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「有明海異変」を読む 〜本質的な環境問題とは〜 [環境問題を考える]
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投稿者 なるほど 日時 2003 年 12 月 17 日 19:00:53:dfhdU2/i2Qkk2

No.106 (2003/12/16)
「有明海異変」を読む 〜本質的な環境問題とは〜

 まず最近のアンケートの書込みから。


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石油文明の次は何か - 2003/12/04(Thu) 00:09:10
私たちの何世代も後、車に代わる乗り物が何か。と考えたときに何も思い浮かばなかった。

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地球温暖化 - 2003/12/06(Sat) 22:53:09
去年子供が生まれてから環境問題の事にやっと気づく事ができました。だけど、もっと子供たちの未来のために私たちがやらなければいけない事はたくさんあると思います。みんながもっと真剣に考えてほしいです。

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 現実の石油漬けの現代社会にいる私たちにとって、今の物質的な豊かさがなくなった社会を想像することは、難しいことかもしれません。〜のない生活は考えられない、と言うのはごく自然な感情だと思います。しかし、人間も含めて、地球の生態系の営みは、地球という物質的には越えることの出来ない限界があることを意識しなくてはならないと思います。この地球環境の中で続けられてきた、生態系の営みは、この意味で受動的な側面を持っています。しかし、ただ単に受動的というばかりではなく、生態系の営みが継続してきた仕組みを理解することによって、生態系の中において人間社会がどのように振舞うことが、人間社会を含む生態系が限られた地球環境の中での営みをより豊かにすることが出来るのかという選択が可能です。
 現在の環境問題は、これまでのエネルギー多消費型の近代工業的な豊かさの実現が、生態系の持つ本質的に重要な仕組みと相容れないことが次第に明らかになり、齟齬をきたし始めていることに根本的な原因があります。
 〜がなくなっては困る、という現状を前提とする議論では本質的な問題解決には至らないと考えます。環境問題を克服するには、限られた地球環境において、どのような人間社会のシステムならば生態系と折り合いをつけていくことができるのかという視点から、システム全体を再構築することが必要だと考えます。


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現代砂漠化の原因は自由貿易 - 2003/12/08(Mon) 13:57:37
砂漠化しちゃったらどうしよう(汗)

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現代砂漠化の原因は自由貿易 - 2003/12/10(Wed) 08:46:36
もし、砂漠化してしまったときを考えると僕たちは、どうすればいいのか分からない。だから、怖い。

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 例えば砂漠化の問題です。これは人間社会が既に何度も経験してきた問題の一つです。豊かな農作物生産で支えられた古代文明の栄えた地方が、現在広大な砂漠になっている例は少なくありません。二酸化炭素地球温暖化が原因で砂漠が拡大する、といった議論がされる場合があります。しかし、古代文明の没落時に二酸化炭素地球温暖化があったはずはありません。近代的なエネルギー多消費型の文明成立以前の歴史を見る限り、ヒプシサーマル期、中世温暖期という現在よりも全球平均気温が高い気候温暖期には、農業生産は豊かであったと言われています。
 単に全球平均気温が少し上がったからといって、それが砂漠化に直結するとは限りません。むしろ、物質代謝を無視した土地利用や開発行為が直接的な砂漠化の原因だと考えられます。現在の、二酸化炭素地球温暖化によって砂漠化が進行するという議論は、無謀な土地利用や開発行為の結果による土地の荒廃を免罪して、問題の本質を隠蔽しているのではないかと考えます。

 さて、このホームページの立場を支持して下さる書き込みも紹介しておきます。これは、HPの§2-5二酸化炭素地球温暖化脅威説批判を読んでくださった後で書き込まれたものだと思われます。


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地球温暖化 - 2003/12/15(Mon) 14:32:46
自分で考え、自分で確認し、自分で結論を出すというプロセスを放棄してしまっている人が多い中、
このHPのスタンスに賛同します。
IPCC程度の権威で、思考停止になる人がやたらと多いんですね。
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 ここに書かれていることには、全く同感です。現在の環境論議は、IPCCに代表される権威組織の玄関ねたを、無能なマスコミが更に尾ひれ、背びれをつけて吹聴していることが真実であると言う社会通念によって、大多数の人たちに『信じられている』環境問題マス・ヒステリー状況だと考えています。私たちは、行動する前に、まずこうした環境論議の内容について自ら判断するというプロセスを放棄してはいけないのです。
 ただ、この書込みが日本原子力研究所のネットワークからのものであるのは、私としては非常に複雑な思いです。

 だいぶ前置きが長くなりました。本題です。数日前、『有明海異変』(古川清久・米本慎一/不知火書房)という本を頂きました。まだ半分ほどしか読んでいないのですが、ここには二酸化炭素地球温暖化などという不毛な環境論議ではなく、本質的な環境問題の現状の報告が記されています。内容は、ご存知の諫早湾の『潮止め堤防閉鎖』のギロチン事件を中心に、有明海の生態系の破壊の経緯を、有明海に注ぎ込む河川やその周辺のダム開発にまで言及して記されています。
 日本に住んでいる私たちは、二酸化炭素地球温暖化や砂漠化の問題に思いをはせる前に、まず自分の居住している地域の風土・水土の状況や、日常生活の中にある環境問題について、地に足のついた視点を持つことが重要だと考えます。この本は、生態系における物質循環の中でも極めて重要な、水循環と生態系の物質循環が如何に破壊されてきたかを、生々しく伝えています。
 それだけではなく、私たちが現実の社会の環境問題を考えるとき、単に物理的な環境破壊の現状にとどまることなく、その問題を起こした社会の政治・経済を含めた権力構造にも深く結びついていることを忘れてはならないと考えます。著者は、県職員という立場にありながら、こうした告発の書を著されたことに、感動しました。環境省や大分県の木っ端役人にも、少しは見習って欲しいものです。

http://env01.cool.ne.jp/frommanager/fm2003_4.htm#n106

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