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Re: セックスのない結婚は「珈琲を入れないクリープ」。
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投稿者 マドオンナ 日時 2003 年 6 月 13 日 19:28:11:

(回答先: 貴殿は『顔のない男』。 投稿者 ぷち熟女 日時 2003 年 6 月 13 日 06:18:13)

大筋私もぷち熟女さんに同感ですね。
ついでに言ってしまえば、匿名の匿名氏がもし本当に本気で離婚したかったのであれば、奥さんに、「実は君がいない間、数人の女と不倫関係があったんだ」
と正直におっしゃってやればいいのにと。

もし、彼が婉曲に
「お互いの距離が開いているのは、夫婦としておかしいのだから、分かれてお互い自分の人生を生きようよ」
とかなんとか奥さんに提案しているのであれば、奥さんはまず応じないでしょうね。
「えー?確かに今のところ夫婦として疎遠かもしれないし、世間的にみれば変かも知れないけど、生活は安定しているし、あなたは私の留学や社会的活動を認めてくれて最大のスポンサーになってくれているんだから、こういう足場を手放す気なんてないわよ。」なんて感じで。

でも、彼が「浮気を繰り返している」という事実を認めざるを得なくなったら、さすがの奥様も、
「あら、それでもべつにかまわないわよ。お互い自由にやって世間的な対面を保って金銭的にもおいしい生活ができればいいじゃない。結婚なんて、お互いの好きなことをやるためのステップにすぎないし、世間に対する隠れ蓑だもの。実は私も、英国で別の男性と・・・」なんてことは言えないんじゃないかな。(少なくとも、これまで愛情と称して不倫のことを言わなかった、という以上、奥さんがその事実を受け入れることはないという判断があったから、でしょ?)
普通に考えたら、ショックを受けるし、彼に怒りや幻滅(彼に惚れているのなら嫉妬、人間として尊敬していたのなら、不実に対する怒りそしてずるいこそこそとした態度に対する幻滅、対世間的に見れば恥・・・またはそれら全部)を感じて離婚に応じるでしょうね。もちろん、慰謝料はたんまり請求されるでしょうけど。

まあ、こんな分かりきったことができないのを、「妻に対する愛情、妻にショックを与えないため」と逃げていること自体が「自分に対する不正直」の証でしょう。
奥さんにもショックを受けても乗り越えて人生の糧にするだけの人格と権利が認められるべきだし。
本当は彼にその勇気がないのは、本当に「離婚したい」なんて思ったことはないからじゃないかな。パパとしての顔を失うのが恐いだけじゃなく、幻滅されて、妻からの一応の「敬意や愛情」を失うのがイヤ、世間的な評価を失うのが恐い、別れた場合、奥さんの方が立ち直って颯爽と別のいい男をみつけるか、シングルマザーとしていい仕事をしながら一人で生きる道を選んで人々の尊敬を勝ち取る、などという可能性を思うと悔しい(なにせ奥さん、英国に留学するくらいですから、男にたよらなくては生きてゆけない弱い女ではなく、自立した女としての芯の方が強そうですし)そしてなによりも、慰謝料を払うのがイヤ、とか。
もっとずばり言っちゃうと、本当は彼はそもそも奥さんと性的な相性が悪い、或いは、今後すぐ相性が悪くなって「飽きる」ことが分かってたからこそ、彼女を結婚相手として選んだんじゃないのかな。
そうなれば、「妻として(つまり性愛の対象としての女性として)愛する」んじゃなく、自分の母親か姉妹に対してのような「愛情、愛着」にすり替えて満足し、母親の目を盗んで女の子とつきあうような「刺激を味わう」、つまり仕事などの別のストレスから逃げ続けてガス抜きするのに都合の良い環境もできるし、また、自分の世間的なスタンスとしては、世の中でありがちな構図に自分を置くことによって、それを本当は自分の人生を変容することもできない、「個性も深みも決断力もない、変化に適応したくないけどかっこよく渋く見せたい自分の仮面」を支えていくのにも都合がよい。
どう考えても、妻に対する愛情が離婚を思いとどまらせているのでなく、あくまで現実逃避しつづけたいことをを相手に投影しているだけの利己的な理由じゃないかと思う。
「性的に魅力を感じないからこそ選んだ『妻』と呼ばれる雛飾り」。
もし違うんだったら、性関係がうまくいかなくなった時点で、正直に不倫を打ち明けて離婚できるでしょ。
そもそも、ぷち熟女さんがいわれたように、なぜコミュニケーションを図ろうと努力しなかったか。継続的な性的関係というのは、快楽や子供製造方法である以上に、お互いの信頼関係を築くための、コミュニケーションそのものだと思う。体で深く、気持ちよくコミュニケーションできる人同士は、自ずから言葉でも率直なコミュニケーションができているのでは?

私は、自分が夫にとって性的な魅力を失い、セックスのパートナーとして認められなくなったら、自分を彼の「妻」として認めることはできない。逆も真なりで、夫が私のセックスの相手として「イイ」相手じゃなくなったら、夫じゃない。仮にそうなっても経済的な理由か何かで、ある程度一緒にいなければならない事情があり、人間的には嫌いじゃない、ということになったら、夫婦とは言わず、「同居中の異性のお友達」として公表しますね。まあ、そうでもなければ迷わず「離婚」します。
実際、私は子供を連れて離婚したことがあるし、確かに大変なエネルギーは使ったけれど、それを怠らなかった分の報酬は得ているし、自信にもなっている。

妻に母親の役割だけを求めるとか、亭主元気で留守がいいとか、そういう結婚の失敗(つまり内実の欠如)を埋め合わせる、世間的に流通した正当化的結婚観は、こずるくてくたびれた「しゃーない観」の塊として、コミカルでしょーもない文明の凋落現象として映るだけだ。

私は匿名の匿名氏には、人生を本当の意味で楽しんで生きる、自信をもって生きられるようになるのは無理だと思うが、カリソメとは言え刺激のある人生を続けることなら今後もいくらでも可能だと思うので、それで納得しているのなら、そういう生き方に徹していけばいのではないかと思う。

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