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1998年以降「大都市で自殺急増」国立保健医療科学院分析
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投稿者 小耳 日時 2003 年 10 月 28 日 17:40:44:1UddCTsVwSrOw


1998年以降「大都市で自殺急増」国立保健医療科学院分析
--大阪市、中高年突出

 全国の自殺者は1998年から急増し、年間三万台が続いている。その大きな要因は大都市圏での自殺率の上昇にあったことが、国立保健医療科学院の藤田利治・疫学情報室長の統計分析でわかった。増加分の六割が中高年の男性で、とりわけ大阪市での激増が目立った。藤田室長は「これまで自殺率が低めだった都市部での増加は新たな事態。社会経済的な要因が大きいと考えられ、変化に即した対策が必要だ」と訴えている。
 
 藤田室長らは、国の人口動態調査をもとに、自殺が年間二万人前後だった1989年〜1995年と、三万人を超えた1998年〜2000年のデータを、それぞれ年間の数値にならして比較した。
 
 性・年齢で見ると、自殺の増加分約一万人の84%が男性で、中高年男性(45〜69歳)だけで増加分の62%を占めた。
 地理的に見ると、男性の人口当たりの自殺死亡率は全般に上がり、東北や日本海側の一部が依然として高い。しかし率の変化を見ると、大阪府1・88倍、東京都1・73倍など関西、関東の大都市圏で上昇が著しく、人数で見ると軒並み倍増。大阪府は約800人、東京都は約900人も増えていた。女性の自殺死亡率の上昇は小さいが、都市部で上昇傾向が大きかった。
 
 細かい地域ごとの分析で突出していたのは大阪市の中高年男性の自殺。年間78・9人から406人に増え、十万人あたりで42・7から91・9へ急上昇。全国最悪に近く、都市部では例のない効率だった。
 
 自殺は1980年代半ばにも増加。この時期は消費者金融の影響が大きかったとされるが、地理的な状況の変化はあまりなかった。
 
■男性の自殺死亡率が急上昇した都道府県
 (1989-95年と、98-2000年の比較)
  自殺数    自殺死亡率  率の比
----------------------------------------
 大阪  837 1662  23.2 46.6  1.88
 東京  1061 1942  20.7 35.9  1.73
 北海道 555 1089 25.8 44.5 1.73
 兵庫 471 922 22.9 39.2 1.71
 奈良 113 208 19.8 33.8 1.71
 神奈川 663 1313 20.0 34.2 1.71
 埼玉 582 1071 20.2 34.5 1.70
*自殺数は年間
*自殺死亡率は10万人当たり
 
 (読売新聞10/27夕刊)Yomiuri-Netに掲載なし

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