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Re: SARS生物兵器説
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投稿者 B氏 日時 2003 年 8 月 11 日 06:14:02:GSR.QB3ctr7u.

(回答先: Re: SARS生物兵器説 投稿者 B氏 日時 2003 年 8 月 11 日 06:00:48)

SOLA INTELIGENCE FILE BY NAGAHISA HIDEO
          SARS疫病の分析と遺伝子工学との関連
           The Institute of Science in Society
      Science Society Sustainability http://www.i-sis.org.uk
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               SARSと遺伝子工学?

 SARSウイルスの完全な遺伝子配列は、今分かっていて、以前に知られていたどれにも無関係な新しいコロナウイルスであると確認できた。遺伝子工学が、SARS遺伝子を生み出した事に関連しているのだろうか?
 メイワン・ホウ博士とジョー・カミンズ教授が検証する。
 SARSの研究を統合することについて肝要な役割を果たした世界保健機構は、4月16日に正式に次の発表をした。この新しい病原菌が、決して人には前に見られなかったコロナウイルスファミリーのメンバーであり、重症急性呼吸困難症候群(サルス)の原因である。デイビッド・ハイマン博士、WHO伝染性病気プログラム実施長官、は、こう述べている:「SARS研究のペースは驚異的である。世界中の国からの研究所間の並みはずれた協力のおかげで、現在の私達は何がSARSを起こしたかに確信がある。」
しかし、この疫病が行きつくところまで行ったという兆しはない。4月21日までには、25の国で、最低3800人が感染し、200人以上が死亡した。最悪の打撃は中国が受けて、1 814人が感染して、79人が死亡、香港、1 380人が感染、死者94人、またトロントでは306人感染、14人が死亡している。異常な徴候を持つ香港のSARS患者の集団が、病気をもっと深刻なものにする、ウイルスが変異しているかもしれないという恐怖を引き起こした。香港大学の細菌学者、ユアン・クヲックユン、によると、SARSの最悪発祥地、アモイガーデン団地、からの300人の患者は、他の患者よりも重症であった。3倍早い時期から下痢になり、2倍集中治療が必要であり、抗ウイルス薬とステロイド類のカクテルに応じなかった。アモイガーデン団地患者によって感染した医学スタッフでさえ深刻な症状を示した。

 香港の中国大学の細菌学者、ジョン・タム、は、これらの患者や他の患者からの遺伝子シークェンスを研究して、このウイルスの変更された組織を優先する事に至る変異があるのでは、だからそれは肺だけでなく消化器官をも攻撃できるのでは、と言う疑念を持っている。ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンの4月10日に発表された、分子の系統発生は、ポリメラーゼ遺伝子(ORF 1b)からの小さい切片に基づいていた、そしてグループ2と3のどこかの間に別個のグループのSARSウイルスを置いていた。しかし、SARSウイルスの異種交配への抗体は、グループ1の、FIPV、HuCV229E、TGEV、のすべてと反応する。さらに、SARSウイルスは、ベロー緑猿腎臓細胞で育ち、これは、他のコロナウイルスでは起き得ない事である。またグループ1の豚の流行性下痢ウイルスは例外である。

コロナウイルスとは

 コロナウイルスは、哺乳動物と鳥の多くの種類を感染させる球形で、封筒状に包まれているウイルスである。それらは4つの必須の構築たんぱく質のセットを含んでいる。即ち、皮膜(M)たんぱく質、小さい封筒状(E) たんぱく質、スパイク状(S)糖タンパク質、および核キャップサイド(N)たんぱく質。このNたんぱく質は、RNAゲノムをヌクレオカプシドで包んでいる。それは、S、M、およびEたんぱく質を含んでいる脂質膜により取り囲まれている。MとEたんぱく質は、ウイルスの封筒状の構成に必要十分なものである。Mたんぱく質は、Nたんぱく質とまた反応して、ウイルスの中にヌクレオカプシドを組み立てると思われている。Sたんぱく質の三量体(3つのサブユニット)は、ウイルス膜から突出している独特なスパイクを成形している。スパイクは、特有なホストセル受容器に付着すること、さらに感染した細胞を一緒に溶融させること、を受け持っている。

 コロナウイルスのゲノムは、約30キロベースの伝染性で、ポジティブに固定したRNA(たんぱく質に直接伝達されている糸状のもの)で、すべての知られているRNAウイルスゲノムの中で最大のものである。ゲノムの始めの2/3は、2つの開いている表示フレームORFs、1aと1bを含んでいて、ウイルスが折り重なり、転写する事を可能にするたんぱく質の中に割かれている2つの多たんぱく質のためにコード化している。ORF 1bのずっと下方には、構築およびいくつかの非構築たんぱく質をエンコードしている多くの遺伝子がある。
 知られているコロナウイルスは、そのゲノムの類似点に基づいて3グループのなかに置かれている。グループ1は、豚の流行性下痢ウイルス(PEDV)、豚の伝染性胃腸炎ウイルス(TGEV)、イヌのコロナウイルス(CCV)、ネコ科の伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)、および人のコロナウイルス229E(HuCV229E)を含んでいる;グループ2は、鳥の伝染性気管支炎ウイルス(AIBV)と七面鳥コロナウイルスを含んでいる;グループ3は、ネズミ科肝炎ウイルス(MHV)、牛属の動物コロナウイルス(BCV)、人のコロナウイルスOC43、ねずみ唾液腺炎ウイル
ス、および豚の赤血球を凝集させる脳脊髄炎(hemagglutinating encephomyelitis)ウイルス、を含んでいる。
 このSARSウイルスはどこから来るのか? 明らかな答えは再結合であり、再結合はウイルスの2つの株種が細胞を同時に感染させる時にすぐさま起きうることである。しかし、2つの親元の株種のどちらも知られてはいない、と、コロナウイルスの遺伝子操作の世界的な主導者の一人、スペイン、マドリッド、Universidad Autonomaのルイスエンフアネスは述べている。その遺伝子配列の数部分は、牛のコロナウイルス(BCV)、および鳥類伝染性気管支炎ウイルス(AIBV)と最も類似して見えるけれども、ゲノムのその他の部分はまったく
違って見える。

 遺伝子工学が、SARSウイルスを作りだすのに意図せずに、寄与してしまったと言うことがありえるだろうか?この視点は、危機に対処すべく呼ばれた専門家のコロナウイルス学者達によっては考慮されていない。彼等は目下、ワクチンを開発するのに熱心な製薬会社に、もてもての扱いを受けている。カナダ、バンクーバーのゲノミクス科学センターの研究チームは、このウイルスの全遺伝子配列を出して、4月12日にそれをオンラインで送った。その遺伝子配列情報は、遺伝子工学が、SARSウイルスを作りだすことに寄与したかもしれない可能性を調査するために、現在用いられるべきである。もしSARSウイルスが、多くの種々のウイルスから再結合された事で、生じたのならば、その場合は、その違う部分は、分岐する系統発生的な関係を示すだろう。これらの関係は、広く操作された遺伝子配列が頻発させる無作為なエラーによっていくらかは覆い隠されているだろう。なぜかと言えば、逆転写酵素や他のポリメラーゼなどのような、遺伝子操作に使われる酵素は、ランダムなエラーを誘引する事がよく知られている。しかし、明白な兆候を見せるのは、やはり、対立する系統発生的な関係をモザイクにしているものだろう。それらの関係を元に、その再結合の経過を再建できるかもしれない。これは、次に、世界中の種々の研究所で実行されてきている遺伝子操作と比較できる。できれば、それらの研究所で行なわれている再結合と比較するのがよい。

 ルイス・アンフアネスのグループは、豚の伝染性胃腸炎ウイルス、TGEV、を、伝染性細菌人工染色体として、エンジニアリングする事に成功した。これは、細胞質で複写するものからのウイルスを、細胞核で複写する新しいウイルスに効果的に変換させる技術である。それらの結果は、スパイクたんぱく質が、その病気を起こす能力を決定するのに十分であることを示した。
 この事は、1980年代初期にどうやって、ブタの呼吸障害コロナウイルスがヨーロッパと米国でのTEGVから出現してきたか、を、明らかに説明してくれるものだ。この事は、前にISISリポート、「遺伝子工学スーパーウイルス」(イシスニュース9/10と2000)で、考察されていて、このような遺伝子工学実験についての最初の警告のうちの1つを発している。ルイス・アンフアネスの研究グループが、まだ病気を、軽いものではあるが、起こしている遺伝子表現ベクトルへTGEVを遺伝子加工する事をつい最近報告したところである。さらに、ルイス・アンフアネスの班は、このウイルスに基づくワクチン、さらには、人遺伝子治療ベクトルを開発するつもりである。

 コロナウイルスは、1990年代の後期以来、増大する遺伝子操作を受けて来た。当時は、P.S.マスターズは、マウス肝炎ウイルス(MHV)のゲノムに変更をもたらす為にRNA再結合を用いた。それ以来、伝染するTGEVの伝染性のcDNAクローン、人のコロナウイルス(HuCV)、AIBV、およびMHVのすべてが獲得されてきた。ピーター・ロティエ、オランダ、ユトレヒト大学のグループにより報告された最新の実験では、再結合が、猫に常に致命的な伝染を起こすネコ科の伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)で、作られた、と述べている。

 この方法は、種をまたがった妖怪ふうなFIPV、mFIPVと呼称されているが、を生むことに依存している。mFIPVでは、そのスパイクたんぱく質の一部が、マウスウイルスMHVからのもので置き換えられている、その結果、mFIPVが猫の細胞ではなく、マウス細胞を感染させる。野生タイプのFIPV S遺伝子を持つ合成のRNAが、mFIPVに汚染した細胞に導入される時に、野生タイプのFIPV S遺伝子を取り戻した組み換えウイルスは、猫の細胞において成長することができる、したがって、選択ができる。それで、再結合のサイトの下方のどのような突然変異遺伝子も、ORF 1aとORF1bの間で、FIPVの中に首尾よく導入できる。

 この方法は、導いた変異をMHVに導入するために、以前は用いられていて、そして、先ほど説明した実験のように、病気を起こす異なった遺伝子の精密な役割を決定するために、実行された。この目標を決めた再結合は、「逆転遺伝子学」として言及されていて、そのコートのスパイクたんぱく質により決定される非常に狭いホストの範囲を持っているウイルスに依存している。英国、コンプトン実験場、動物健康研究所のP.ブリテンにより率いられた別の研究チームは、AIBVを操作している。これもまた、目標とする再結合によってコロナウイルスのゲノムを修正するためのベクトルを作成するためである。これは、英国農業漁業食糧省と生物工学と生物学科学研究協議会(BBSRC)から出資されたプロジェクトである。

 この過程は、感染ベロ細胞、緑猿の腎臓細胞ライン、を、組み換え鶏痘ウイルス(rFPV-T7)で感染させる事を含んでいる。――T7バクテリアファージからのRNAポリメラーゼを、牛痘ウイルスからのプロモータで運ぶ――また、AIBV、そしてベロ細胞で複製されうるrFPVの欠けたAIBVゲノムの構成物も一緒に、である。欠けたAIBVゲノムを持つ組み換えコロナウイルスは、猿の細胞から回収される。これは意義深いことである。なぜなら、自然なコロナウイルスのほとんどは、ベロ細胞では再生できないからである。研究者達は、ヘルパーウイルスが存在する時には、それを可能にすることができる欠陥のあるウイルスを作り出してきた。

 この欠陥ウイルスは、再結合によって、失われた機能を取り戻す可能性を持っている。今述べてきた実験に加えて、TGEVスパイクたんぱく質の遺伝子は、たばこ植物のなかに加工されて入れられ、広げられていった。そしてProdigene社、作物バイオ製剤の専門会社、は、トウモロコシのTGEVへ食べられるワクチンを生産してきている。その製品が、USDAにより最近報告されたフィールド実験の汚染事件に関連したものであったかどうかについての情報は、「営業上の機密」と言う名目で、明らかにされていない。

http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/SARS%2003%20HTML%20Document.htm

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