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H2A6号機打ち上げ失敗 地上指令で爆破
http://www.asyura2.com/0311/bd32/msg/167.html
投稿者 小泉犬 日時 2003 年 11 月 29 日 15:05:34:tZgj1vEYtfiSU

【産経新聞】【情報収集衛星打ち上げ失敗 H2Aロケットを指令破壊】

日本の偵察衛星である情報収集衛星の2号機が29日午後1時33分、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット6号機で打ち上げられた。しかし、トラブルが発生し、同機構は13分後、上昇中のロケットを地上からの指令で破壊、打ち上げは失敗した。

 日本のロケットの指令破壊は、1999年11月のH2ロケット以来で、2度目。

 今回は、宇宙開発事業団などを統合して10月に発足した宇宙機構としては初の打ち上げ。前回予定していた9月27日は、直前にロケットの姿勢を制御する慣性センサー装置(IMU)に故障信号が出て中止された。

 1、2号機とも光学衛星とレーダー衛星の組み合わせで、今年3月に打ち上げた1号機と合わせた2組計4基で、北朝鮮の軍事拠点など地球上の全域を1日1回撮影可能にする計画だった。宇宙の軍事利用への懸念がある中、政府は来年4月からの本格稼働を目指していた。

 H2A6号機の打ち上げは、固体ロケットブースターやバルブ駆動装置などに不具合が相次いで見つかり、当初の9月10日から3回にわたって延期された。IMUの不具合は電圧変換器が原因と分かり、補修された。

 宇宙機構は、環境観測衛星みどり2が電源系の故障で、打ち上げから10カ月で運用断念を余儀なくされるなど、トラブル続きだった。

 今回の打ち上げの後には、運用を停止している気象衛星「ひまわり」の後継機で航空管制にも利用する運輸多目的衛星を来年2月にH2A7号機で打ち上げる予定だったが、実施は厳しい情勢となった。

 ≪期待一変、関係者ぼうぜん≫

 「指令破壊の信号を送信することになりました」−。情報収集衛星を載せ、29日午後1時半すぎ、無事に打ち上がったかと思われたH2Aロケット6号機。雲の中に消えたわずか10数分後、発射点から約3・6キロ離れた竹崎展望台に突然、失敗を告げる放送が流れた。

 報道陣は騒然となり、宇宙航空研究開発機構の担当者に矢継ぎ早に質問を浴びせる。ぼうぜんとした担当者は、情報の確認に奔走した。

 小雨がぱらつく中、白い煙を吐き出して約350トンの細長い機体が浮き上がる。全長57メートルの機体はみるみる加速、ごう音とともにあっという間に雲の中に消えた。

 10月1日に発足した宇宙機構としては初めての打ち上げ。当初は9月10日に予定されていたため、ロケット本体の両脇に2つある固体ロケットブースターには、統合前の宇宙開発事業団の略称「NASDA」の文字が残っていた。

 打ち上げが延期されていた間、環境観測衛星みどり2が電源系の故障で運用を断念するなど、日本の宇宙事業ではトラブルが続いた。「(新しい組織になっても)一機一機、確実に打ち上げたい」(園田昭真企画主任)と、一層気を引き締めて臨んだ打ち上げだったが、思わぬ失敗に宇宙機構関係者らの間に落胆が広がった。


 ■情報収集衛星 98年、北朝鮮の弾道ミサイル・テポドン発射を契機に導入が決まった日本初の偵察衛星。軍事拠点の監視と災害状況の把握とが主任務。解像度1メートルで写真撮影する光学衛星と、雲があっても撮影できる解像度1−3メートルのレーダー衛星のセットで、弾道ミサイルが発射台に乗ったかどうかが分かる。2−3年で次々に更新し、5年後には軍事車両が特定できるまでの性能アップを目標にしている。
http://www.sankei.co.jp/news/031129/1129sha056.htm
関連記事】
原因解明に1カ月以上 H2A打ち上げ延期で文科相 (09/30)
http://www.sankei.co.jp/news/030930/0930sei083.htm
情報収集衛星、打ち上げ再延期 (09/18)
http://www.sankei.co.jp/news/030918/0918sei121.htm
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【朝日新聞】国産ロケット「H2A」の打ち上げ失敗 信頼性は低下
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情報収集衛星を積み、打ち上げられた「H2A」6号機=29日午後1時33分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで


 2機の情報収集衛星を載せた国産ロケット「H2A」6号機は、29日午後1時33分、鹿児島県・種子島の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられた。しかし、2段エンジン点火後、何らかのトラブルが起き、打ち上げ約10分後、機体を爆破する指令が出された。打ち上げは失敗した。宇宙開発事業団などの統合で10月に発足したばかりの同機構は、滑り出しから大きくつまずくことになった。H2Aの信頼性は低下し、国際的な衛星ビジネスへの参入も大きく遠のいた。

 衛星の製造費は公表されていないが、少なくとも、ロケットの打ち上げ費用約100億円の損失となる。

 事実上の偵察衛星となる情報収集衛星の打ち上げは3月に続いて2度目。当初は9月10日に予定されていたが、エンジントラブルなどで3度延期されていた。

 順調なら、発射後30分以内に切り離され、北極付近と南極付近を結ぶ高度約500キロの周回軌道に入る計画だった。前回の2機と計4機態勢が整うと、地球上のあらゆる地点を1日1回は撮影可能で、朝鮮半島の核施設など安全保障にかかわる情報収集のほか、大規模災害時の被害把握にも役立てるはずだった。

 同機構は10月、宇宙開発事業団、文部科学省宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所の3機関が統合して発足。コストを削減し、衛星市場で欧米や中国のロケットに対抗するための再編の一環だった。H2Aは01年の1号機から今春の5号機まで連続して打ち上げに成功していたが、今回の失敗で日本の宇宙開発計画は根本から見直しを迫られる可能性がある。

 原因究明が長引けば、04年の早い時期に予定されているH2Aによる気象衛星「ひまわり」後継機打ち上げスケジュールの遅れは避けられない。

日本の宇宙開発は、昨年に軌道投入された環境観測技術衛星「みどり2号」が電気系のトラブルで今年10月に通信途絶した。中国が同月、長征ロケットで打ち上げた宇宙船「神舟5号」で有人宇宙飛行を成功させ、宇宙技術の高い信頼性を世界に印象づけたのとは対照的だ。

 政府も情報収集衛星の運用計画の見直しを迫られることになる。衛星は燃料の制約などから寿命5年とされるが、交代機の打ち上げは数年先とされ、当面、2機での運用が続くとみられる。

 <H2Aロケット> 国産主力ロケットの前身「H2」が98、99年に連続失敗した教訓を生かしてエンジンなどを改良し、01年8月に初打ち上げ。コスト削減にも努め、打ち上げ費用は国際水準に近い94億〜106億円に。直径4メートルの2段式で液体燃料を使う。

 積む衛星の重さなどにより、固体補助ロケットの組み合わせを変える。今回は、3月の情報収集衛星打ち上げの時と同様、補助ロケットを大型2本、小型4本使い、現段階での最大打ち上げ能力(静止衛星なら当初軌道に5トン級を打ち上げ可能)。重さは衛星を積まない状態で約350トン。全体の高さは57メートル。
   ◇

 <的川泰宣・宇宙航空研究開発機構執行役(軌道工学)の話> 参った。米国のアトラスや欧州のアリアンなどのロケットも最近失敗しており、世界的にロケットの打ち上げ成功率は90%ぐらい。H2Aが技術的に世界水準より劣っているとは思わない。とにかく、原因をしっかり追究して、失敗が繰り返されないようにするしかない。 (11/29 14:30)
http://www.asahi.com/science/update/1129/001.html
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2003年11月29日【毎日新聞】

情報収集衛星:
H2A6号機打ち上げ失敗 地上指令で爆破

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日午後1時33分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから、政府の情報収集衛星(IGS)2基を搭載した主力ロケットH2A6号機を打ち上げた。しかし十数分後、2段ロケットに重大なトラブルが発生しロケットは地上からの指令で爆破され、打ち上げは失敗した。

 これまで5回連続で成功していたH2Aの信頼性は大きく低下し、新体制下で初打ち上げに臨んだ同機構は、厳しい対応を迫られそうだ。

 日本の主力ロケットの失敗は、99年11月のH2ロケット8号機以来4年ぶり。IGSは北朝鮮の監視などを任務とする事実上の「偵察衛星」で、今回の失敗は日本の外交、防衛構想にも影響する可能性が出てきた。

 H2Aは5号機まで、順調な打ち上げが続いていた。だが6号機は事前の準備で第1段エンジンなどに不具合が発生し、2回延期された。9月27日に打ち上げ作業に入ったものの、発射約40分前に姿勢制御装置が異常信号を出したため、中止された。同機構は再発防止策を講じ、「問題点は洗い出した」としていた。

 IGSは光学衛星とレーダー衛星の2基1組を一度に打ち上げる。最初の1組は今年3月、地球を南北に回る軌道(極軌道)に投入され、内閣衛星情報センターが試験運用を開始した。同センターは2組計4基で運用する計画だったため、IGSの分析能力に大きな影響が出ることは必至だ。

 H2A6号機は全長57メートル、直径4メートル、重量約350トン、打ち上げ費用は約100億円。2基のIGSの開発・製作にも1000億円が投入されていた。宇宙航空研究開発機構は10月、旧宇宙開発事業団など3機関の統合で発足し、6号機が初めての打ち上げだった。【内田久光】

[毎日新聞11月29日] ( 2003-11-29-14:17 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031129k0000e040051001c.html

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