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愚民党さんよりの返書、拝受いたしました。
http://www.asyura2.com/0311/bd32/msg/176.html
投稿者 如往 日時 2003 年 11 月 30 日 01:38:33:yYpAQC0AqSUqI

(回答先: Re: 「30年」という日本精神史における出現と単独の力 投稿者 愚民党 日時 2003 年 11 月 29 日 21:35:22)


 愚民党さん、レス有り難うございます。


 >今日の朝日新聞夕刊には歌人である道浦母都子さんが全共闘議長であった山本義隆さんが出版しました3巻をめぐって書かれた文章が掲載されておりました。

 文化コラム欄に見つけました。しばしば、東大全共闘の限界は、学外にまで及ぶ政治闘争に拡大できなかったこと、すなわち革命的な遠心性を呈することができなかった点にあると評されます。その根源は主に山本義隆氏の思想性にこそ負うていると考えています。当時からそれ以降の動向には注目していましたが、闘争の核心部分に関してこれまで氏は沈黙を守っています。

 >自立経済の混迷それは同時に、日本精神史がいよいよ経済唯一価値観から転回しようとしている現象があらわれます。1970年以後の満州帝国の時間は終わりました。そこにおける「30年」という時間の出現だと思います。

 この認識についての私の理解は実に覚束ないものです。でき得れば、「日本精神史」に関してと、ここ30年の「満州帝国」の展開状況、さらなる「30年」の展望について、機会を改めて詳述していただければ幸甚の至りです。

 >69-72連合赤軍と「二十歳の原点」サイトは1972年の背景をインターネットで調べている検索の過程でたどりつきました。サイト作者は20歳代後半の方であると思いますが、よくがんばってつくったと思いました。ため息をつきながら、読みました・・・そして時間は世代を越え、単独の力によって検証され復活すると感銘いたしました。

 当初私は、愚民党さんがある種死臭のようなものを嗅ぎつけたのかなと、そんな感想を持ちました。しかし、読み進み追認作業を重ねていくとそのような感慨は忽ちのうちに打ち消され、彼等の魂の飛翔を受け止めあるいは一体誰が彼等の魂を鎮めるのかと迫るように同時代人に向けて発せられる詰問を眼前にして、絶句するほどに打ちのめされました。同時に、彼等の音を失った慟哭がこのサイト設営に至らせたのではないかと思い当りもしました。
 同時代人の鎮魂、さらに300万人の鎮魂、遺憾ながら正直を申し上げて私自身はそれを為す術を有してはおりません。けれども、日本もそれを忌避している限り「30年」はおろかそれ以前の「25年」も氷結したままだと想われます。日本はこの後も古い時代の鎮魂も済ませぬまま、また新たな弔いのときを迎えようとしているのでしょうか。これは私が受け止めている課題であり、今も尚答えを探している途上でもあります。

 >自分は現在50歳ですが「30年」という日本精神史における現在的な命題を深部から感じております。

 私は愚民党さんとそれほど違わない50代半ばの人間です。これからも、愚民党さんと同様、それぞれが感受する現在的な命題に微力ながら立ち向ってゆきたいと考えています。

 愚民党さん、ありがとうございました。
 また、会いましょう。

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