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米国発狂牛病3:米国の狂牛病検査はまったくのデタラメという証拠
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投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 27 日 15:41:45:xnvpUXgHxuDw6
 

米国発狂牛病3:米国の狂牛病検査はまったくのデタラメという証拠


要約です。

米国では、毎年1000〜2000頭くらいしか狂牛病検査をしていません。
ダウナー牛はほとんど試験していません。
免疫組織化学的検査はまともにやっていません。
米国食品医薬品局は、米国型狂牛病の可能性を認めません。
検査にあたる獣医や病理学者は、英国型の狂牛病だけを探しています。
米国型の狂牛病は、英国型の狂牛病と所見がまったく違います。

従って、米国型狂牛病は、野放しで蔓延しています。

文中でダウナー牛は毎年10万頭と書かれています。
これは1992年のマーシュ論文の数値です。
野放しでダウナー牛の死体を飼料として使ってきた結果、現在では毎年数十万頭とされています。

補足: 今回英国型の狂牛病がダウナー牛から見つかりました。
これは以上のずさんな検査にたまたまひっかかったということにすぎません。

また、現在の、そして今後のマスメディアの報道をよくごらん下さい。
いかにマスメディアが信用できないものであるか、よくわかることでしょう。


「BSE監視プログラム

要約すると、伝達性海綿状脳症の研究から得られた間接的な証拠や、スクレーピー接種牛の研究から、
米国のダウナー牛内に天然のウシ海綿状脳症が存在している。

この天然の狂牛病は、牛に自発的に発生したのかもしれない。
すべての症例がスクレーピーに関連するというのはありそうもないように見える。

しかし、米国食品医薬品局の監視は、ダウナー牛をごく最近になった監視し始めたのである。

1965年に、バーガー博士とハートソウ博士とは、米国に天然の狂牛病株が存在し、ダウナー牛集団に紛れているという仮説を立てた。
マーシュ博士はこれと同じ仮説をたて、
米国食品医薬品局に対して、ダウナー牛について伝達性海綿状脳症の可能性を監視するようにと求めた。

1990年には、国立衛生研究所でさえも(クラレンス ギブス博士)が、
免疫組織化学的プローブ(検査薬)を用いて、
変異プリオンの存在についてダウナー牛を試験するように求めた
(ギブス他、1990年)。

これと同じ年に、米国食品医薬品局は、「スクレーピー/狂牛病諮問顧問委員会」という諮問委員会を設置した。
リチャード・マーシュ博士がメンバーの一人となった。

この会議は、米国食品医薬品局が行う狂牛病監視プログラムを設計し、開始するものであった。

まず、この狂牛病監視プログラムは、
ダウナー牛の脳を検査するものではなかった。

試験のために動物を選択する際には、2つの選択基準があった。

第一には、恐水病の疑いがあったが恐水病検査で陰性であった牛を選択する。

第二に、飼料中で動物性タンパク質(高エネルギー飼料)を少なくとも2年間投与され、
かつ明らかな神経症状を示して死亡した動物を選択する。

マーシュ博士は、「ダウナー牛」が示す中枢神経系症状が、
これら2種類の選択基準では認識することができないと議論し、
そしてこれらの選択基準に加えて
「ダウナー牛」も試験するべきだと主張した。

少なくとも2年間(1991、1992年)、同委員会はマーシュ博士の意見に傾いていた。

ほぼ同じ時期に,マーシュ教授は、
ダウナー牛のサンプルを採取し、伝達性海綿状脳症の有無について病理学的および免疫組織学的に試験するための基金を確保しようとしていた。

1990年代の初期、マーシュ博士は、米国食品医薬品局に2年間にわたって順に基金授与を請願していたが、
両方の請願ともに却下された。

この正味の結果として、狂牛病監視プログラムには、ダウナー牛はほとんど入らなかった。

ダウナー牛は、1996年に初めてプログラムに入れられた。

1997年の1月23日、5342頭の牛の脳が試験された。
わずかに数百頭の脳のみがダウナー牛に由来するものであった。

我々は監視プログラムにダウナー牛を含めたことについては米国食品医薬品局を評価するけれども、
米国食品医薬品局は、ダウナー牛にもっと強い商店を当てなければならないのである。

米国食品医薬品局は、1999年には1000頭の牛しか検査せず、
2000年には2000頭しか検査しなたっ。
これは少なすぎる。

また,2000頭の試験数のうちダウナー牛の頭数はいっそう少ない。
毎年10万頭もの牛が「ダウナー牛」と通常見られていることを想いだせ。

これは米国がこの集団のうちわずかな比率しか試験していないことを意味する。

米国食品医薬品局は、米国牛に天然の伝達性海綿状脳症が存在するという可能性を公式に認めていないので、
狂牛病監視プログラムは、英国型の狂牛病だけに焦点を当てたものである。

米国食品医薬品局は、米国牛に天然の伝達性海綿状脳症が存在するらしいという強い可能性を認めなければならない。

いったんそれを認めれば、監視プログラムに変更が必要なことは当然である。

第一に、獣医と病理学者とは、狂牛病にかかった英国牛のスライドと素材とによってトレーニングされている。
従って、彼らは、英国株の狂牛病の特徴を探しているのである。
英国型狂牛病の脳損傷の特徴は、前記したように、神経細胞の空洞箇所が多数あることである。

しかし、米国食品医薬品局とARSとの米国スクレーピーの牛への伝達実験が示唆するところでは、
牛伝達性海綿状脳症の米国株は、おそらく、
脳形態にはわずかな変化しか起こさず、
神経細胞の空洞化はほとんど、あるいはまったく生じさせないのである。
従って、米国の獣医は、脳の正しい特徴を探索することができないのである。

従って、獣医は、微妙な特徴を示す伝達性海綿状脳症を示す素材を用いたトレーニングする必要がある。

この素材は、例えば、テキサス州ミッションでの最初の研究での3頭の牛の病理学的所見を示すスライドか、カルトリップ博士の追試での感染牛のスライドである。

さらに、米国食品医薬品局は、免疫組織科学的プローブをさらに多く使用しなければならない。

実際、すべての疑わしい脳を、このプローブを用いて試験しなければならない。

さらに、米国食品医薬品局は、ダウナー牛集団をもっと重点的に試験する必要がある。
現在、わずかに数百頭のダウナー牛しか試験していない。

これは絶対に不十分である。
この病気が1000頭に一頭の比率で発生するとすれば、
このサンプルのすべてに病気が検出されないかもしれないのである。
しかも1000頭に一頭でも公衆衛生上、重大な懸念を生じさせるわりあいである。

同様に、米国には毎年10万頭のダウナー牛がいる(マーシュ、1992年)。
この1%の半分(0.5%)が伝達性海綿状脳症であるならば、500頭の感染牛が存在することを意味している。]


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