしば飢饉があり、疫病が流行し、日本全国で大勢の人が死んだ、とある。

疫病の原因は、飢饉で栄養不足に陥ったところへ、なんらかの病原体(インフルエンザ?)が襲いかかったからに相違なく、その症状は歴史資料によれば、発熱、咳、咽頭の腫れなど風邪の症状の重いものだったとされる。

が、これはSARSの症状とも重なる。江戸時代にはレントゲンも電子顕微鏡もないから、たとえSARSにかかっていても「重症肺炎」ではなく「風邪をこじらせて死亡」と診断されることになる。

SARSは飛沫感染する。江戸時代の日本人は参勤交代や、5街道や西廻り航路・東廻り航路を利用した商品流通、「お伊勢参り」などで全国津々浦々を移動することが恒常化しており、これは同時代の中国人(人口の大半を占める農民)が領主の封建的支配に縛られて、生まれた村からほとんど出られなかったのと対照的である。

【中国では、社会主義体制になった1949年以降も、国民の居住・移転の自由は認められず、とくに農民は出身地に縛り付けられていた。現在でも、農村に住む「農村戸籍」を持つ中国人は無断で都市に移住して働くと「不法就労」になり、罰せられる。】

江戸時代後半には「元祖・旅行ガイドブック」である十返舎一九の『東海道中膝栗毛』がベストセラーになったことでもわかるように、庶民レベルでも旅行は盛んになった(但し、目的は観光ではなく、旅人は村の代表として、社寺参拝や農業や商業の情報収集などに努めた)。

さて、SARSは飛沫感染する。もしこの病気が人の移動の盛んな江戸時代の日本に存在したなら、飛脚や旅人、参勤交代の武士らによって、たちまち全国に広まったに相違ない。

●海を越えないウイルス●
が、江戸時代の日本列島から(朝鮮半島を含む)大陸へのウイルスの伝播はまずなかっただろう。
ウイルスは宿主(ヒトや動物などの寄生先)のからだの中では、限られた期間しか生きられない(インフルエンザウイルスの場合はヒトの体内では3〜4日間。根路銘国昭『ウイルスで読み解く人類史』徳間書店95年刊p.59)。そこで、その期限が来る前にウイルスは、咳やくしゃみ(飛沫)、宿主の血液を吸い込んだ蚊などに乗って宿主の外に飛び出し、新たな宿主をみつけて感染し直す必要がある。

となると、1人や2人の例外的な人物が、いかだや小船で、ジョン万次郎のように海を越えて別の陸地に行っても、日本人の持つウイルスは他の陸地に持ち込まれない、ということになる。江戸時代には、海で隔てられた外国との間に、参勤交代のような、数百人単位の往来はほとんどなかったのだから、日本のウイルスが日本列島に留まるのは当然だ。

●朝鮮、台湾に渡ったウイルス●
但し戦争や侵略があると、事態は一変する。大船や大船団に乗って、大人数が日本列島から外の陸地に移動するから、当然、日本軍の進軍先に、日本人の持つウイルスも、軍隊内で宿主を次々に替えながら移動することになる。

つまり、江戸時代の疫病をもたらした病原体がSARSウイルスで、それが相当数の日本人の体内に潜伏していた場合、それは日本の植民地支配の拡大に伴って明治以降、台湾、朝鮮半島、満州(現中国東北部)に拡散したと考えられる。

このウイルスは、移動した先で日本人から現地人へ飛沫感染したはずだ。
そこで体質的にこのウイルスに弱い大人は重症化し、一部は死亡しただろう。が、子供たちは感染しても免疫抗体ができただけで、実害はなかったはずだ。これを2〜3世代繰り返せば、このウイルスに弱い者は駆逐され、これら植民地には、日本本土と同様に、このウイルスに強い者しかいなくなる。
現にいま、韓国や中国東北部にはSARS患者はほとんどおらず、少なくとも03年6月現在、北朝鮮にもまだ患者は出ていないとされるから、これらの地域が日本の植民地支配の「恩恵」を受けている可能性は高かろう。


●招かれざる客●
それなら、台湾に多数のSARS患者が出ていることはどう説明するか?……簡単だ。
1949年、大陸で中国共産党が中国国民党(中華民国政府)を倒して中華人民共和国を樹立すると、大陸を追われた国民党の蒋介石政権は台湾を侵略し、そこに党員や支持勢力を引き連れて大挙移住して「中華民国」政府を樹立して、政府の存続を主張した。このため、台湾人口(02年7月現在2255万)の十数パーセント(02年7月現在14%)は、日本から来たウイルスに免疫のない中国大陸出身者とその子孫、外省人となった。

つまり、台湾のSARS患者はほとんど外省人である可能性があり、台湾は韓国と異なり、日本の植民地支配の「恩恵」を受けない「ばちあたり」な外省人に侵略されたためにSARSに冒された、と解釈できるのだ。

以上で、疫学上の日中差別(#1)の理由はいちおうみつかった。
が、これには、香港大学の研究成果(#2)で反論できる。同大学のマリク・ピエリス教授は多くの検査結果から「SARSの抗体は健康なヒトの血液中にはない」と断言している(03年5月18日深夜、19日未明放送のNHK-BS1『BSプライムタイム〜新型肺炎SARSはこうして広がった』)。となると、やはり、いまのところ日本人にSARS患者がいないのは、単なる偶然か。

●香港大学の見落とし?●
実は、ピエリスの説も完璧ではない。なぜなら、彼の研究発表には人種別、民族別の分析がないからだ。常識的に考えて、香港大学で「健康なヒトの血液…」と言えば、中国人の血液に決まっている。SARSウイルスが今回の流行で初めて中国人の体内に循環し始めたことは間違いないが、中国人と人類はイコールではない。とくに、患者のほとんどいない、日本や韓国で血液サンプルを集めてSARS抗体の有無を確認しなければ「いまだかつてヒトに感染したことがない」かどうかはわからないはずだ。

これはWHO(世界保健機関)にも言えることだが、SARS患者の統計を発表するとき、なぜ国籍だけで分類し、人種別や民族別の内訳を発表しないのか?

人種や民族は生物学的に定義できないから、という一見科学的な理由があることは知っている。が、香港からベトナムにSARSを持ち込んだ米国籍ビジネスマンのスーパースプレッダー(極めて大勢の人を感染させる患者)も、香港からカナダに飛行機でSARSを運んだカナダ国籍の女性も、いずれも中国系だ。

03年6月現在、患者、死者の9割以上が中国、香港、台湾、シンガポールといった、いわゆる中国人(華僑)が人口の大半を占める国(地域)に集中している現実と( < http://www.who.int/csr/sars/country/2003_06_11/en/ > )上記の4か国・地域以外の患者、死者にも中国系が多いという事実を併せて考えれば、SARSは先天的(遺伝)か後天的(環境、習慣)か、どちらの理由かはともかく、中国人特有の病気である可能性を否定できない。

●白人の死因●
たしかに白人の患者、死者はいる。
03年3月29日にバンコクで死んだWHO所属のイタリア人医師、カルロ・ウルバニ(死の直前までベトナムでSARS患者を治療し、世界で最初にこの病気について警告した。 < http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030331so12.htm > )と、4月6日に北京で死んだILO(国際労働機関)のベッカ・アロ技能開発局長(フィンランド人)の2例が有名だ。

が、この2人の死亡時点では病原体はまだ特定されていない。WHOがSARSの原因は新種のコロナウイルスの疑いが濃いと発表したのは03年4月8日( < http://mfeed.asahi.com/special/sars/TKY200304080252.html > )その説が確定したのは4月16日( < http://www.sankei.co.jp/news/030417/morning/17iti002.htm > )だ。
ウルバニの死因がSARSとされたのは、症状が似ていたのと、SARS患者に接触していた、という「状況証拠」に基づくにすぎないし、アロに至っては「感染源は不明」(中国衛生省発表。 < http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030407so13.htm > )だ。

実は、SARS流行の初期、03年2月18日から4月4日まで、中国衛生省はこの新型肺炎について「クラミジア原因説」をとっていた( < http://www.asahi.com/health/medical/TKY200304050229.html > < http://idsc.nih.go.jp/others/urgent/update10.html > )。大勢の中国人を殺した病原体(コロナウイルス)と、国際的に有名な2人の白人(を含む、ベトナム人、中国人など何人かの患者)を殺した病原体(クラミジア?)とは、同一でない可能性もある。

●人種特異性●
そして、同一でなければ、コロナウイルスのSARSは、ほとんど「中国人だけが死ぬ病気」になってしまう。

WHOにしろ、香港大学にしろ、このような事実、あるいはその疑いを公表したくない気持ちはわかる。事実なら、世界中で中国人差別が誘発されるからだ。

しかし、感染拡大の責任は中国にある。
とくに03年4月3日に中国の張文康・衛生相が一度、偽りのSARS制圧宣言( < http://www.sankei.co.jp/news/030403/0403kok126.htm > )をしたあとに北京入りして感染した患者は、明らかに中国政府の被害者だ。

中国(人)に近づくとSARSがうつる、という人種的偏見はすでに世界に広まっている。今後はむしろ、SARSに人種特異性があるか否かを検証するためにも、その検証によって(日本人や白人が死なないとわかれば、中国人との接触をこわがる必要はなくなるのだから)対中交流を正常化するためにも、WHOや各国医療機関は「人種別データ」を公表すべきだと筆者は考える。

●奇跡の抗体●
もちろん香港大学が、中国人以外の血液サンプルも十分に調べたうえで、SARS抗体は健康なヒト(全人類)の体内にはない(今回の流行で初めてヒトにはいった)と断定した可能性はある。

その場合、人種特異性はいちおう「ない」と言える。
これを覆すには「日本人や白人の体内にある、SARS以外の病気の抗体(か、何かの遺伝子変異)が偶然、SARSのコロナウイルスにも作用して重症化を防いでいる」という証拠を発見するしかない。

遺伝学にはまだまだ未知の分野が多く、今後そういう「奇跡」も発見されないとは言えない。
が、いまのところすべての抗体は、単一の病原体に作用し「1対1対応」であると考えられている。

●SARSは生物兵器か●
以上、前々回 < http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/genome/sars.html > とはやや異なり、SARSは「たとえ自然界に元々あったとしても、人種特異性を持っている可能性がある」ことを述べてきた。

もうおわかりだろう。
現在中国などに蔓延しているSARSウイルスが天然物であろうが、人工的に造られた生物兵器であろうが、現実にほとんど中国人にしか被害をもたらさない「兵器」として機能していることに変わりはないのだ。
だから、今後このSARSをもとに中国を脅かす生物兵器が造られる可能性は高いし、すでに造られているかもしれない。

いずれにせよ、03年のSARS大流行により、生物兵器の脅威に全人類が団結して対峙する、という小松左京のSF『復活の日』が描く、夢のような「団結物語」は過去のものになったのだ。

【ところで、筆者でさえ100%は信じていない「SARSの人種特異性」説を、北朝鮮の金正日総書記は信じている節がある。次回は「金正日とSARSの不思議な関係」の予定。】
(敬称略)


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