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懲役十三年
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投稿者 あしかび 日時 2003 年 10 月 21 日 15:44:31:xdNyaZWJJPuBQ

竹田日恵著「後醍醐天皇」より引用

「魔物」 の霊
 足利尊氏は「魔物」の霊に操られていた

 平成九年九月二十六日朝日新聞に神戸市連続児童殺傷事件の犯人 (十四歳の少年) の作文が掲示された。
 作文の題名は「懲役十三年」とあるが、文章の内容は精神異常者の書いたものではなく霊に使われながら宗教哲学の奥義を簡略に述べたもので、一少年の知能から出たものではない。
 いうなれば今から三千数百年前「天皇否定の宗教」が初めて発生した時の宗教の本体を述べるとともに、人類はどうしたら宗教の害を受けない様にすることが出来るか、その方法までも明らかにしている。
内容は五つの段落となっているが、表面上の大意は次の通りとなるであろう。

一、自分の中に住んでいる「魔物」の霊は何を見つめているのだろうか。自分には分からない。

二、「魔物」は自分に危機感をあおり俺を操ろうとして追いつめるが、自分はこれに抵抗が出来
ない。

三、自分に現れる「魔物」は自分にとって最も親しく最も徳があるものの様に思わせる。

四、自分の人生にとって最大の敵とは「魔物」を疑う自分自身であることが分かった。

五、もし「魔物」と闘うのであれば自分自身が「魔物」にならぬ様に気をつけなければならぬ。そのためには真っ直ぐな道を見失わないことである。
 
表現は知的ですべてが暗示的であり、その意味は極めて深いものである。
次に原文に従って解読して見よう。

(1)、「いつの世も……同じ事の繰り返しである。
 止めようのないものは止められぬし、殺せようのないものは殺せない。時にはそれが、
  自分の中に住んでいることもある‥…・『魔物』である。
 仮定された『脳内宇宙」の理想郷で、無限に暗くそして深い防臭漂う心の独房の中……
 死霊の如く立ちつくし、虚空を見つめる魔物の目にはいったい何≠ェ見えているので
あろうか
俺には、おおよそ予測することすらままならない。「理解」に苦しまざるえないのである」

これは「魔物」とは何であるか、また、「魔物」は何を目的としているかについて述べたものである。
 これと全く同じ考えを記したものに旧約聖書の伝道書があるから「魔物」 の実体と「魔物」の目的を明らかにしておきたい。
 伝道書は西紀前ソロモン王 (在位、前九七三年〜前九三三年) が現代フリーメーソン秘密結社の基礎を定めた時、全人類を堕落させ自分(霊)の奴隷として命令に盲従させるために教えた教旨を一書にまとめたものである。
 「空の空、空の空、いっさいは空である。日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。世は去り世は来たる。しかし地は永遠に変わらない……。先にあったことは、また後にもある。先になされた事はまた後にもなされる。日の下には新しいものはない……」と。
 この様な考えを持つ様になったらすでに魔術師ソロモンの呪術にはまり込んだものである。
少年の作文では 「いつの世も……同じ事の繰り返しである」という人生をつまらなく考えた時、この心を自分の中に住んでいる「魔物」 であるといっているのだ。
 人生がつまらなくなると魔術師ソロモンは次の通り教える。

 「すべて、きたらんとする事は皆空である。
若い者よ、あなたの若い時に楽しめ、あなたの若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心の道(良心の自由)に歩み、あなたの目に見るところに歩め…」と。
これは全人類の青少年を愚昧にし、誘惑し、堕落させるための自由主義的放縦を教えるもので、「良心の自由」という魔術師からの霊的指令を神の言葉と信じた時「魔物」の命ずる心のひらめきを「良心」であると思い込む様になる。
 そして「良心の自由」という「仮定されたー脳内宇宙』の理想郷」の中で心は孤独になってゆく。
 それでは「魔物」の目にはいったい何≠ェ見えているのであろうか。
少年の作文は「魔物」に操られながら「脳内宇宙」の理想郷(良心の自由という慢心の世界)の目的が何であるかわからないという。
 しかし魔術師ソロモンは明言している。
「神は彼ら(全人類)をためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。  .
 すなわち「魔物」の目的は全人類を獣化し、「魔物」のロボットとして人類そのものを滅亡させるのが目的であった。

(2)魔物は、俺の心の中から、外部からの攻撃を訴え、危機感をあおり、あたかも熟練され
  た人形師が、音楽に合わせて人形に踊りをさせてうるかのように俺を操る。それには
  かつて自分だったモノの鬼神のごと「絶対零度の狂気」をかんじさせるのである。
   とうてい反論こそすれ抵抗などできようはずもない。こうして俺は追いつめられてゆく。
  『自分の中」に……。しかし、敗北するわけではない。
   行き詰まりの打開は方策ではなく、心の改革が根本である」
   
 これは「天皇否定の宗教」が発生して以来のすべての宗教に共通する法則で宗教である限り、この鉄則から逃れることは出来ない。
 宗教家、教祖、信者を問わず、自分の現在の不幸、または自分の将来に対する危機感があって始めて宗教心を持つものである。
 自分の現在の不幸とか自分の将来に村する危機感は、必ず宇宙の中心にまします天皇への無関心に起因するため、救いを求める利己的な心にふさわしい 「魔物」 の霊が人間の心にくい込む。そして「人形師が人形に踊りをさせる様に人間を操る」 であろう。
 少年の作文では自分が踊らされている状態を見ると、自分がかつて 「魔物」 であった時の
「絶村零度の狂気」を感じさせるから、心の中でこれに反論しても到底抵抗出来るものではないといっている。
 そして自分の心の中の 「魔物」 に反論しようとする疑いの心がある限り、行き詰まりを打開することは出来ない。
 結局は自分の心を改革して「魔物」そのものに成り切る以外に道がなくなるのである、と言い切っているのだ。
 宗教とはそこまで行かなくては悟ることが出来ないものである。
 古来宗教と戦争が不離一体であったのは人間が人を殺したのではなく、「魔物」が自分の道具である人間を操って殺戮を行なったのであることを知らねばならない。

(3)「大多数の人たちは魔物を、心の中と同じように外見も怪物的だと思いがちであるが、事
   実は全くそれに反している。
  通常、現実の魔物は、本当に普通な彼″の兄弟や両親たち以上に普通に見えるし、実
  際、そのように振る舞う。
  彼は、彼そのものが持っている内容以上の徳を持っているかの如く人に思わせてしま
  う・・・。
  ちょうど、蝋で作ったバラのつぼみや、プラスチックで出来た桃の方が、実物は不完全
  な形であったのに、俺たちの目にはより完壁に見え、バラのつぼみや桃はこういう風で
  なければならないと、俺たちが思いこんでしまうように」
  
 これは特定の却や仏を信仰した者の独特の境地を記したもので万教を通じて例外はない。
 すなわち、信心することによって特定の神や仏の奴隷となりその道具となった場合は、その神や仏に肉親以上の親しみを感ずるだけでなく宇宙最高の慈悲深い存在と感じられる。
自分を現実的に生んでくれた親の恩よりも、自分の欲望を満足させてくれる神や仏が有難く宇宙最高の存在に感ずる様では、その対象は少年の作文のいう様に「魔物」ではないだろうか。
 またフリーメーソンの魔術師の宣伝した「「自由平等」の思想に感染した者は瞑想の中に入ってくる魔術師の霊と交わることに唯一の喜びを感じる。
 また、自分の心に感じる霊が最高に有難く、宇宙の主宰者からの霊的通信であると信じることが出来たのである。
 少年の作文では、この様な霊的存在を「魔物」 であるという。
 何故なら、世界には宗教の霊が多く乱立し、しかもお互いは宇宙の中心にのし上がるため人間を道具にして反社会的な行動に走らせるからである。

(4)「今では生きてきた中で、敵″とはほぼ当たり前の存在のように見える。
   良い敵、悪い敵、愉快な敵、不愉快な敵、破滅させられそうになった敵。
   しかし最近、このような敵はどれもとるに足りぬちっぽけな存在であることに気づいた。
   そして一つの 『答え』が俺の脳裏を駈けめぐつた。
  『人生において、最大の敵とは、自分自身なのである』」
  
 右は宗教を志す者が悟りに至るための戒めをいったもので、これもすべての宗教に共通する。
有史以来宗教にとって天皇は敵であり、天皇の存在は宗教を滅ぼすものとして絶対に許すことは出来なかった。
 しかも、人間は太古以来悠久の年代にわたって天皇と不離一体の関係にあったから、人間の立場で自分自身とは天皇の分身であろう。
 故に宗教を信ずる者にとって最大の敵は天皇の分身すなわち、自分自身であるということが出来る。
 宗教がよく自分を捨てよというのは、天皇と縁を切って「魔物」の世界に生まれ代われということだから、人間感情がすべてなくなった状態にならねばならない。
 人間感情をすべて捨て去った時、始めて自分を捨てたせいうことになる。これがいわゆる悟りとい、つものであろう。

(5)「魔物(自分)と闘う者は、その過程で自分自身も魔物になることがないよう、気をつけ
   ねばならない。
  深淵をのぞき込むとき、その深淵もこちらを見つめているのである。
  『人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、俺は真っ直ぐな道を見失い、暗い森に迷い込ん
   でいた』」
   
 これは「魔物」となった自分と闘う者の心得をいっているが、人生体験のない少年の文章とはいえずダンテの「神曲・地獄編」の一節を引用したものであろうが、すでに少年の考えを離れて霊が少年の手を借りて語りかけている。
 大体宗教を貴び特定の神や仏を深く信心した者が、自分あ(魔物)と闘うことは不可能である。
「魔物」になってしまった自分が、自ら「魔物」を切り離すことがどうして出来るか。
「俺はまっすぐな道を失い、暗い森に迷い込んでいた」というのは「魔物」になった時はもう遅いので、自分の魂が「魔物」に犯されない時から人間として真っ直ぐな道を見失わない様にしておかなければならないと「魔物」 の方から警告を発している。
 ちなみに「魔物」とは天皇を見失った人間が自ら呼び寄せたもので「魔物」 の方から人間の心に巣食うのではない。
 しかし前にも説明した通り、人間の魂が「魔物」 になってしまった人があっても、肉親の者が天皇を宇宙の中心と信ずる誠心によって天皇の御神気の力により「魔物」から人間の魂を取り戻すことが出来るであろう。
 足利尊氏は「魔物」に操られてこの世に最も大きな罪を犯した人間である。天皇恒良親王を毒殺し、後醍醐上皇を殺害して、さらに人類の総廟である皇祖皇大神宮別粗大神宮をこの世から抹消してしまった。
 今日日本人が太古の姿に目覚めることが出来ないのは、足利尊氏が世界の祖国日本の国を盗み取った暴挙によるもので、その大罪は世界が本来の姿に復しない限り消えないであろう。
 それでも肉親の子孫が天皇を宇宙の中心と信じ詔に尽くそうとする忠誠心があれば、必ず天皇の御神気の力によって祖先尊氏の罪は自ずから軽減されるに違いない。

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コメント
このおっさん、何考えてるんじゃろ?
なんで「懲役十三年」が後醍醐天皇と繋がるのか?
真犯人を褒めたたえてどういう了見なんじゃ?

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