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日刊ゲンダイで話題のリチャード・マーシュ教授について
http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/208.html
投稿者 転載バガボン 日時 2003 年 12 月 27 日 11:13:11:viYzkQtBs8gp6
 

(回答先: 10年前に発覚していた米国狂牛病(日刊ゲンダイ) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2003 年 12 月 26 日 17:58:19)

『笹山登生の掲示板』http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#5523 より転載

「10年前に発覚していた米国狂牛病」との日刊ゲンダイの記事が話題になっていますが、これは、「ダウナー牛症候群」といわれたものです。

イギリスで1985年に世界で始めてのBSEが発見される数年前に、アメリカのダウナー牛に、BSEと同じ症状を示す奇病が発生していて、これが、Downer Cow Syndrome といわれた症状です。

1981年に、ウィスコンシン州中のミンクを全滅させるMad Mink Disease といわれる病気が蔓延し、そのミンクの餌となっていたのが、羊の肉ではなくて、ダウナーと呼ばれる、突然死したり病気で歩けなくなった牛のひき肉でした。

そこで、マサチューセッツ工科大学とアメリカの国立衛生研究所(the National Institutes of Health)が、BSEと飼料と痴呆症状との関係を、1981年にさかのぼって調べました。

しかし、アメリカの牛肉産業は、「ダウナー牛は、BSEではない。」と主張してきました。

この日刊ゲンダイで紹介されている、ウィスコンシン大学のRichard Marshさんは、ご自身、ミンク牧場の息子として生まれましたが、Stetsonville近くの農場での実証研究で、1985年、「病気のミンクから取った組織は、牛の病気を引き起こし、また、逆に、病気の牛の組織は、ミンクの病気をひきおこす。」という因果関係があることを突き止めました。

そして、Richard Marshさんは、「アメリカも、BSE大量発生の危険性がある。」と、結論付けました。

しかし、1990年の産業会議 や、1993年のBSEシンポジウムでは、必ずしも、Richard Marshの警告は世に受け入れられず、『人騒がせ』との批評を受けていました。

その後、1996年、アメリカ農務省は、反芻動物からとった飼料を反芻動物に与えることの自主的禁止措置をとり、また、1997年には、FDAは、正式の禁止措置を提言したことで、彼の人騒がせとの嫌疑は晴れましたが、1997年3月23日に、58歳でなくなりました。

Richard Marshさんの残した言葉のひとつに、「MAD COWS ARE NO JOKE」-(アメリカ人にとって)狂牛病は、ジョークではすまされない。- というのがありますが、まさに、今回のアメリカでのBSE発生によって、ジョークでないことがわかったというわけです。

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