★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 議論15 > 1198.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
そそらくアメリカは世界の主要テロ組織を裏でコントロールしているはずだ。
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/1198.html
投稿者 ブッシュ小泉 日時 2003 年 12 月 30 日 21:46:30:8ppcs.CpXc8iA
 

  好きな時に好きな所で好きな相手にテロをおこさせることができれば
  権力者は世界を意のままに操れる。
                      ーブッシュ小泉ー   

1980年代からアメリカはレーガンの「強いアメリカ」復権への意志のもと
「低強度紛争戦略」(テロ活動)に力をいれてきた。
アメリカの低強度紛争戦略は反テロ活動でもなければ対テロ活動でもなく、
テロ活動そのものであり、世界中のテロ活動をその支配の下におくことであった。
アメリカ国防省の高官は「低強度紛争戦略とは何か?」に答えて
「総力戦のことです」と答えている。
文化、経済、マスコミなど、すべてのもてる国力を軍事力として組み込み
全・国力で戦いを挑むことが「低強度紛争戦略」であり、
それは同時にアメリカ以外のすべての国の文化、経済、マスコミなどの力を
戦略的に根こそぎにすることにある。
また同時にそれはあらゆる「低強度紛争戦略」(テロ)を
自国の統制化に置くことを求めてやまない。
レーガン政権が低強度紛争戦略をアメリカ国防の中心にそえ始めたこの時期、
アメリカはハーグの国際司法裁判所から世界で唯一の残酷非常な
テロ国家として有罪の判決を受けているわけだが、
問題は、アフガンでの対ソ抵抗運動を支援した際に、中東のテロ組織をもほぼ完全に
掌握したことであろう。
もちろん、アメリカが世界中のテロ組織をそのコントロールの下においたことは
極秘中の極秘であるに違いない。

現在、イラクで反米自爆テロが頻発しているが、果たしてこのテロ活動を
行っているのは反米テロ組織であろうか? さかんにそういう言説が流れているが
わたしにはこんな風な、絵を描いたようにわかりやすい解説はまったく信じられない。
すべてのテロ活動があまりにもタイミングが良すぎるからだ。
英米への支援国の国元で派遣兵撤退論議が高まると、それらの国民の憎しみを
掻き立てる様なテロが起こる。
テロの頻発はアメリカの国防費の増大を余儀なくさせる。
日本の世論がイラク派兵に足踏みしていると、うまい具合に外交官襲撃が起こる。
もしテロがここまで活発でなければアメリカの軍需産業は今頃衰退の一途を
たどっていたことだろう。
冷戦が終わったとたん、まるで待っていたかのように「テロ活動」が盛んになり
国防予算増大の理由付けをおこなってくれる。なんと都合のいいことか。

巷間、アメリカがイラクを侵略した目的は石油だという、
ブッシュ政権の真の意図を隠すような言説がまことしとやかに流布されている。
冗談ではないのだ。
ブッシュ政権の国防戦略をイメージしたのはPNAC(新アメリカ世紀プロジェクト)
の提出した『国防再建』白書だといわれている。
この白書の原案は1992年2月、ブッシュ父の政権末期にポールウオルフィッツ国防次官が
まとめたものであり、
その試案では、すでにして冷戦終結を反映して主要な「敵」がソ連から一転して
「高度産業資本主義諸国」に楚定されている。
「高度産業資本主義諸国」とは、もちろん日欧のことである。
バカ日本人が調子に乗ってニューヨークの高層ビルを買い占めていた時期である。
あるいはユーロ紙幣の流通を欧州が模索し、衰退するアメリカから資金の撤退を
準備しはじめていたころのことである。
この原案の中にすでにして「高度資本主義諸国」を脅威としてとらえ
「それらの国々の利益をそぐために中東の石油を押さえる」ことが提案されている!
つまりアメリカにとってイラクの石油などは問題ではないのだ。
ブッシュ政権の戦略を裏で支える主要PNACメンバーはチェニー,ラムズフェルド,
ウォルフォウィッツ,ルイス・リビー,ザルメイ・カリズザド,ウイリアム・クリストル,
リチャード・アミテージ,リチャード・パール,キッシンジャーなどなどだが、
この中で石油業界と実質的利害関係があるのはチェーニーとカリルザドだけだ。
下の投稿にも書いたように米国は中東の石油に依存しておらず独立しており、
ベネズエラ、メキシコ、カナダから石油の大半を輸入している。
イラクを含む中東で混乱が長引き、経済的に打撃を受けるのは日欧だけなのだ。
つまりPNACの戦略ではイラクに民主国家を建てるのは二の次の問題であって
とにかく長期にわたって混乱させること、それにより高度資本主義国家の国力の
衰退を呼び寄せること
それは最初からのブッシュ政権の戦略なのである。
であるならば、イラクで「反米テロ」を煽り、資金を供与し、中東での混乱を長引かせているのが誰だか、だいたい想像がつくというものだ。
こんなことは何も今更指摘するまでもなく
2000年9月に策定されたPNACの『アメリカ国防再建−新世紀のための
戦略・兵力・資源』に書かれていることなのだ。
そこには明確に

@ヨーロッパ諸国への警戒。ドルに対抗すべくユーロという国際通貨を
始動させたことへの警戒。ユーロランドを「第二のソ連」と見る。
A国連よりもアメリカ主導による国際維持活動。国連の解体または骨抜き。
先制攻撃による平和維持。先制攻撃の解禁は、国際法という民族国家観のルールの
解除、軍事的抑制の解除に連動した行為として受け止められるだろう。
B英(日もか?)のようなキーとなる友邦を使って初期の目的を遂げる。
Cイラク侵攻後も中東に居座る。イラクの石油は世界各地への駐屯、軍事行動
に使用する。さらには中東の石油に依存する高度資本主義諸国の死命を握り
これらの国々を絶えざる脅威のもとに置く。
D中国の体制転覆。つまり民主化。このため東アジアへの駐留軍を増大する。
E宇宙及びサイバースペースの支配。
F生物化学兵器の開発。
G北朝鮮、リビア、シリア、イランなどの危険な政体の国々(悪の枢軸か?)
の各個撃破。

といったことが書かれている。
ああ、さすがに疲れた。続きはまた。


 次へ  前へ

議論15掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。