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<孝明天皇弑逆説>
http://www.asyura.com/0306/tyu2/msg/223.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 6 月 24 日 01:57:00:

http://inoues.net/yamataikoku/tenno/koumei_ryo.html

<孝明天皇暗殺説>
 犯人は岩倉具視とする説がもっとも有力である。実際に毒物を投与したのは、孝明天皇の妾で、岩倉の姉(異母姉)だった堀河紀子だと言われる。岩倉具視の孫で16歳になっていた具定(ともさだ)も、天皇の近侍だったので下手人の可能性は大とされる。孝明天皇の死を巡っては当時も現代でも論議されており、前述したように真相は誰にもわからない。検死した医師の記録は宮内庁編纂の「孝明天皇記」にも記載がないと言う。


http://www2u.biglobe.ne.jp/~matsuba/bakken/tokusyu29.htm

孝明天皇

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天保2(1831)〜慶応2(1866)
出身地=京都御所。父=仁考天皇。母=新待賢門院雅子。
幼称=煕宮。名=統仁。雅号=此花・天淵・迎春。
墓=京都市東山区・泉湧寺後月輪東山陵


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天保2年(1831)6月14日に仁孝天皇の第4子として生まれた。母は権典侍・雅子(正親町実光の娘)。弘化3年(1846)に16才で第121代天皇に即位。このころ、幕府は外交問題に頭を抱えており、老中の阿部正弘が庶民にまで意見を求めるほどであった。そもそも、幕府の政治体制というのは将軍をトップとし、譜代大名から選ばれた老中とで会議をして政策を決めるというものであり、将軍の一存では決めることができなかった。しかし、西欧諸国の船が日本に近づく頃になると幕府だけでは政策を決めることができずに朝廷や有力な諸大名との協力がなければ政権運営ができなかった。その一つとして勅許が出てやっと大きな決定ができる。この勅挙をとらなければ井伊直弼のようになってしまう。そのような訳から、16才の少年天皇も政治の世界に入らざるを得なかった。
幕府は、嘉永6年(1853)ペリー艦隊来航。とりあえずの、和親条約を結び、その後井伊直弼による修好通商条約など。日に日に、幕府の権力は衰えていった。そんなときに出されたのが公武合体策である。朝廷と、幕府が合体して政治をするというものである。この策のために考えられたのが、和宮降嫁。和宮というのは孝明天皇の異母妹に当たるひとで、16才年下の妹を遠い江戸の将軍に嫁がせることはつらく孝明帝は悩んだが、岩倉具視が和宮が降嫁したら条約を破棄するということを条件に和宮降嫁が実現した。(この後和宮は家茂クンと仲良く暮らしたそうな(^_^)
孝明帝のお膝元・京でも会津藩と薩摩藩が過激な尊攘派を京から追い出したり(八一八の政変)そして、また尊攘派の勢力が盛り返したり、犬猿の仲だった薩摩と長州が連合をくんだりと孝明帝は落ち着く間もない動乱の渦に飲み込まれていった。

そんななか、孝明帝は慶応2年(1866)12月11日頃から少し体調を崩していた。天然痘だったそうだが24日頃にはほとんど治っていた。しかし、24日夜突然病状が悪化し25日には血を吐いて夜中になくなった。享年36才。
孝明帝の死については、痘瘡(天然痘)で新だと発表されたが、イギリスの外交官のアーネスト・サトウなどは毒殺されたという話を聞いたことを語っており、死後、間もない頃から毒殺説が流されていた。その理由は孝明帝の考えは「断固攘夷」これしかない。公武合体で倒してもとにかく神聖なる日本に西欧の邪悪な人間を近づけてはいけない。という考えなのである。一刻も早く朝幕連合で夷敵を駆逐せねばと思っていたのである。しかし、世論は倒幕へと流れているため岩倉具視などは倒幕の勅令を掲げて幕府を倒してしかるべき外交対策をとって、新たな天皇を中心とした国家を作ることを望んでいた。そのためには孝明帝が邪魔であった。だから、岩倉が孝明帝を殺したというのがもっとも有力だった。実行犯は岩倉の異母姉である堀河紀子ではないかといわれる。紀子は孝明帝に気に入られており毒物を入れるチャンスはあったそうな。それに、岩倉の孫である16才の具定もチャンスはあった。
孝明帝の死についてはヒ素による毒殺説。痘瘡による病死説。どちらが真実かは分からないが孝明帝は動乱の時代に即位し苦しみ抜いて生きてきた。そんな人生で孝明帝はおからが好きだったそうで、周りの人が驚くほどたくさん食べたそう。おから食べてるときが一番楽しい時間だったのかなあ、とも思います。

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