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経済危機になれば、次の軍事カードが切られる
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/295.html
投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 7 月 21 日 09:23:43:WmYnAkBebEg4M

http://www.bund.org/opinion/1117-4.htm
6月28日埼玉会館 金子勝講演会「イラク戦争と日本経済」(下)
経済危機になれば、次の軍事カードが切られる
世界同時デフレ不況に突入
  2003-7-25
金子勝講演会「イラク戦争と日本経済」(上)へ

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 宗教原理主義の国
 国境のない国防
 恐るべしカール・ローブ
 スケープゴート捜し
 真実への想像力

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 宗教原理主義の国
 これまでアメリカのメディア・コントロールについてお話ししてきまし
たが、ここであらためてアメリカが宗教原理主義の国であることをみてお
く必要があります。それはレーガン政権期における規制緩和政策の帰結と
して生まれたともいえるでしょう。
 アメリカの南部や中西部は、ほとんど現代的な規制や福祉制度を持たな
い地域です。なかでもブッシュの出身地、テキサス州・ヒューストンでは
ほとんど都市計画規制がありません。アメリカの中でも珍しく所得税も徴
収していないため、所得の再分配がまったくない。いわば石油を地下から
掘る原始採取経済のようなもので、自然発生的に市場が生まれてくるとい
うような価値観に染まっている人達がたくさんいます。ブッシュはその代
表です。
 それに合わせて、宗教原理主義の領域が中西部から南部に拡がり、これ
が共和党の基盤を形成していく。ギャラップ社の調査によれば、アメリカ
人の6割はキリスト教によって目覚めたとこたえ、聖書の創世記論を信じ
ている人が48%、ダーウィンの進化論を信じている人は28%になるといい
ます。共和党の重要な支持母体になっている宗教原理主義のモラル・マジ
ョリティーというグループは、中絶反対運動の他に子供たちに進化論を教
えるのを止めさせる運動も行っている。アメリカ人の7割は悪魔の存在を
信じているので、「悪の枢軸」という表現は彼等の気持ちを十分に言い尽
くしているわけです。
 レーガンの規制緩和によって、次々と企業が東部から規制が緩く労働組
合がない中西部、南部へと移動していきます。自己責任による市場原理主
義が徹底し、福祉制度が不十分ななかで、人々の紐帯を新しく形成する役
割を果たしているのがプロテスタントの新興宗教グループ=宗教原理主義
です。
 なぜこのグループはイスラエルを支持するのか。クリスチャン・サイエ
ンス・モニター紙によると、実はこういう理由なんですね。まず聖地イェ
ルサレムは、イスラエル人によって占領されなければいけない。イスラエ
ル人が神殿を建てた後、キリストが舞い降りてくる。かくしてイェルサレ
ムはキリストによって解放され、ユダヤ教はキリスト教に改宗されていく
と。
 問題はこういうストーリーを背景に、自由と民主主義を世界に拡大する
一方で、宗教的な原理主義者たちが戦争を圧倒的に支持していることです。
始末の悪いことに、宗教原理主義者たちは非常に投票率が高い。こういう
層をブッシュは念頭においているわけです。日本やイギリス、オーストラ
リアなどがアメリカを支持してくれれば、あとの国々の動向を気にするこ
となく、アメリカ国内の世論を味方につけることを考えればいい。そもそ
も「ニューヨーク・タイムズ」紙などを読んでいるのは、ニューヨークの
ごく一部の人々であり、田舎の人達はほとんど読んでいません。地域の大
衆はフォックステレビやMSNBC、CNNなどを観てブッシュを支持し
ているのです。

国境のない国防
 その上で問題なのは、今後イラク戦争がどういう帰結をもたらすのかと
いうことです。イラク戦争によって、世界は70年前の世界大恐慌時と同じ
ような同時デフレ局面に突入しました。残念ながら私たちは、世界同時の
デフレを個人的な実体験としては誰ももっていない。私が好きな言葉で、
「愚者―愚か者は経験に学び、賢者―賢い者は歴史に学ぶ」というのがあ
ります。70年前の事態と何が同じで、何が違うのか。その差異が私たちが
今直面している新しい時代ということになります。
 戦争も単純に、かつてのように帝国主義だとかファシズムといった形で
表現できないものになっています。たとえば、アメリカはずっと自国の制
度を「グローバル・スタンダード」として世界に強制してきました。市場
には国境がないのと同じように、アメリカにとって反テロの戦争は国境が
ありません。国境のない国防なので何をしてもいい。国境を越えて「自由
と民主主義」というロジックを暴力で強制していく倒錯が生じたり、「大
量破壊兵器廃棄」と称しながら、自ら大量破壊兵器を作る倒錯が生じてい
るのも、そうした不思議なシチュエーションのためでしょう。
 「自由と民主主義」を掲げて、ユダヤ人虐殺に反対してきた自由主義諸
国の盟主、アメリカが、その論理の延長上で戦争するようになったのは、
9・11という契機があってからです。9・11以降は何の証拠がなくても、
国連決議がなくても、予防的に戦争を行う。アフガニスタン侵攻は国連決
議をえてますが、アルカイーダが9・11の犯人だったかどうかの決定的証
拠はない。ビン・ラディンも捕まっていない。それなのに、アルカイーダ
とフセインがつながってるという。かたやシーア派原理主義、かたやスン
ニ派。結びつくわけがないのに、「結びつく」と。そしてイラクに攻めて
フセインを逃がすと、「シリアがかくまっている」と批判する。リヤドで
テロがあった瞬間に、「イランのアルカイーダがやった」と言い始める。
イランでは北部にまで統治権が及んでおらず、そこに13人ほどアルカイー
ダがいると言われてます。本当に彼らがやったのか。こういうジョークが
あります。「フセインとビン・ラディンは生きてる。アメリカによれば。
証拠も必ず出てくる。だって領収書がアメリカにあるから」(笑)。
 つまり今アメリカが行っている戦争は、かつての戦争のロジックとは全
く違うんですね。少なくとも第二次大戦では、「反ファシズム」のもとに
戦争が行われ、イスラエル=ユダヤ人を攻撃するようなことはタブーだっ
た。その結果が、6月4日のパレスチナ・アッバス首相とイスラエル・シ
ャロン首相による二国間平和共存宣言に連なっていく。しかしわずか1週
間もしないうちに、双方で50人近くの死者をだし、ハマス幹部の暗殺が企
てられてしまう。合意がありながらシャロンは、テロリスト撲滅という形
で攻撃を一方的に仕掛ける。ロードマップは、米国とEUとロシアと国連
4者によって2005年にパレスチナ国家をうち立てるための行程表だっ
たはずなのに、ブッシュのおかげで地獄へのロードマップに変わってしま
った。
 おそらくこの構図は永遠に続くでしょう。危険なのは、アメリカの経済
が悪化しブッシュの支持率が落ちたとき、支持率をあげるためにナショナ
リズムを煽り立てて軍事カードを切ることです。そうなればまさに「終わ
らない戦争(エンドレス・ウォー)」が世界で始まることになります。

恐るべしカール・ローブ
 アメリカの大統領選が来年の11月に行われます。非常に不気味な兆候と
して、共和党の大統領最終指名大会が9月の第1週に行われようとしてい
る。過去の共和党の大統領指名大会は7月から8月に行われるのが通例で
す。それを9月の第1週、つまり9・11直前に行うということは、ブッシ
ュの反テロ戦争を正当化し、ナショナリズムに訴えながら大統領選挙を勝
ち抜こうとする戦略です。
 報道されていませんが、グァム島には戦略爆撃機が大量に集結している
と言われています。戦争の実行部隊である特殊部隊の多くがグァム島に集
まり、沖縄にも戻ってきている。今のところ予兆にすぎませんが、軍隊が
集積して駐留すれば北朝鮮を攻めるとみたほうがいいでしょう。イラク周
辺に米兵が10何万人集結したときもそうでした。やらないわけがない。過
去、戦闘部隊を派遣して引いたのはたった一回、キューバ危機の時だけで
す。ソ連との全面衝突はリスクが大きすぎたからですが、その時はアメリ
カ民主党政権でレーガン以降の共和党タカ派じゃない。そう考えると韓国
の軍隊が南部に移動したり、大量に集積したりすることになれば、沖縄や
韓国から攻める必然性はありません。グァム島に集結すれば十分で、私た
ちは目を広くしてそういう状況を認めるべきです。
 現在ネオコンがすごく脚光を浴びています。私も岩波ブックレット『反
ブッシュイズム』で「小さなグループ病」と紹介していますが、ネオコン
よりむしろ恐いのは大統領上級顧問のカール・ローブです。この男は選挙
に勝つためならなんでもやる。ブッシュが大統領候補になったとき、共和
党内部の対抗候補にマケインがいた。このマケインを攻撃するために、カ
ール・ローブは保守的なサウス・カロライナで、「マケインには黒人との
間に隠し子がいる」とキャンペーンします。実はマケインは、善意でバン
グラデシュの女の子を引き取っていたんですが、いつの間にか「隠し子騒
動」に巻き込まれ、失脚させられます。
 ブッシュの弱点は経済ですから、昨年の11月5日の中間選挙ではどんど
ん支持率が落ちていきました。その年の夏、ワールド・コムの経営破綻、
ハーケン・エネルギー(ブッシュが取締役)のインサイダー取引き、ハリ
バートン(チェイニーが取締役)の不正会計疑惑、エンロン疑惑など、次
々と汚職疑惑が浮上してきたからです。
 そこでカール・ローブは反サダムキャンペーンを行い、イラク攻撃を煽
り立てるようになります。アルカイーダとフセインが結びついている、イ
ラクは核兵器を開発している、それをテロリストに供給している、だから
われわれは悪の枢軸を叩かなければいけないと、大々的なキャンペーンを
繰り広げます。それでブッシュは地滑り的な勝利を収めた。さすがに戦争
ばかりやってると財政がもたないので、今のところはブッシュに戦闘服を
着せてイメージを煽ってるだけですが、もし景気が悪くなり、大量破壊兵
器の証拠問題が追及されるようなことになれば、次の軍事カードを切る可
能性は十分にあるでしょう。

スケープゴート捜し
 世界同時デフレの中でアメリカの経済がもつかどうかは、ただ一点、住
宅バブルが崩れるかどうかにかかっています。すでにITバブルが崩壊し、
設備投資は落ち込んでいます。アメリカ企業は雇用リストラで収益を上げ
ていますから、失業率はずっと高止まりして消費はジリジリ落ち、物価が
下がるデフレ傾向にある。今、辛うじて住宅バブルで消費をもたせていま
すが、この部分がはじければ、二つのバブル崩壊が重なってアメリカ経済
は極めて厳しい状況に入ります。
 住宅バブルが崩れる予兆はすでにあり、ロサンゼルスの地価は下落傾向
に入り、ニューヨークの地価も頭打ちになっています。住宅価格が上昇し
て金利が下がると、ローンを借り換える。ローンを借り換えると、前に高
金利で借りていたものが低金利になる。住宅も価格が上がる分、担保物件
の価値が上がる。するとこの分だけ所得が増えるわけです。これで何とか
消費をもたせてきたのですが、住宅価格が頭打ちになって金利が底を打っ
てくると、消費を作り出すのが難しくなります。在庫が積み増しされるよ
うな事態になれば、もうアメリカの住宅バブルははじける以外ない。
 アメリカは双子の赤字を抱えています。財政赤字は4000億ドルを超
え、貿易赤字も4000億ドル以上。レーガン時を超える史上最悪の状態
で、ドルが急落する危険性が常にあります。そうした中で、EUは独自の
動きを強めている。EU側がアメリカとの協力からどんどん退いていけば、
グローバル化した経済をもう一度切り裂くような「亀裂のコスト」が発生
してきます。これは非常に澱んだ事態です。日本も経済が悪化してくると、
ますます有事法制やイラク新法などに頼る傾向が強まるでしょう。
 どの時代もそうですが、経済が非常に悪くなってくるとみんなイライラ
し始めます。それを解消するには誰かを叩けばいい。鈴木宗男であろうが
サッチーであろうが、金正日であろうが、人相が悪いヤツならば誰でもO
K。極端に言えば俺でも危ない(笑)。ちょっと税金でもごまかしたりす
れば、一斉に襲いかかる。そういう状況がどこにでもあるわけですよ。
 不況の中での人々のエモーショナルな不安。テロに対する恐怖やテロリ
ストに対する怒り。9・11で崩れたビルの中にたまたま居合わせたことに
よって死んでしまった、なぜ彼らが犠牲にならなければならないのかとい
うのは当然の怒りです。金正日政権に家族を拉致された、そんなことは非
人道的でとても許せないというのも普通の人間の感情でしょう。
 けれども、たとえば拉致関係の団体が「拉致をテロと認めろ」「麻薬を
取り扱っているのではないか」といったキャンペーンを行うのは、「北朝
鮮を攻めろ」と言っているのと等しいことを忘れてはいけない。「先制攻
撃しろ」と言ってるようなものです。北朝鮮には拉致被害者たちの家族が
残っているのに、アメリカに攻めてもらうというロジックを展開している。
私たちはもう冷静な判断力を失っているわけです。
 仮に攻めたらどうなるか。北朝鮮は100%勝てません。イラクだって
最初から勝てるはずがなかった。軍事費年間20億ドルの国と、年間300
0億ドル以上の国を比べれば、子どもと大人以上の差がある。北朝鮮につ
いても同じです。
北朝鮮で大量の死者が出て、難民があふれるようになれば、おそらく東ア
ジア地域の安定は大きく損なわれるでしょう。東ドイツを無傷のまま引き
受けても西ドイツは疲弊したのだから、ほとんど食えない状態の人間が大
量に出れば、韓国や中国が経済での大打撃を受けるのは明らかです。日本
も例外ではない。
 こうした問題を平和的に解決するために歴史から学ぶとすれば、たった
ひとつ、北朝鮮を東欧やソ連、中国のように、市場経済を取り入れて国を
開かせていくことです。時間がかかるかもしれませんが、拉致家族を帰し、
拉致の真相を徐々に明らかにしながら国を開かせていく以外に、冷戦を平
和裡に終結させる方法はないんですね。
 しかし残念ながら日本は、巨大なリスクに向かって突き進もうとしてい
る。誰かを憎いというかたちで叩き、めちゃくちゃな経済失政で人々が苦
しくなっているにも関わらず、小泉政権を免責する構造を作り出そうとし
ている。ブッシュと小泉は、実は政策のパターンがよく似ているんですよ。
 その意味で私たちは、今の状況をもっと冷静にみなければいけません。
イラクで起きていることが正確に報道されないために、「攻める」こと
に対するリスクが想像できない。最低でも5500人以上が死に、水も電
気も麻酔薬もないイラクの状態を知れば、感情は全然違うでしょう。
 イラクに「人間の盾」で入り、医療機関でボランティアを行った元教師
のシュピンガーの手記が「ワシントンポスト」紙に掲載されました。それ
はもう悲惨です。病院の中では、麻酔もない状態で子どもたちの手足をち
ょん切ってる。彼は掃除のボランティアをやっていたのですが、人手が足
りなくて子どもを抑えるのを手伝います。そこで医師がもうすすり泣きな
がら医療活動を行っていたと書いているんですね。そして「私はそのわず
か一週間の体験で、自分が全て変わってしまった気がする」と締めくくっ
ている。そういう事実も伝えられていないところで、イラク攻撃を支持し、
金正日体制を叩いているのが日本です。
 イラク新法が通りつつありますが、そもそも大量破壊兵器がないまま、
戦争を支持して良かったのか。まずはそうした世論を喚起することが必要
です。自衛隊員が死んでしまうといったエモーショナルな反対だけに留ま
らず、ブッシュ戦略とはどういうもので、この間どういうことをやってき
たのかを暴露していく。同時に、北朝鮮問題をどうしたら最も良く解決で
きるのかというオルタナティブを出していく。そのことによってしか、人
は説得できないと私は思います。

真実への想像力
 この間アメリカのペンタゴンは、小型核兵器を次々と開発しています。
米ソ核開発競争でヒロシマ型の原爆の何千倍もするような爆弾が作られた。
これを使えば、落とされた地域は何百年も住めなくなってしまう。そうな
れば猛烈な道義的非難を浴びることになる。そこで使い勝手のいい小型核
兵器を開発しようというのが、今のペンタゴンの目標です。
 これに対し、「ワシントンポスト」「ニューヨークタイムズ」「ロサン
ゼルスタイムズ」紙などアメリカの主要メディア全てが、「アジアにおけ
る核拡散の危険性を持っている」と警鐘を鳴らしました。ところが小泉首
相は5月23日、ノコノコとブッシュの自宅を訪れ、有頂天になって北朝鮮
の核問題について話し合う。アメリカの小型核兵器の開発は一切不問にふ
したのが、小泉・ブッシュ会談です。
 この会談によって、「北朝鮮が従わない場合には強硬な措置をとる」と
いった発言を小泉は認めます。強硬な措置とはせいぜい経済制裁ぐらいだ
ろうと、日本ではみんなタカをくくっている。でもイラク戦争を見てごら
んなさい。国連決議なんかなくたって、兵隊が行っちゃえばやるんです。
甘いんですよ、日本は。戦争をやった後ではもう遅い。小型核兵器の使用
もあり得るかもしれません。
 使えない核兵器は意味がない。実際に使用して勝てる兵器があるから核
抑止力になる。これがネオコンの考え方です。私たちが今問題にしなけれ
ばいけないのは、こういうひとつひとつの事実を明確にしていくことです。
戦場・占領の実状、そしてアメリカの政策について、あまりに日本のメデ
ィアは報道が遅れている。メディア・コントロールによって、私達がみた
くない現実が隠されてしまっている。そのことをしっかりみすえて、北朝
鮮やイランに攻撃を仕掛ければ、いったいどういうことになるのかといっ
た想像力を働かせていくことが重要です。
 今のところブッシュ再選の可能性は高い。そうなれば、3期はありませ
んからブッシュはやりたい放題やるでしょう。ネオコンがやりたいことを
全て実行する。それによって世界は血なまぐさい戦争の時代を迎えます。
しかもそれは、かつてのファシズム撲滅ではなく、自由と民主主義の名に
おいて展開される戦争です。ファシズムと戦った国が、今度は自らの国防
と称して、軍事的なグローバリズムを実行するなんてことは誰が想像した
でしょうか。
 私はベトナム反戦世代の人間です。中学生から高校生ぐらいのときが、
もっともベトナム反戦運動が盛り上がったときで、自分の本に「ジョン・
レノン命」なんて書いたものです。米兵が無実の村民にピストルを突きつ
けて処刑するソンミの虐殺のシーンが流れてから、アメリカの世論がガラ
っと変わった。それと同じように、私たちは今、イラクで起きている事実
を伝えることによって人々は変わり得ると信じるしかないですね。
 このときの私が忘れられない映像は、白人専用のバスに黒人が何人もブ
ラックスピリッツ=黒人霊歌を歌いながら乗り込み、全員が逮捕されてし
まう姿です。こうした現実に人々が感情を動かされないはずがない。その
ことを信じてがんばっていきましょう。

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かねこ・まさる 1952年生まれ。慶応大学経済学部教授。財政学、地
方財政論専攻。『反グローバリズム』、『日本再生論』、『21世紀のマニ
フェスト』、『希望のビジネス戦略』『長期停滞』など著書多数。

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