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フジテレビのドラマ「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」に虚偽ありとして共産党が訂正放送を請求
http://www.asyura.com/0310/nihon8/msg/179.html
投稿者 【赤旗と産経グループ各紙の記事】 日時 2003 年 9 月 23 日 17:21:19:HWRJ6CwpHcdU6

以下は、この事件についての「赤旗」の記事と、
フジサンケイ・グループの新聞に載った番組宣伝記事です。


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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-09-19/01_03.html

放送法にもとづく訂正放送を

市田書記局長らフジテレビに抗議、請求

虚偽放送
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(写真:放送法にもとづく訂正放送をフジテレビに請求する市田書記局長ら=18日、フジテレビ本社で)

フジテレビが十二日夜の番組「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」で日本共産党にかかわる事実をねじまげる虚偽の放送をおこなって名誉を棄損し、視聴者に多大の誤解を与えたため、日本共産党は十八日、同社に抗議するとともに放送法四条にもとづく訂正放送を請求しました。

請求申し入れは、日本共産党の市田忠義書記局長、木島日出夫衆院議員、柳沢明夫法対部長、島津吉郎広報部長らがおこない、小林穂波フジテレビ広報局長らが応対しました。

問題の番組は、元日本共産党国会議員秘書の兵本達吉氏が、警備公安警察関係者に就職あっせんを依頼したという規律違反で除名されたにもかかわらず、“拉致問題に取り組んだため”などと虚偽の内容を放送し、日本共産党があたかも拉致問題の解明を妨げたかのように伝えたものです。

市田氏は、放送法第三条の二で、「政治的に公平」「報道は事実を曲げない」「できるだけ多くの角度から論点を明らかにする」などとされていることを指摘し、問題の番組はこれに違反すると強調しました。とくに、市田氏は、番組作製にあたってフジテレビ側から日本共産党に取材、問い合わせがまったくなかった問題点を指摘したうえで、「真実でない事項の放送」で名誉を棄損されたと放送法四条による訂正放送を請求、「一週間以内に文書で回答するよう」求めました。小林広報局長は「確約はできないがそのように努力する」と答えました。
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主なやりとり

市田氏とフジテレビ側の主なやりとりは以下のとおりです。

市田放送法第三条の二に違反している。四条に基づく訂正放送を求める。

フジ党としての正式な抗議をうけたまわった。番組は必要十分な取材に基づいて製作している。自信をもっている。

市田承服できない。十分な取材というが、当事者である共産党はなんの取材も問い合わせも受けていない。

フジ先の話は抗議を受ける前の見解だ。訂正請求をうけたので、検討し見解を出したい。

市田見解ではだめだ。四条は真実であるかどうかの調査を求めている。そのうえでの返答をしてほしい。

フジそのように返答するよう努力する。
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フジテレビにたいする日本共産党の「訂正放送の請求」(全文)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-09-19/04_01.html

【関連記事】

フジテレビ12日夜放映「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」/「ノンフィクションドラマ」をうたった番組は日本共産党にかんする事実をどう偽ったか[9.17]
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-09-17/00_01.html
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2003年9月19日(金)「しんぶん赤旗」

フジテレビにたいする

日本共産党の「訂正放送の請求」

(全文)

日本共産党が十八日、フジテレビにおこなった「訂正放送の請求」の全文は次のとおりです。

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東京都港区台場二丁目4番8号
株式会社フジテレビジョン
代表者代表取締役
日枝久殿

2003年9月18日
東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目26番7号
日本共産党
代表者書記局長
市田忠義

訂正放送の請求

フジテレビ9月12日放送の「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」において、下記のとおり真実でない事項の放送がおこなわれ、日本共産党の名誉が毀損(きそん)され、視聴者に多大の誤解をあたえた。よって、放送法第4条による、訂正放送をただちにおこなうよう請求する。

1兵本達吉氏の日本共産党からの除名にかんしては、警備公安警察の関係者に就職のあっせんをもとめたのが真実の理由であるが、番組ではそのことはいっさいのべられず、「拉致問題」が理由であるとの放送がされた。

2日本共産党は北朝鮮による日本人の拉致行為の問題について、その解決に早くからとりくんできたが、放送では兵本氏の活動だけが日本共産党の活動のようにあつかわれたうえ、兵本氏の除名理由を「拉致問題」として報道したこととあいまって、日本共産党が拉致問題の解明を妨害したかのように描かれた。

この虚偽の内容は、以下「訂正放送請求の理由」にのべるとおりである。

なお、上記事実を説明する資料として、『北朝鮮問題「反省」すべきは公明党ではないのか』(日本共産党発行)、「兵本達吉氏はなぜ除名されたかある雑誌での一文について」(「しんぶん赤旗」1998年12月1日付)、「『ノンフィクションドラマ』をうたった番組は日本共産党にかんする事実をどう偽ったか」(「しんぶん赤旗」2003年9月17日付)、および「通知書」(1998年8月27日付で兵本達吉氏あてに除名処分を伝達したもの)を添付する。

訂正放送請求の理由

1フジテレビ9月12日放送の「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」は、その全体の企画意図はおくとしても、兵本達吉氏の活動と日本共産党の拉致問題への取り組みにかんしては、まったく虚偽の内容である。とくに、兵本達吉氏の除名については、1998年5月に東京・赤坂の料理屋で警察庁の警備公安警察官と会食し、かれが国会議員秘書を退職した後の「就職」あっせんをしてもらうための「面接」をしていたことが、日本共産党の規律にふれたとして除名になったのが真相である。これは、同年12月1日付の「しんぶん赤旗」に掲載されているとおりである。

番組は、兵本達吉氏役とその妻役の俳優に「党を首になるかもしれない」「拉致問題ですね」「あー」という会話をさせて、除名の理由が拉致問題にあるとのべている。しかし、拉致問題では、日本共産党は1980年代の後半から取り組んでおり、国会質問もあいついでおこなっている。兵本氏も1998年の上記時期まで拉致問題にかかわってきており、いうまでもないが、なんら規律問題になっていない。

日本共産党では、日本共産党の党内にスパイを送り込んだり、党員から情報を獲得しようと卑劣な手段をとる警備公安警察にたいする態度にはとくに注意をはらっており、個人的に接触することが禁止されているのは当然のことである。

この兵本氏の除名理由を真実に反して描くことが、日本共産党の拉致問題にたいする後述の虚偽を報道することにつながっており、日本共産党の名誉を著しくそこなうことになっている。その意味で、兵本氏の除名についてまったく間違った報道をした点での訂正放送をただちにおこなうよう、つよく求めるものである。

2さらに、上記放送は日本共産党が拉致問題に積極的な役割をはたしてきたことについては、ほとんどふれられていないだけでなく、拉致問題の解明を妨害したかのような虚偽の報道に終始している。この点について以下、詳述する。

3兵本氏が橋本敦参議院議員の秘書として拉致問題の調査・解明にあたったのは事実である。しかし、それは日本共産党国会議員団の方針にもとづき、その指揮下において活動をなしたものであって、兵本氏が独自の立場で自由に活動したものではない。そのことは組織政党として統一した方針のもとに活動する日本共産党としては当然のことである。まして、拉致問題というのは国際問題であるから、一秘書が自分の勝手な判断で行動できるものではない。

番組のナレーションで「(国会)質問の内容を考えるのも兵本の仕事」などとのべている。しかし、日本共産党では国会質問をどのようなテーマ、どのような内容でやるかは、当該の国会議員を中心にかならず集団的な検討を経て議員の責任でおこなうのであって、秘書が用意した質問をそのまま議員が読み上げるようなことは絶対にない。

4日本共産党が拉致問題の解明に積極的であって、その解明を妨害した事実はいっさいない。

それは、日本共産党が、北朝鮮の金日成個人崇拝を外国におしつけるようになった1970年代から、それに強く反対し、また北朝鮮の国際的犯罪であるラングーン爆破事件(1983年)、日本漁船銃撃事件(84年)、大韓航空機爆破事件(87年)などにたいしても、いちはやくきびしい批判を発表し、国際的無法や日本国民への権利侵害・主権侵害を決してゆるさないという態度を堅持してきたことにしめされるとおりである。

5拉致問題そのものでも、1988年の橋本敦参議院議員の質問で、北朝鮮による拉致という疑惑の存在を政府に確認させて、事態の解明に重要な一歩をふみださせたのをはじめ、事態の解明をすすめない警察当局に毅然(きぜん)として捜査をもとめた諌山博参議院議員の質問(1990年)、横田めぐみさん事件をとりあげた橋本参議院議員の質問(97年)、拉致をめぐる日朝交渉の現状をただした木島日出夫衆議院議員の質問(98年)など、真相解明と事態打開に奮闘してきた。さらに99年には不破哲三委員長(当時)が衆議院の代表質問で2度にわたり、拉致問題をふくむ日朝間の諸懸案を一括してとり上げるという現実的方策をしめして交渉ルートをひらくことを提案、この不破質問が契機となって、2000年4月からの日朝国交正常化交渉、2002年9月の日朝首脳会談へつながるものとなったのである。

したがって、日本共産党が拉致問題に消極的ないし妨害的であったかのごとき報道には明確な訂正が必要である。

6なお、番組はその広報資料で、「関係者に150時間にも及ぶインタビューをおこない」「すべてのシーンが事実の裏付けをとっている」と書いている。しかし、日本共産党員の除名などの問題もふくめて、当然関係者である日本共産党にたいする問い合わせなどはまったくなく、その結果として虚偽の報道をおこなって日本共産党に重大な名誉毀損をあたえたことは許せない。あらためて、ただちに訂正放送をおこなうことをつよく求めるものである。

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放送法の関係条文

▼放送法第三条の二

放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。

一公安及び善良な風俗を害しないこと

二政治的に公平であること

三報道は事実をまげないですること

四意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

▼第四条

放送事業者が真実でない事項の放送をしたという理由によつて、その放送により権利の侵害を受けた本人又はその直接関係人から、放送のあつた日から三箇月以内に請求があつたときは、放送事業者は、遅滞なくその放送をした事項が真実でないかどうかを調査して、その真実でないことが判明したときは、判明した日から二日以内に、その放送をした放送設備と同等の放送設備により、相当の方法で、訂正又は取消しの放送をしなければならない。

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2003年9月17日(水)「しんぶん赤旗」

フジテレビ12日夜放映「完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」

「ノンフィクションドラマ」をうたった番組は
日本共産党にかんする事実をどう偽ったか

(写真:88年3月26日、参院予算委員会で拉致問題で質問する橋本敦議員)

フジテレビが九月十二日夜放映した「金曜エンタテイメント・完全再現!北朝鮮拉致“25年目の真実”」は、十四日付本紙「視聴者を欺く『ノンフィクションドラマ』の虚構」で指摘したように、北朝鮮による日本人拉致問題をめぐる日本共産党にかんする事実を歪曲(わいきょく)し、兵本達吉・元日本共産党国会議員秘書の言い分だけをとりあげて、“共産党は拉致問題にとりくんだ兵本氏を不当に除名した”かのように虚偽の放送をおこなったものです。同番組をみた視聴者から「共産党はなぜ兵本氏を除名したのか」という問い合わせも寄せられていますので、同番組の何が虚偽で歪曲かをあらためて検証しておきましょう。

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「再現ドラマ」――「党をクビになるかもしれん」「そう、拉致問題ですね」「ああ」

真実――退職間際に警備公安警察に就職斡旋を依頼―規律違反で除名、拉致問題とは無関係
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<「除名シーン」のあらすじ>

「ノンフィクションドラマ」というテレビ局のふれこみのこの番組は、北朝鮮拉致事件を追及してきた産経新聞記者、そして兵本氏、大阪のテレビ局のプロデューサーの順に、それぞれの取材・調査活動ぶりをドキュメントと「再現ドラマ」で描いています。このうち日本共産党が登場するのは、兵本氏にかかわるところです。

その中心は、日本政府に初めて北朝鮮拉致疑惑を認めさせた橋本敦・日本共産党参院議員の一九八八年の参院予算委員会の質問にいたる「準備過程」と問題の「除名シーン」です。

番組では、八八年から突然九八年の“除名劇”に飛びます。兵本氏が橋本議員の議員秘書として質問準備のために拉致被害者の家族を訪ね歩いた調査活動とそれに続く橋本質問。無視するメディアに憤慨する兵本氏。ここで番組はCMで中断。再開後の最初のシーンが、兵本氏が党本部に呼び出され調査をうける「再現ドラマ」となっています。その冒頭の数秒間、画面中央に「1998年」のスーパー。


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[「再現ドラマ」]

「兵本は、突然、共産党本部から呼び出しをうけた。政府や警察関係者と折衝を重ねる兵本の行動に疑念を抱いた党本部が兵本の調査に乗り出したのだ」(ナレーション)。続いて除名をめぐる兵本夫妻の会話の「再現ドラマ」に。

兵本「党をクビになるかもしれん。すまん」

佳代「拉致問題ですね」

兵本「ああ」

……

兵本「後にはひけん。若くはないが、命ある限り、家族の力になってあげたい」

佳代「いいじゃない。党なんて辞めちゃえば。乾杯しましょ。私、働くから」。

会話シーンの最後に「兵本達吉、日本共産党除名」のスーパー。
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事情を知らずに見た人は、だれでも、拉致問題の国会質問のために一生懸命調査活動に奔走した正義の兵本氏を日本共産党が非情にも除名したとうけとるでしょう。
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<兵本氏の除名の真相は>

では、兵本氏の除名の真相は何か。橋本議員の質問は一九八八年三月、兵本氏の除名は十年後の九八年八月です。兵本氏は、九八年三月で定年を迎えていましたが、自分でも「九七年から九八年にかけて私は全国を駆け回り、拉致疑惑の解明のために全力を尽くした」(『文芸春秋』二〇〇二年十二月号)と語っているように、八八年の橋本質問以後も、国会議員秘書の一人として拉致疑惑の解明に継続的にとりくんでいました。その活動を党が妨害したことなど一度もありません。

そればかりか、橋本議員と国会議員団事務局は、彼の半年間の定年延長を党本部に要請し、党本部もそれを了承したのです。「拉致問題」は除名とはまったく無関係です。
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[除名通知書]「あなたは、一九九八年五月十八日、赤坂の料理店『まき田』で警察庁警備公安警察官と会食し、自分の国会秘書退職後の『就職』のあっせんに関して『面接』をうけ、自分の『採用』を事実上依頼する対応をしています。これは、警備公安警察がかかわる機構にみずからが参加する意思を表明したものであり、日本共産党員として許されない行為です。しかも、あなたは、党からの指摘を受けながら、自己の行為を正当化し反省することをしませんでした。一九九八年八月二十日、日本共産党中央委員会統制委員会は、党規約にもとづき、重大な規律違反行為として、あなたの除名処分を決定しましたので通知します。」
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問題は、この定年延長の間の九八年五月十八日、兵本氏が、赤坂の料理屋で警察庁警備公安警察官と会食し、彼の退職後の就職の斡旋(あっせん)について面接を受け、自分の採用を事実上依頼する対応をしたことです。

このことは、党が一方的にいいだしたことではなく、もともと兵本氏が、当時国会の同僚秘書に「退職後の身の上相談」としてもちかけた内容が「離党」と警備公安警察官との仕事の相談という重大なものだったので、国会議員団事務局のメンバーが兵本氏に直接事情を聞いたところ、警備公安警察官との就職斡旋の面接の事実が明らかになったのです。

兵本氏が議員団事務局のメンバーに語った「面接」の中身は、次のようなものです。


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[真実は](兵本氏の発言)

指定された料理屋に行った。案内した女性や仲居さんが、とても水商売の女性とは違い、婦人警官のようなしっかりした感じがし、警察庁の関係の料理屋という感じだった。

案内された部屋で待っていると、あらわれたのは四十五歳から五十歳くらいの、厚手の眼鏡をかけた、おとなしそうな大学教授風の人物で、「警察庁警備公安一課」という肩書の名刺をだした。この男と二時間会食し、自分の経歴などを知悉(ちしつ)していることに驚いた。

この会食が、退職後の就職の斡旋であり、相手は政府の役人であり、拉致問題で政府の仕事に就ける人物かどうかの面接であったと理解している。
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警備公安警察は、日本共産党対策を中心任務とする秘密政治警察の核心であり、日本共産党は公安調査庁とともにその廃止を要求しています。こういう警察官の「面接」を受け、就職斡旋を依頼するなどということは、党員と両立することではありません。しかも、兵本氏は、党からの指摘を受けながら、自己の行為を正当化し反省することをしませんでした。

一九九八年八月二十日、日本共産党中央委員会統制委員会は、党規約にもとづき、重大な規律違反行為として、除名処分を決定し、兵本氏に通知しました。

兵本氏は、除名された当初、警察庁警備公安警察官のことについては「政府関係者」とごまかしていました。しかし、『文芸春秋』昨年十二月号の日本共産党攻撃の一文では、除名のさいの「通知書」を引用して「これはいかにも作為に満ちた文書だ。第一に私が会ったのは警察官だけではない。その場には内閣官房や外務省の官僚もいた」と言い出しました。語るに落ちるとはこのことで、警察庁の警備公安警察官と会食し、警備公安警察がかかわる機構への参加を求められたことまで告白しているのです。

兵本氏が警備公安警察官に就職斡旋を依頼したがゆえに除名されたことは、本人もくりかえし認めた動かしがたい事実であり、「拉致問題」で除名されたかのように描く「再現ドラマ」はまったくの虚構です。


(写真:拉致問題をめぐる日朝交渉の現状をただす木島日出男衆院議員(98年3月))

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「再現ドラマ」――橋本質問は調査から質問原稿書きまですべて兵本氏一人で

真実――橋本氏が質問で取り上げることを提起、議員室あげてとりくみ、原稿はみずから仕上げる

フジテレビの番組は、八八年の橋本質問について、ドキュメントでも「再現ドラマ」でも、兵本元秘書が一人で拉致問題の調査から質問原稿執筆までしたかのように描いています。
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[「再現ドラマ」]

「国会質問の時期が近づいていた」「質問の中身を考えるのも兵本の仕事だ」(ナレーション)

原稿を書いている兵本のところに妻佳代がお茶を運んでくる場面に。

佳代「国会の原稿ですか」

兵本「ああ、うちの議員の質問をな。拉致問題を認めさせてやる」

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これもかねてから兵本氏が吹聴していることで、すでに橋本氏自身が、論文「『拉致調査妨害』など事実無根――日本共産党国会議員団はこの問題にどう取り組んだか」(グリーンパンフ『「反省」すべきは公明党ではないのか』)のなかでたんたんとあきらかにしています。

一九八七年十一月の大韓航空機爆破事件の犯人の一人、金賢姫が自分の教育係「李恩恵」は北朝鮮に拉致された日本人だと告白。これを契機に一九七七、七八年に起きた一連の若い男女の蒸発事件にも光があてられました。こうした中で人権を守る弁護士でもある橋本議員は、一連の事件をまとめて重大な政治課題として国会で取り上げる必要を痛感し橋本室でこの問題を取り上げようと提起します。

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[真実は](橋本元議員の証言)

「私はこれを、私の議員室の会議で、なんとしてもやるべきであり、やろうと提起した。その当時私の議員室は、私のほかに秘書二名で構成されており、その一人が兵本君だった。二人の秘書も賛成で、質問のための準備、調査は、現地に赴いての実情調査は兵本君が担当し、政府関係からの聞き取りや新聞報道などの資料収集は別の秘書が担当することとした。さらに私は、この問題の重要性から考えて、法務委員会で法務大臣相手に質問するよりも、政府にたいする総括的質問として予算委員会において質問するのが適当であると考え、そのことを党議員団の国対委員会に報告して了承を得た。準備には橋本室をあげて取り組んだ。一九八八年三月二十六日、第一一二国会参議院予算委員会での拉致疑惑問題の総括的な質問にあたっては、前述の現地調査とともに、政府関係者からの聞き取りや資料調査をもとに、何度も部屋会議を重ねて討議し、意見を出し合って質問構想を固めていった。もちろん最終的には質問者である私が、私の責任において詳細な質問原稿を練り上げて質問に臨んだ。三晩ほど徹夜に近い準備をしたと記憶している」
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また兵本氏の「橋本敦議員の質問を準備したのが私だった」という言い分にも、次のように反論しています。
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「質問原稿も、秘書二人の調査結果や資料をふまえつつ、私自身が自ら議員としての責任において苦労して練り上げて書いたのだ。私が兵本君のスピーカー役をつとめたかのような言い分は、思い上がりもはなはだしく、無礼というべきだろう」

この橋本氏の反論に兵本氏は一言も反論できずにいます。

日本共産党は、日本政府に初めて北朝鮮拉致疑惑を認めさせた橋本質問のあとも、事態の解明をすすめない警察にきぜんとした捜査を求めた諌山博参院議員の質問(九〇年六月、参院地方行政委員会)、横田めぐみさん事件をとりあげた橋本議員の質問(九七年六月、参院法務委員会)、拉致をめぐる日朝交渉の現状をただした木島日出夫衆院議員の質問(九八年三月、衆院法務委員会)などを繰り返しおこなってきています。兵本氏も九八年に除名されるまでは、橋本議員の秘書として拉致疑惑解明の一端をになっていたのです。

日本共産党は、兵本氏が除名された後も、九九年には不破委員長が二度にわたって、拉致問題など日朝間の諸懸案の解決のためにも、日朝両国政府間の正式交渉ルートを開くべきだと代表質問で提案しました。この提案は、二〇〇〇年四月からの日朝国交正常化交渉の再開、北朝鮮が初めて拉致の被害を認めた一年前の日朝首脳会談へとつながったのです。

このように兵本氏が拉致問題に一人で取り組んだかのように描き、日本共産党はそれを妨害しているだけのように描くことは、真実をまったく歪曲するものです。

虚偽放送で公党の名誉を傷つけることは民主主義の破壊

今回のフジテレビの「ノンフィクションドラマ」は、日本共産党が兵本氏を拉致問題の解明にとりくんだから除名したなどという、明白な虚偽を公共の電波を使って全国に放映したことになります。拉致問題の解明と道理ある解決のために早くから努力してきた日本共産党の名誉がこれによって著しく毀損(きそん)されたことはいうまでもありません。被害の回復の困難なメディアを手段として相手の名誉を毀損することがまかりとおれば、民主主義はなりたちません。

しかも、兵本氏が雑誌などで、みずからの除名問題で事実をいつわった日本共産党攻撃を繰り返し、その都度日本共産党が機関紙上で公然と反論してきていることは天下周知の事実です。その問題を取り上げるにあたって、フジテレビ側が、日本共産党と橋本氏にはいっさい取材や問い合わせをおこなわず、一方的な言い分だけを公共の電波を使って放送したのですから、その行為は二重に悪質です。

公党である日本共産党の名誉を事実の歪曲によって毀損したフジテレビの責任は厳しく問われなければなりません。

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サンスポ 2003年9月12日
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200309/gt2003091210.html

フジの「北朝鮮拉致ドラマ」いよいよ放映

北朝鮮による拉致事件を追及してきた実在する3人の人物を主人公にしたフジテレビ系ノンフィクションドラマ「完全再現!北朝鮮拉致…25年目の真実消えた大スクープの謎!!」が12日午後9時から放送される。

作品は、北朝鮮が拉致を認めた昨年9月の日朝首脳会談のはるか以前から、同国による拉致を確信、真相の解明に挑んできた新聞記者、国会議員秘書、テレビプロデューサーにスポットを当て、ドラマとドキュメンタリーを融合させた異色作。

新聞記者のモデルとなったのは昭和55年、北朝鮮による拉致を暴くきっかけとなったスクープ報道をしたサンケイ新聞(現・産経新聞)の阿部雅美記者=現サンケイスポーツ編集局長=で、石黒賢が演じる。
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http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20030903/20030903-s-14.html
2003年09月03日(水) サンスポ


フジが北朝鮮拉致事件ドラマ、サンスポ局長がモデルです

北朝鮮による拉致事件を追及した3人の人物を主人公にしたフジテレビ系ノンフィクション「完全再現!北朝鮮拉致…25年目の真実消えた大スクープの謎!!」(9月12日後9・0)の制作発表が1日、東京・台場の同局で行われた。新聞記者役の俳優、石黒賢(37)とモデルとなった阿部雅美サンケイスポーツ編集局長(55)が出席した。

北朝鮮が拉致を認めた昨年9月の日朝首脳会談のはるか以前から同国による拉致を確信し、真相の解明に挑んできた新聞記者、国会議員秘書、テレビプロデューサーにスポットを当て、ドラマとドキュメンタリーを融合させた異色作。

昭和55年、北朝鮮による拉致を暴くきっかけとなったスクープを報道した阿部氏を演じる石黒は「胸騒ぎから、とてつもないことが起こるのではという畏怖、生命の危機など、いろいろなことを阿部さんは感じたと思います。自分も撮影を進めるうちに感情の大きなうねりを経験でき、出演できたことを光栄に思います」と振り返った。さらに「この事件を風化させることなく、以前より大きな関心を持って、ニュースを見るようになった。被害者のご家族のために何かお手伝いができたら」と真剣に話した。

阿部氏も「拉致問題はいろいろな教訓を残した。家族というものを改めて考え直すきっかけになると思う。このドラマの中で家族を思う気持ちが伝われば。また、マスコミは何もしなかったといわれたが、こういう側面も、事実としてあったことを感じてもらえたら」と話していた。

阿部氏のほか、元国会議員秘書、兵本達吉氏、朝日放送プロデューサーの石高健次氏がモデルとなり、それぞれ堺正章、布施博が演じる。
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夕刊フジ2003年09月03日(水)
http://news.goo.ne.jp/news/fuji/geino/20030903/20030903-f-36.html

北朝鮮の拉致追い続けた記者…ドラマ化


(夕刊フジ)
北朝鮮拉致問題を23年前にスクープした新聞

記者を俳優、石黒賢(37)が演じるフジテレビ系金曜エンタテイメント「完全再現!北朝鮮拉致…25年目の真実消えた大スクープの謎!!」が12日午後9時から放送される。当時、タブー視された世紀のスクープを追い続けた男たちの闘いを描く。

《アベック3組謎の蒸発…外国情報機関が関与か?》

サンケイ新聞(現産経新聞)の一面に大見出しが躍ったのは昭和55年1月。警視庁担当記者・阿部雅美(当時32、現サンケイスポーツ編集局長、石黒)の記事だった。

昨年9月の日朝首脳会談以降、拉致問題は認識されるようになったが、当時世間は記事を黙殺。それでも阿部は報道を続け、大韓航空機爆発事件を機に共産党の国会議員秘書、兵本達吉(堺正章)、朝日放送ディレクター、石高健次(布施博)らの手で拉致は明るみに出ていく…。

2日、フジテレビで行われた会見で石黒は「俳優としてこれまで経験したことのない感情のうねりを感じた仕事だった。タブーに触れる恐怖を恐れない阿部さんの男気と人柄が引き寄せたスクープだったと思う」と感想を述べた。

同席した阿部局長はドラマ化に、「新聞記者は社会の黒子的存在なので最初はお断りしたが…。100%の確信を持って書いたが、思えばよく会社もこの記事を掲載してくれた」などとふり返っていた。

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