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長崎児童殺害事件、被害者の父親が手記 (読売新聞) 全文(原文のまま)
http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/262.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 23 日 03:45:58:

(回答先: 少年の言葉受け入れられず 駿ちゃんの父親が心境 (共同通信) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 22 日 23:15:59)

長崎児童殺害事件、被害者の父親が手記

 長崎市の男児誘拐殺人事件で、被害者の種元駿(しゅん)ちゃん(4)の父、毅さん(30)が22日、弁護士を通じて手記を発表した。全文(原文のまま)は次の通り。         ◇

 現在の心境・心情について

 駿が亡くなってから、早くも3週間が過ぎようとしていますが、未(いま)だに駿が居なくなったことを現実として完全に受け入れることができない状態にあり、寝ていても駿の助けを求める声でうなされる日々が続いております。

 犯人の少年が補導されてから2週間がたち、付添人の弁護士を通して少年のコメントがなされています。

 その中で、犯行時に自分が何をしているのか分からなくなったこと、被害者及び被害者の両親に対し謝罪の気持ちを述べていること、一生かけて償いをするつもりであること、自首するつもりであったことが述べられています。しかし、被害者の立場からはその言葉全(すべ)てを受け入れられず、逆にこのようなコメントがなされるたびに激しい憤りを感じています。

 本当に自首するつもりであったならば、なぜ犯行を起こした後、平然として学校に通ったのでしょうか。また、少年は駿の服を脱がせて泣き出したので、駐車場から突き落としたと述べているようですが、実際は、計画的に持ち合わせたはさみを用いて駿の体を切り付け、更に殺害する意思があって屋上から突き落としたのではないでしょうか。

 私たち被害者の遺族にとって、付添人の弁護士から聞こえてくる少年のコメントは、自分が犯した罪を軽くするための言い訳としか思えません。

 人を疑うことを知らない幼い子供を騙(だま)して連れ出し、生きたままの状態で体を切り付け、生きたまま突き落として殺すようなことができる人間、それも犯行後も平然と何事もなかったように学校生活を続けるような人間が、補導されて2週間しかたっていない状態で述べている言葉を信じることはできません。

 また、ここで、少年の保護者に対しても一言申し上げます。あなたの子供が殺人を犯して補導されてから2週間以上がたちますが、謝罪の言葉どころか、連絡さえもないのはどういうことなのでしょうか。

 あなたの子供が刑事的に罪を負うことがなく、犯した罪に対して責任が取れないのであれば、あなた方両親が責任を取るべきではないでしょうか。それとも、謝罪する意思さえ持ち合わせていないということなのでしょうか。

 直接連絡を取ることができないならば、警察や家庭裁判所を通してでも連絡を取ることができたはずです。あなたの子供だけでなく、あなた方両親にも反省の意思・謝罪の意思がないのかと思うと、例えようのない憤りを覚えます。

 少年の処分については、先日にもコメントさせて頂いたように極刑を望んでいることに変わりはありません。それが不可能ならば、今の法体系でできるもっとも重い処分を科して頂くよう、強く希望します。

 最後になりますが、駿のためにお祈りをしていただいた方々、お花・お菓子・おもちゃなどを手向けて下さった方々、私たち遺族のために励ましの言葉・お手紙を下さった方々、本当にありがとうございます。失礼とは存じますが、この書面にて御礼申し上げます。

 平成15年7月22日

         種元 毅(読売新聞)
[7月23日1時39分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030722-00000215-yom-soci

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