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朝日が有事法制を支持したのはこのためか?
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投稿者 疑惑? 日時 2003 年 7 月 07 日 21:29:09:


 訪朝をスケープゴートにした支配階層の深い闇

 2002年9月3日。ヨハネスブルク地球環境サミット「持続可能な開発」における小泉首相の内外記者会見で、多くの国のプレスが参加する中、ただ一社だけ、テレビ朝日の記者が突然サミットの議題とは無関係な質問を行った。小泉首相がその数日後訪問することになっている北朝鮮の”拉致事件”に関する質問であった。
 国内の記者会見のようなものならともかく、テレビ朝日のその記者会見の私物化、あるいは乗っ取りのような行動は、異様であった。
 テレビ朝日と小泉首相との間には前もってその質問の打ち合わせが行われていたようだ。小泉首相は驚くふうもなく予定のように、淀みなく質問に答えていた。
 訪朝は、或事件から日本の支配階層の崩壊を招く事態を防ぐためにも行われた。その或事件とは、テレビ朝日社員の連続婦女暴行事件である。

 まずはメディア業界からの内部告発を三つほど。

 ※個人名は重要ではないと思われるのでイニシャルにとどめる。

─(1)─────────────────────────
 今のところO・J一人が捕まってるけど、暴行されたのはアイドルの卵が大半。その住所なんか中途入社でましてや営業のO・Jが知ることなぞ出来ない。
 はっきり言おう。Viviaの関係者やテレ朝の制作スタッフがO・Jに住所のデータを奴のパソコンにメールして、連中はそれと引き換えに奴の「場面」収めたビデオテープ、またメモリースティックをもらって仲間内で「鑑賞」してた。
 その中にはかなり上の管理職も混ざってる。

 もし、何らかのきっかけでその証拠が外部に漏れたらテレ朝は崩壊する。なんたって社内でレイプビデオ鑑賞サークルが存在してるんだから。
─────────────────────────────

─(2)─────────────────────────
 その前に、TV局員だけではありませんよ!レイプビデオはもぅ何十年も前から存在してますよ。最近では読売のドン、いや、マスメディア界のドンであるW・T爺が美人女優を暴力団へあっせんして、ビデオ収録して、政財界の娯楽接待に使われてるし。自民・民主、くせものですよ。こんな出来事は今に始まった訳ではありませんね。あの梶原一騎の遺作的文庫本で自分が抱いた人気女優たちの暴露文で言ってるとおりです。疲労とか入院とかいろいろあるでしょ、理由つけて休業宣言してる女優陣たちなんて餌食にされた後なんです。
 ちなみに、カネボウも人膚ありそうですね。○子をメインにメディア広告するくらいだから、・・・あの女、覚醒剤常連者と同姓してたんでしょ。
 メディアだけでなくスポンサーも腐ってきてますね。その事実を今では、各局こぞって触れようとはしない。人気タレントを抱えてるプロダクションへの取材拒否が恐いのではありません。日テレ・TBS・フジ・テレ朝、みんな同じ穴の狢なんです。
─────────────────────────────

─(3)─────────────────────────
 O・Jの父親の兄弟は確か帝京大学文学部教授で旧郵政省のキーマン的審議委員だよ。
 帝京沖永荘一総長のコネクション凄すぎ。
 テレ朝に転職してきたのも叔父さんのコネ。
 もしかしたら自分の生い立ちの政治的なコネクションを過信しすぎたのかもね。
大手マスコミ社員なんて、上流階級出の社交場で代議士の師弟、子女ごろごろしているしね。
─────────────────────────────

 Viviaの役員には、「テレ朝の天皇」との異名をとり、女優に、「ドラマに出演させてやるから俺と寝ろ」と強要することで有名になったO氏が…。
 次に、雑誌の記事から。


■■■■「創」2002年10月号■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 テレビ朝日元社員 「連続レイプ」容疑の衝撃

 伊勢暁史(文)

 当初は住居侵入容疑だったテレ朝営業マンの逮捕は大事件に発展。
 何と都内の連続レイプ事件の容疑者として再逮捕されたという。
 前代未聞のこの事件を、テレビ局側はどう受けとめたか。

 当初は単なる住居侵入だけかと思われていたテレビ朝日元社員O・J容疑者(40歳)の事件ほどテレビ朝日社員を唖然とさせたものはあるまい。
 テレビ朝日は過去、様々な問題で物議をかもしてきた。その一部を抜き書きしても、かつての椿貞良報道局長の発言問題、「ザ・スクープ」の中国臓器売買めぐる”ヤラセ”、ぺルー大使館への突入取材、「ニュースステーション」の所沢ダイオキシン騒動……。しかし、これらは大きな問題とはいうものの、番組作りのうえでのものであって、まだ救われる部分や不祥事と一概に言えない要素も含んでいる。
 ところが今回のO・J容疑者の事件はテレビ局社員が現職のときに引き起こした未曾有の不祥事なのだ。かつてTBS社員が起こした”のぞき”やフジテレビ社員による自殺などとは質的に違った様相さえ伺える。
 O・J容疑者の事件の概要をもう一度振り返りながら、なぜテレビ局社員による不祥事が数多く引き起こされているのか、テレビ局がこの事件をどのように受け止めているのかを検証してみる。

 容疑者逮捕に至るまで

 今年5月4日早朝、東京・目黒区駒場のマンションの女性が住む一室に怪しげな男が侵入しようとした。そして見つけた住民の通報を受けた警察官が駆けつけたが、男は警察官を振り切って逃走した。
 これがO・J容疑者だったのである。
「警視庁捜査一課は専従班を立ち上げて、被害者の証言や警官が顔を見ていたこともあって男の顔写真を作り、捜査を始めたんです。5月の終わりごろには目黒区祐天寺のマンシションに往んでいたO・Jに絞り込んで聞き込み調査を行っていました」(捜査関係者)
 慎重な捜査の上、約2ヵ月近く後の6月28日、警視庁と渋谷署がO・J容疑者を「住居侵入の容疑」で逮捕する。
 当初の事件が目黒区内で発生したものなのに、なぜ渋谷署がと思うのは当然だが、捜査陣は既に渋谷区内での連続女性暴行等の事件にからんでいると睨んでの捜査であり、逮捕だった。
「O・J容疑者は昨年、別の住居侵入で逮捕したとき(4日間の勾留)には『無職』で通し、不起訴処分になっていた。ところがその後ヤツの住む目黒区、渋谷区周辺で今年1月になってからも頻繁に若い女性の一人暮らしをねらった連続婦女暴行事件が発生していた。その重要容疑者がO・Jだった。内偵の段階でテレビ朝日に勤めているらしいということも分かったので、慎重に捜査を展開した」(前出・捜査関係者)
 そして7月11日、今度は今年1月の渋谷区内での事件で再逮捕された。この事件は女性宅に押し入り、鍵や写真などを盗んだものだったが、連続婦女暴行事件の一端とも見られている。さらに同月27日、同じく1月に渋谷区の30代の女性役員宅に玄関から侵入、ナイフを突き付けてタイツで目隠しをして縛り、現金を奪ったうえに乱暴をした容疑で再々逮捕となったのである。
 O・J容疑者のはっきりした容疑はここまでである。問題は数十、いや100件近いといわれる他の連続婦女暴行事件との関連であろう。
 読者諸氏もご存じのように、この事件は6月28日の逮捕以来、過熱した報道が繰り返された。そして、台風一過。今は報道はさた止みになり、捜査関係者の口は極端に重くなっている。
 そんな中で、捜査関係者を何人か当たってみたが、ほとんどが次のような説明であった。
「渋谷、目黒管内では1OO件近くの婦女暴行事件が起こっており、その中の20件ほどは既にO・J容疑者が自供している。ただこうした婦女暴行事件というのは、まず第一に被害者の陳述が曖昧であったり、指紋や精液のDNA鑑定が必要なため、簡単には片付かない。また被害者も職業などについては今は一切言えない。また100件近くのすぺてがO・J容疑者によって引き起こされたものかどうかも言えない。今はそのツメの作業を進めている段階だ」とO・J容疑者の現況、その被害者の実態については話したがらない。
 しかし、ここまでで明らかになった容疑が20件以上にも及んでいることから見て、並の容疑者ではないことが明らかだ。いや、むしろ他の事件の容疑も色濃く匂っている。
「被害者たちは犯行に際してO・J容疑者が鍔のついた帽子を目深く被って顔を隠したスタイルだったと証言している。これが他の連続婦女暴行事件の特徴でもある。その点から考えてもほとんどがO・Jの可能性がある。またタレントの卵や芸能人もいるのは間違いないと聞いています」(警視庁詰め記者)という話もあり、事件の複雑さを表している。
 また、O・J容疑者が被害者の選定には念入りな下調べを行っていた疑いも出て来ている。
「少なくとも数カ月間で十数件の婦女暴行事件を起こすなんて通常では考えられない。ヤツが何らかの情報源をもっていたのではないか。つまり職業上で知りえた女性たちの住所、同居者の有無といったことがべースにあることも考えられます。一部ではコンビニで買うものを見て一人暮らしと憶測し、後をつけて確認した後、深夜に忍ぴ込んで犯行に及んだという情報もありますが、むしろ捜査の焦点は動機と情報の入手方法という部分に向かっている」(同)
 犯行の全容解明とともに、この部分は確かに重要である。そして「こうした危険な人間が、テレビ局という公共の電波媒体の中に紛れ込んでおり、営業セクションの所属とはいうものの、のうのうと仕事をしていたことに恐れを感じざるを得ない」と、この記者は言う。
 つまり、この事件は全容の解明とともにまたまた大事件として登場し、その中ではテレビ局の体質そのものが問われるものになりそうなのだ。

 問われるテレビ朝日の対応

「元テレビ朝日社員、連続レイプ事件!」の見出しが連日スポーツ紙や週刊誌に踊っている最中の6月末、同局の報道局幹部に会って、この事件について聞いた。
 目的は東京スポーツに「テレビ朝日には証拠隠滅の恐れがある」とする部分があり、真実かどうか知りたかったのと、社としての謝罪の態度を一向にはっきりさせないことに苛立ちと無責任さを感じ、それをぶつけておきたかったからだ。
 彼は「O・Jという人間がどういう人間かは全く知らない。むしろあの事件が報道されているのを読んで、唖然とした。しかし2000人近い人間がいるのだから、その一人一人が起こした事件をすべて会社の責任ということにはならない。ただ、逮捕直後の会見だけで終わらせず、キチンとした対応をとることは必要だと思う。でも、東京スポーツが書いた記事は報道のセクションにいるものとしてあり得ない。テレビ局が事件を取材するときはチームで動く。そのテープを隠したりすることはあり得ないこと」と断言した。
 確かにスポーツ紙や週刊誌のオーバー・ランは目に余る部分もあった。この点については次の項で改めて触れるとして、テレビ局としての責任は、まさに彼が言った言葉の前段の都分、つまりキチンとした対応ができたかどうかなのだ。
 その点を確かめるために、O・J容疑者の入社時についてまず見ておこう。
 O・J容疑者は62年5月3日生まれ、南山大学を出て、広告代理店を2社渡り歩き、2000年6月にテレビ朝日に引き抜かれた。
 テレビ朝日広報部は「300人の応募者の中から入社を決めた。面接と書類選考で」というが、テレビ朝日の現実的打算の産物だと見る人もいる。
「彼は神戸の素封家の息子。父親は大手の企業の役員を務めていたこともあって、経済界に知人が多い。その関係から大手クライアントとの取引をしている広告代理店に難無く入った。そこから外資系広告代理店(潟}ッキャンエリクソン)に移った後、テレビ朝日の途中入社制度を利用して入社した。テレビ朝日としては彼の才能よりもバックにある父親の筋に魅力を感じていたんだと思う。なにしろあそこは営業成績が悪い、何が何でも広告を取りたいということでの採用だったと聞いている」(広告代理店幹部)。
「エリート社員」などと書かれたりもしているが、むしろ親の力をバックにしての「坊ちゃん仕事」だったというのだが、昨年4月には、本体よりもさらに経営が悪化しているBS朝日(本社・渋谷区)の営業強化要員として出向していた。しかも逮捕直前には「課長待遇」という役職に昇進していた。

 事件を「スクープ」したテレ朝ニュース

 さらに、テレビ朝日の看板番組のひとつで夕方のニュース番組「スーパーJチャンネル」では4月30日などの放送で他局に先駆けて、この連続婦女暴行事件を”スクープ”報道していたのである。
 そんな関係から「O・J逮捕」を知ると、即座に解雇した。よくいう”トカゲのシッポ切り”である。しかし、マスコミの取材攻勢には一貫して受け身に回った。受け身というよりも、もっぱら逃げ腰といわざるを得ない状態である。
 本誌が6月末に取材をしたときも、「当社としては『住侵』の2件がはっきりした段階で懲戒解雇しています。その後、窃盗で再逮捕、さらに渋谷署管内の連続婦女暴行事件で再々逮捕となっていますが、まだ捜査中の事でもあり、事態の推移を見守っているところ」(広報部)と述べただけ。そして、その後も何回も取材を入れるが、「社としては現在、社員教育の見直し作業を含めて基本的なものを検討中」だというに止まっている。

 言論機関としての責任

 ところがこの一方で、テレビ朝日のトップは「人事局長通達」なるものを7月1日付けで出している。長くなるので全文は載せられないが、事件の責任についてはこう述べられている。
「会社としても、この事実を厳粛に受け止め、厳正に対処する必要があります」「公共の電波を預かる放送人として、また、視聴者からの信頼を何よりも第一義におくべきテレビ局の人間として、今回の行為は、当社の名誉と信用を著しく傷つけたにとどまらず、関係各方面に多大なご迷惑を及ぼす結果となり、この際、会社としても心からお詑びを申し上げなければなりません。言論機関に身を置くものとして、その与えられた役割の重要性を考えるとき、私たちは公私を問わず、一市民としてのモラル以上の倫理観が求められていることを、このようなかたちで意識しなくてはならないことは残念です」
 テレビはいろいろな事件を報道している。特に金、女性、政治家がらみの問題については微に入り細を穿って報道している。現に自局の「スーパーJチャンネル」では『渋谷で連続暴行!オートロックヘの過信は禁物』と報道したではないか。ならばこの事件の詳細についても、捜査の進展とは別個にお得意の「検証報道」をやるぺきだろうし、少なくとも社内での可能な限りの調査は進めるべきだ。そして、それを元にテレビ局としての謝罪を行うべきではないのか。
 民放労連の役員の一人は「テレビ局員の不祥事が多発する背景には私たちが指摘するように”成果主義”、つまり視聴率や営業成績といった目先の利益追求のみに走るテレビ局トップの悪しき姿勢が横たわっている」というが、このような社員を雇用しているテレビ朝日にこそ、”悪しき成果主義の原型”が見えるのだ。

 マスコミのオーバー・ランにも問題あり

 最後になったが、この事件の報道もオウム真理教などと似通ったマスコミのオーバー・ランが突出したものであった。
 その一つが前出した東京スポーツの記事である。ここには次のように書かれている。
「レイプ事件への関与疑惑が明るみになったのは再逮捕された今月11日だが、この10日間の間に、局内では”証拠隠滅”が行われたようだ。『うちでオンエアーした番組テープは社内ライブラリーに保管されているんですが、スーパーJの4月30日放送分テープから、連続暴行事件の箇所だけカットされているんです。6月6日にもこの事件を取り上げてますか、そこからもカットされてます。事件関係先の住所や住人データなども、もう処分されたみたいです」(テレビ朝日関係者)……(略)」というのである。
 もし、これが事実なら放送事業者として重大問題である。この問題は捨て置けないとして確かめたのだが、前に書いているように信頼できる報道局幹部は確信をもって否定した。
 テレビ局のシステム・機能(たとえ放送分から削除しただけでは隠しきれない)からみても、多分かなりのオーバー・トークと受け取れる。
 これに限らず「私は連続暴行魔のテレビ朝日社員にレイプされた」(『週刊新潮)などや「美形モデルを狙ったテレビ朝日社員”連続婦女暴行疑惑”」(『週刊文春』)なども謳い文句は華々しいが、記事を読んでも暴行された人物を押さえたものとは見えにくい。むしろ捜査関係者からの取材で浮かび上がった被害者像を元にしたものに過ぎない。
 不思議なことに、この事件に対する追求は7月の末にピタリと止む。
「週刊誌の報道があまりにきついので、捜査関係者がびびり出したんですよ。それまでいろいろと捜査情報が流れていたのにぴたっと止まってしまった。それに芸能人がいるとか、タレントの誰々が被害者だといった憶測情報が飛び回ったりするので捜査本部でもリーク自粛措置を取り始めたんです」(警視庁詰め記者)
 日本のマスコミの一過性は今に始まったことではないが、これではまったく羊頭狗肉といわざるを得ない。むしろこれからが、この事件の本質(O・J容疑者が何故、このような狂気の事件に走ったのか、そしてテレビ局社員としての位置がどういう役割をもっていたのか)を見極めるべきではないのか。そうしなければ、今後またまたテレビ局社員の不祥事は飛び出しかねない。

■■■■「週刊アサヒ芸能」2002年11月7日号■■■■■■■■■■■■■■■■

 テレ朝「レイプ局員」裁判でわかった卑劣手口
 「舌を出せ!」と目隠しフェラを強要

「いつも男にやっているように舐めろ!」。今年6月、強盗、婦女暴行などの容疑で逮捕された元テレビ朝日社員O・J被告(40)のおぞましい犯行が、裁判で明らかになった。しかし、当のO・J被告は法廷で不敵な沈黙を決め込んでいた。

 10月22日午前、東京地裁で開かれたこの事件の第2回公判。検察側が読み上げた冒頭陳述は、極悪非道な凌辱行為の一部始終を明らかにした。
 検察によれば、今年3月9日早朝、渋谷区内のマンションに住む女性宅に侵入したO・J被告は、まず室内を物色し、現金6万5000円と携帯電話などを盗んだ。次いで、パジャマ姿で就寝中の被害者・A子さん(32)に襲いかかったのだ。社会部記者が語る。
「被告はまずA子さんの上に布団をかぶせ、『静かにしろ。動くと殺すぞ』と一喝。ストッキングで目隠しし、両手を縛り上げたうえで、犯行に及んだ。その際、A子さんの顔を舐め回しながら、『舌を出せ』と嫌がる彼女にディープキスを強要し、『ダンナにやってるみたいに舐めろ』と、A子さんの口に自分の性器を突きつけた。撮影はしなかったものの、カメラも持っていたようです」
 この冒頭陳述から、O・J被告が凌辱を楽しんでいた様子がうかがえる。
「さらに、今年4月にはオートロックマンションながら自室ドアの施錠をうっかり忘れたB子さん宅に侵入し、同様に縛り上げたあと、『カレシにやってるようにくわえろ』とB子さんの口を犯したうえで、レイプに及んでいる。部屋にあった現金55万円を奪い、『だれにも言うなよ』と言い残して部屋を去ったといいます」(前出・記者)
 こうした検察側の追及に対し、黒いスーツ姿のO・J被告は不敵な表情のまま罪状の認否を留保した。15分ほどの公判中は終始一貫して黙秘の構えだったという。
「実は、9月に行われた初公判では、O・J被告がある芸能事務所に所属する女優に狙いを定め、テレビ局員の立場を利用して住居を突き止めて、留守中の女優の自宅マンションに繰り返し侵入。カギや写真などを盗んでいたことが明らかになっている。しかし、被告は2件の住居侵入と窃盗に関しては認めたが、肝心の婦女暴行については、検察の証拠開示が不十分という理由で、黙秘を続けています」(前出・記者)
 ある司法担当記者は、
「被告が今後も黙秘を続けるようだと、検察側としては被害者を法廷で証言させなければならない事態になるかもしれない」
 と顔を曇らせる。被害を訴えた女性にとって、これ以上、酷なことはない。しかも、O・J被告には余罪があると見られている。被告の住む目黒やその周辺で、今年だけで10件近い連続婦女暴行事件が頻発していたのだ。
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 実は雑誌にも載らない事実がある。それは合鍵(錠前などをあける侵入のプロがいるらしく、侵入すると合鍵を作り、部屋などに盗聴器を仕掛ける)、麻酔剤などを使った、業界ぐるみの広範で膨大な数の性犯罪である(これにO・Jが関与していたかどうかは僕は知らない)。表に出れば、世界を長期に渡って揺るがすことになるこの凶悪な性犯罪は、多くの政官財人たちが黙認しているので(「スーパーフリー事件」─スーパーフリーの連中はこっちの事件には関係ないと思うが─における、何人かの政治家の問題発言は偶然ではないのだ)、捜査すらされない。つまり、なかったことにされ、しかも今現在も行われている!

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 [スーパーフリー事件に関する発言]

 太田誠一衆議院議員は鹿児島県内の全日本私立幼稚園連合会主催の公開討論会で「集団レイプする人はまだ元気があっていい、正常に近い」と発言。
 森元首相は「そんなところに女性がくるなんて女性も女性だ」「子どもを1人も作らない女性が自由を謳歌して…年とって税金で面倒みなさいというのはおかしい」と発言。
 福田官房長官は「女性にもいかにも『してくれ』っていうの、いるじゃない」「そういう格好しているほうが悪いんだ。男は黒豹なんだから、情状酌量ってこともあるんじゃないの」と記者とのオフ懇談会で発言。
 新聞によれば小泉首相はこうした発言を表現の自由としている。

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 [テレビ朝日社員の連続婦女暴行事件が発覚した当時の【ZAKAZAKメルマガ】の記事]

 あのレイプ魔にヤラレた? 業界の騒然… (ZAKAZAKメルマガ)

 独り暮らしの若い女性をねらい、強姦や強盗を重ね、逮捕されたテレビ朝日元社員の岡部順一容疑者(40)。
 その手口は、「寝ている女性にナイフを突きつけ、自由を奪った上で強姦。そしてそれを写真やビデオに撮って、通報できないようにした」(捜査関係者)というもの。
 容疑者はテレビ局員だけに、「タレントや女子アナも被害に遭った…」というウワサが絶えず、ネットの掲示板では若手女性タレントの実名を挙げた無責任な書き込みもあるのだが、実際のところはどうなのか。
 「社内はこの一件でシュンとしているし、女子社員に被害を受けた者がいないか、ということを表だっては聞けません。ただ、女子アナの場合、絶えずストーカーまがいの熱心なファンがいるから、住所を知り得る岡部が何かをしたとしても不思議はない…」とはテレ朝関係者。
 「まあ、万が一、女子社員が被害に遭っていたとしても、下のほうまでは分からない…」とこの関係者もそこで口をつぐむ状態だ。
 岡部が出没していた東京・目黒、渋谷、世田谷区では今年1月以降、高級マンションに住む若い女性がレイプされる事件が14−15件発生。いずれも芸能人やテレビ局関係者が好んで住むエリアだ。
「具体的にアナウンサーやタレントの名前を出して、犯された…という話や、テレ朝にレイプ魔組織がある…などの“都市伝説”も生まれている」(民放関係者)というのだ。
 コトの真相は、今後法廷などで明らかにされるだろうが、「今まで以上に、タレントのセキュリティに気を使わなくてはいけない。本当に物騒な世の中ですよ…」(女性タレントを多数抱えるプロダクション関係者)というため息は消えそうもない。

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 [似たような事件]

 NHKレイプディレクター事件 2002年4月17日(木)

 部下の女性宅に侵入し乱暴しようとしたとして、女性暴行未遂罪などに問われた元NHK大阪放送局編成部チーフディレクターN・Y(54)=大阪府枚方市=の判決公判が十七日、神戸地裁尼崎支部であった。

 鈴木正義裁判長は「異常なストーカー的犯行で、被害者のショックは大きい」として、懲役二年六月(求刑懲役三年六月)を言い渡した。

 判決によると、Nは昨年八月十五日、NHKでアルバイトをしていた西宮市内の女性の自宅マンションに、不正に入手した合鍵で侵入。五日後にも侵入して室内で待ち伏せし、帰宅した女性を「騒ぐな、殺すぞ」などと脅して首を絞め、乱暴しようとした。

 被告側は起訴事実を認めた上で、Nが犯行当時、そううつ病と診断され、不安定な精神状態にあったとして減軽を求めたが、鈴木裁判長は「犯行は被告の性格に基づくもの」とした。

 Nには妻子がいる。局内では「セクハラオヤジで有名で、女性に次々と声をかけていた」という。

 アルバイト女性にもチャレンジしたが、あっさりと断られ、犯行を思いついたという単純かつ凶暴な男だった。

 判決文によると、「(昼休みに)『留守番をするから』と善意を装って被害者らを昼食に出向かせ、そのスキにカバンの中にあった鍵を盗み、鍵屋に赴いて合鍵を作っ」た。

 そして「その日のうちに職場を抜け出して被害者のマンションに侵入。室内の様子を手帳に書きとめ」た。

 それから5日後、いよいよ強姦計画を実行に移す日がやってきたが、その準備が悪質かつ周到。

 「指紋付着防止の手袋、顔を隠すパンティストッキング、首を絞めるための同軸ケーブル、被害届を断念させるためのビデオカメラ、性交に供するバイブレーターを準備」したうえで、被害者宅に侵入。

 「酒を飲んで犯行の意欲を高め」、パンストをかぶって待機、「帰宅した被害者の背後から襲いかかり、首を絞めるなどの暴行を加えた」

 マスコミ関係者の不祥事だが、仲間の犯行にテレビは沈黙を守っている。

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