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探偵小説の本家・英ケリー「殺人」疑わず検屍医・死因陪審無視「自殺」報道の唖然
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/419.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 23 日 23:10:43:

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『亜空間通信』632号(2003/07/23)
【探偵小説の本家・英ケリー「殺人」疑わず検屍医・死因陪審無視「自殺」報道の唖然】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
 
 本通信の題名には一応、「無視」と記したが、実は、「無知」とか、「お粗末至極の誤訳」とか、「意図的誤訳」とか、「破廉恥」とか、もっと厳しく批判して、911事件に次ぐ「巨大メディア」の正体暴露、新聞記者、デスクらの「無知蒙昧」振り、結果的には「傲慢不遜」「権力追随」「発表報道」「垂れ流し」「読者誤導」に至る重大犯罪として、鋭く追及すべきところであろう。
 
 イギリスのケリー博士の突然死に関する「自殺」断定報道は、このまま放置されるならば、重大な世論誤導、悪漢乱舞の許し難い結果を招く事態なのである。
 
 以下、一応、中間的な呼び名を「ケリー博士変死事件」(略称は「ケリー事件」)とするが、私は、この事件を、国際的な最重要証人抹殺の政治的「殺人事件」として、徹底捜査、徹底調査をすべき大問題だと考えている。
 
 この事件は、2年前の2001年9月11日に起きた「911事件」と同様、「戦争」、実は前代未聞の一方的な大量虐殺」と、深く関係する決定的な国際的重要犯罪事件なのである。最も厳密な捜査、報道がなされなければ、世論誤導による犯罪の効果の増幅に至るのである。
 
  ところが、日本の大手メディアは、そのほとんどが一斉に、ケリー博士の変死を、911事件の際と同様、刑事事件捜査、報道の基本を、まったく踏まずに、「自殺」の線で報道してしまったのである。
  
「意図的誤訳」の可能性ありと考える理由は、イギリスの報道例に、たとえば、July 19, 2003The Guardian、Blair's government was last night shaken to its foundations by the of Dr David Kelly、というような表現があるからである。

ところが、この報道例のapparent suicideに関しては、いちはやく、阿修羅戦争37掲示板に、常連の匿名投稿者による以下の解説が出現した。

---------- 引用ここから ----------
遺書は見つかっていない模様。イラク報告操作疑惑 BBC「情報源」?のデービッド・ケリー博士の死。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/212.html
投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 7 月 19 日 10:52:13:WmYnAkBebEg4M

遺書は見つかっていない模様。イラク報告操作疑惑 BBC「情報源」?のデービッド・ケリー博士の死。
http://politics.guardian.co.uk/iraq/story/0,12956,1001435,00.html

なお、記事の最初の段落にある、「the apparent suicide 」の
「apparent 」には明白な自殺と言う意味以外に、外見だけは一見して自
殺のようなと言う意味もある。

The vendetta's victim
Crisis for the Blair government

Michael White, Richard Norton-Taylor, Steven Morris and Matt Wells
Saturday July 19, 2003
The Guardian

Tony Blair's government was last night shaken to its foundations
by the apparent suicide of Dr David Kelly, the backroom Whitehall
scientist caught in the lethal crossfire over weapons of mass
destruction between Downing Street and the BBC.
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

手元の安物英和辞典にも、1.として「明白な」、2.として「見かけの」「外見上の」「一見・・・らしい」の訳例が載っている。英語も実に好い加減な言語なのであるが、この区別は、英和の訳者にとっては、初歩的な知識である。

問題点は多いが、この事件の関連情報は、余りにも多すぎて、いちいち紹介していると、切りがない。それどころか、情報は増える一方である。事件発生の本家、イギリスの報道は、まさに溢れんばかりである。
 
 そこで、本通信では、以下の3つの特徴的な情報を列挙するに止め、これ以上の情報に関しては、私も常時沢山投稿し、この件でも目一杯の投稿をしている以下のURLの「★阿修羅♪ 戦争37」掲示板を、巻末資料リストの代わりとする。
 http://www.asyura.com/0306/war37/index.html
 
1)・・・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
英科学者の死、深刻な波紋 手首切って失血死 [asahi.com]
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/251.html
投稿者 ひろ 日時 2003 年 7 月 20 日 11:15:04:YfXbGWRKtGRPI

(回答先: 英タイムズ:労働党閣僚ブレア首相とフーン国防相らの辞任要求/ケリー「裏切られた」発言など状況詳細化。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 20 日 08:55:30)

英科学者の死、深刻な波紋 手首切って失血死

 英警察当局は、遺体で発見された英国防省顧問の科学者デービッド・ケリー博士(59)を検視した結果、左手首を切って失血死に至ったとの結果を19日、発表した。遺体近くに、ナイフ1本と鎮痛剤の箱が残されていた。

 英政府は近く、博士が死に至った経過について、司法調査を始め、数週間で結論を出す見込み。

 野党保守党のダンカンスミス党首は、「首相はアジア訪問を切り上げて帰国し、問題に対処すべきだ」と求めるなど、責任追及の姿勢を示した。

 この問題をめぐっては、フーン英国防相がBBC報道の取材源としてケリー博士を名指しするという異例の反撃に出たため、下院がケリー博士を召喚して厳しい質問を重ねた経緯がある。

 19日の英各紙は、「(英政府によるBBCへの)報復の犠牲者」(ガーディアン)、「(政府とBBCの)戦争の死者」(インディペンデント)など、政府とBBCの激しい対立の渦中にいた博士が極度のストレスを感じていたことを報じている。ケリー博士がイラクの国連査察でも実績のあった科学者だっただけに、死に追いやった政治責任を問う声が高まっている。 (07/20 00:07)
---------- 引用ここまで ----------

2)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
ガーデイアン7月22日付け最新記事:より詳しい「ケリー事件」調査委員長ハットン宣言と政治的駆け引き状況。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/356.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 22 日 18:48:19:

ガーデイアン7月22日付け最新記事:より詳しい「ケリー事件」調査委員長ハットン宣言と政治的駆け引き状況。

http://politics.guardian.co.uk/kelly/story/0,13747,1003370,00.html
Special report: David Kelly Special report: politics and the media

I'll decide extent of inquiry, says judge

Critics from the three main parties demand wider review of the government's use of Iraq intelligence

Michael White, political editor
Tuesday July 22, 2003
The Guardian

Lord Hutton, the senior law lord appointed to investigate the death of David Kelly, yesterday announced his determination to resist all outside pressure that might inhibit the scope of his inquiry.

In most circumstances that would be enough to quell doubts about the range and authority of Lord Hutton's investigation - most of which will be conducted in public.  
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

3)・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
やっとつながった読売新聞【「調査できるだけ公開」英国防省顧問自殺で委員長明言】しびれ切れして電網担当者に電話せり。
http://www.asyura.com/0306/war37/msg/357.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 7 月 22 日 19:10:17:

やっとつながった読売新聞【「調査できるだけ公開」英国防省顧問自殺で委員長明言】しびれ切れして電網担当者に電話せり。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030721i213.htm
「調査できるだけ公開」英国防省顧問自殺で委員長明言

 【ロンドン=土生修一】英BBC放送の「情報源」とされる英国防省顧問、デビッド・ケリー氏の自殺事件を調べる独立調査委員会の委員長に指名されている上院上訴委員会(最高裁に相当)のハットン判事は、21日、「ケリー氏の死を取り巻く状況についての調査を早急に指揮することが私の任務だ。調査はできるだけ公開で行いたい」と語った。

 同判事は、調査対象が自殺事件に限定されるのか、イラクの大量破壊兵器に関する政府報告書の真偽など広範囲に及ぶのかには言及せず、「調査対象、日程は私が決める」と述べるにとどまった。調査に対しては、国防省当局者、BBC関係者のほか、ブレア首相も証言する意向を示している。

 一方、ケリー氏の自殺の原因といわれる記事を書いたBBCのギリガン記者は、20日、「ケリー氏の発言を誤って引用してはいない」と記事の正確さを主張する声明を出した。記事は「政府高官によると、英政府のイラク関連報告は、首相府の指示で誇張された」としたが、ケリー氏は、下院外交委で「私の発言で書かれた記事とは思えない」と証言していた。

 調査委員会では、ケリー氏の氏名公表の経緯とBBCの報道の正確性が大きな争点となりそうだ。

 21日付のデイリー・メール紙の世論調査では、今回の自殺事件でブレア首相が「辞任すべきだ」とする回答が39%で、「辞任の必要なし」の41%とほぼ同数だった。
(2003/7/21/22:22 読売新聞
---------- 引用ここまで ----------

 さて、私は、本通信の最後に拙著の一部を紹介するが、餓鬼の頃からの探偵小説の愛読者であり、長編小説の発行し、電網でも発表している。その中には「手首を切る」自殺に関する考察もふくまれているのである。「手首を切る」自殺は、寡聞にして成功例を知らない。ベテラン警察官も、私と似たようなことを言う。狂言じみた例が多くて、たとえば、「ためらい傷」があったりするのである。
 
 こんなことだから、私は、ケリー事件の「死体発見」の第一報に接した直後、以下の最も初歩的な疑問点を、頭の中で整理した。
 
 1.手首を切って、「失血」で死ぬとすれば、動脈を切っていなければならない。
 2.散歩道で手首を切ったとすれば、その時、動脈から飛び出た血は、衣服や手足に付着しなかったのか。周囲の地面や草木に付着しなかったのか。
 3.流れ出たはずの血は、どこへ行ったのか。地面に吸い込まれていたにしても、完全に痕跡がなくなるはずがない。
 4.死体のそばにあったというナイフと鎮静剤は、ケリーのものだったのか。どこで買ったのか、薬の処方はあったのか。
 5.「捜査当局」が自殺と「断言」という報道例があるが、その発表者は特定されているのか。
 6.自殺とすれば、動機はあったのか。
 
  以上の疑問を抱きながら、その後の報道を、探索もし、紹介もし続けていたが、70歳のハットン判事が、調査委員会の委員長に任命された。ハットンは、即座に宣言を発した。
  
  「葬式と死因陪審」の後に仕事を始める。
  
  「死因陪審」(inquest)は、イギリスの探偵小説やテレヴィ番組で、お馴染みの手続きである。法律までは」詳しく知らないが、変死の捜査には、検屍医を同行しなければならず、検屍医の方に、証拠収集の優先順位があるようである。死因の確定には検屍解剖が必須条件である。日本にも『死体は語る』などという本がある。
  
  以上の事情が、まったく報道されていなかった。イギリスの報道例も、結構、好い加減だった。いわゆるパパラッチ型の報道も、イギリスにだってある。
  
  事件の背景や、その後のケリー自身に関する情報を総合すると、本人が「自殺を厳格に禁ずる宗派の熱心な信者」だったり、友人に「怪しげな「黒子」(black actors)らと「戦う」主旨の決意を披瀝していたりして、「ストレス」を強調する報道例の無責任さは、それこそ「明白」である。
  
 おそらく、この件を担当した日本の大手メディアの外国への特派員や、国内のデスクやらは、「政治部」系統が多いのであろう。政治なんてのは猿芝居のお粗末の典型だから、好い加減でも務まるが、ことは刑事ものの難事件である。基本的な素養が不足して、政治的「憶測」で報道しているようだと、
 とんでもないことになる。
 
 以上、目下、超多忙ゆえ、一応の問題点のみの指摘とし、別途、詳しく論ずる予定とし、本通信では、最後に以下、今から12年前に発表した拙著の関連部分を紹介する。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/saikou-index.html
最高裁長官殺人事件
木村愛二
  [目次]
→ 第一章 《お庭番》チーム出動
→ 第二章 キーワードは蒙疆アヘン
→ 第三章 極秘計画《すばる》
→ 第四章 処刑のタイムカプセル
[中略]  
 〈もっとも、自殺とも他殺とも断定できないんだな、あの死に方は……〉

 警視庁記者クラブの大先輩の話を思い出す。

「……睡眠薬を飲んでから、ぬるま湯につかる。少し意識がもうろうとしてきた頃合を見計らって、暖かい湯の中で手首の静脈をソッと切る。鋭利なカミソリを使うことも大事な条件の1つだ。これらの条件をすべて満たすと、ほとんど痛みを感じないままに、ゆっくりと身体から血が抜けて行く。意識はますますもうろうとなる。お望みなら天国を夢見て死ぬことも可能だ。これがかつて、ある小説家が『自殺研究クラブ』で描いて評判になった《楽な自殺の方法》の1つで、そのため一時はかなり流行したものだ。だがまたそれとともに、自殺を偽装する他殺の1方法ともなった。最近では〈リスト・カット〉などと表現がカタカナになっただけで、粗雑なやり方の場合が多い。嘆かわしいことだよ……」
[中略]
「ええ、では鑑識結果をまとめて報告します。……まず、死者が都合2名ですね。解剖所見はまだ報告してませんでしたが、西谷禄朗は他殺に間違いありません。西谷の死因は窒息だけです。手で絞めた跡が明瞭に残っていますから、原因は扼殺と断定できます。弓畠耕一の死亡時刻は大体、西谷より2日のち。他殺か自殺かは決定し切れません。死因は手首の切り傷からの大量出血だけでした。現場に残されていた刃物は、そこらのスーパーでも売っているドイツ製の安全カミソリの刃だけをはずしたもの。付着していた指紋は弓畠耕一のものだけ。しかし、死体の指紋をくっつけて自殺に見せかけるのは、当節、子供でも知っているトリックの1つです。他殺と仮定した場合、肺に水がはいってなかったので、浴槽に押し込んで溺死させてから手首を切ったのではない。体内から薬物は検出されませんでしたから、薬で眠らせてから自殺を偽装したという線もない。しかしまだ、浴槽に押し込んで手首を切り、顔を水に漬けることなく、出血で失神するまで押さえつけたという線が残っています。浴槽の外にはまったく血の痕跡は残っていませんでした。ですから、暴れて血が飛び散ることのないように、しっかり押さえつけていたことになりますが、その可能性はなきにしもあらずなんです。額に軽い引っかき傷がある以外にも、争った形跡が全身に何ヵ所か残っています。弓畠耕一は70歳ですが非常に頑健で、日頃も毎日木刀の素振りを欠かさなかったそうです。殺されると思えば、かなり抵抗をしたはずです。浴槽に押さえ込んで殺すまでには、打撲傷、打ち身の内出血、擦過傷、ガイシャが全身傷だらけになっていても不思議ではありません」

「つまり、他殺の可能性を完全には否定し切れずですか」と絹川。「しかし、西谷禄朗と弓畠耕一とが同じ犯人もしくは犯行グループに殺されたと考えると、おかしくはありませんか。解剖所見では西谷禄朗の方が2日前ぐらいに死んでいるわけでしょ。犯人らはすでに1人殺している。そのうえに、死体発見の新聞報道も見ているとすれば、もう1人殺すのに、こんなに手のこんだ自殺の偽装をする必要があるでしょうか」

「犯行グループが別だということは考えにくいですね」と智樹。「偶然にしては時間的に接近し過ぎていますから」

「自殺の可能性も充分あるわけでしょ」と冴子。「全身の傷はそれ以前についていたものかもしれませんし」
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 以上。  

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