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実現に近づく「電力線ブロードバンド」、課題は設備コスト(HOT WIRED)
http://www.asyura2.com/0311/it04/msg/1024.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 2 月 22 日 06:18:28:eWn45SEFYZ1R.
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040220-00000006-wir-sci

ケーブルとデジタル加入者線(DSL)が大半を占めるブロードバンド・サービスにおいて、あらゆる電気の差込口からインターネット接続を可能にするという http://www.fcc.gov/ 米連邦通信委員会(FCC)のマイケル・パウエル委員長のビジョンは、いささか無理があるのかもしれない。

 実際、電力線ブロードバンド(Broadband over Power Line:BPL)サービスは、米国内でも十数ヵ所の地域で行なわれているにすぎず、しかもまだ試験運用の段階だ。バージニア州マナッサスで始まることになっている初の商用サービスも、開始は夏以降のこととみられる。そしてこれまでところ、電力会社は、多額の費用をかけて旧式のネットワークをデータ伝送用に改良することには消極的だ。

 しかし、これまでの試験で問題となっていた技術的な障害のいくつかは克服され、電力会社やネットワーク・プロバイダーは、BPLがビジネスとして成り立つかどうかを見極めようとしている。過去の失敗──カナダのノーテルネットワークス社やドイツのシーメンス社の主だったプロジェクトもそうだ──を指摘する人もいるが、BPL推進派は、大規模な送電網を、データ伝送チャネルとして活用しない手はないと考えている。

 「世界最大のインフラストラクチャーを利用できる。実に簡単な話だ」と、中圧送電線用のデータ伝送機器を製造する http://www.amperion.com/ 米アンペリオン社(本社マサチューセッツ州アンドーバー)のフィリップ・ハント最高経営責任者(CEO)は言う。ハントCEOによると、最近のBPL技術は改良が進んでおり、速度が向上したほか干渉も減ったという。

 米国の電気通信関連の規制を統括するFCCが先週行なった発表は、BPL業界を後押しするものだった。FCCは、アマチュアラジオ局からの苦情に応え、電力線を介したデータ伝送からの干渉を低減させるため、規準を定める用意があると表明したのだ。

 FCCの委員たちは、ケーブルやDSLのサービスが受けられない地域でブロードバンド接続を提供できる技術として、BPLを高く評価している。パウエル委員長は「すべての電気の差込口が、米国人全員に、高速ブロードバンドとさまざまな高度なサービスの提供を可能にする日」を楽しみにしていると述べた。またケビン・マーティン委員は「都市部から離れた僻地で、インターネットへのアクセスと高速ブロードバンド接続を可能にする手段」になり得ると、BPLをアピールした。

 電力会社の業界団体、 http://www.plca.net/ 電力線通信協会でマーケティングおよび通信を統括するクレイグ・スカー氏によると、連邦政府が今年、送電線を利用したデータ伝送のための規準を固めれば、電力会社もブロードバンド・サービスへの投資に積極的になるだろうという。新技術への投資という面では、電力会社が保守的なことはよく知られており、これまでBPL事業へ積極的に資金を投じることはなかったとスカー氏は話す。

 ただし規準の策定では問題の半分しか解決されないと、FCCのチーフエンジニア、エドモンド・トーマス氏は指摘する。BPLが技術的に実現可能だからといって、ビジネスとして有望だとは限らない。

 トーマス氏は次のように話した。「BPLは、DSLやケーブルモデムに比べてスタートがかなり遅れた。ある特定の地域に目を付けたが、大がかりな調査と分析を行なった後で、ケーブルやDSLの企業がすでにその地域を押さえてしまったということにもなりかねない」

 運営されているBPLサービスが非常に少ないせいで、料金体系も明確になっていない。今のところ、ほとんどの試験サービスでは、だいたいDSLやケーブルと同じ、月額30〜40ドルの料金となっている。

 電力会社は、ブロードバンド・サービスの提供にとどまらず、独自の目的のために、データ伝送機能を追加しようとしていると、電力線用データ伝送機器メーカー、 http://www.powerwan.com/ 米パワーワン社(本社カリフォルニア州パロアルト)のジョン・ウィードンCEOは話す。

 たとえば電力会社は、ネットワークを改良することで、遠隔地からメーターを読めるようになる。またデータ伝送対応の電力線ならば、顧客から留守にするという通知があったときに温水器を止めるといった、電力消費を減らすサービスも提供できるかもしれない。

 「基本的に、すべての電気差込口にIPアドレスを与えることが可能だ。そうすれば、たとえば、温水器にIPアドレスを付け、繰り返しスイッチを入れたり切ったりということもできる」とウィードンCEOは説明する。

 ただし、ネットワークの改良には大きな費用がかかる。

  http://www.epri.com/ 米電力研究所の顧問を務めるビル・ブレア氏は、BPLのためには、電力会社はネットワークの約400メートルごとにデータ信号を整形する中継機(リピーター)を設置する必要がある点を指摘する。中継機1台の設置コストは通常1000〜5000ドルと、かなりの金額だ。

 FCCは、米国内における都市部から離れた地域において、BPLがブロードバンド接続の有力な手段になると考えるが、ブレア氏は、経済的には、むしろ都市部やその近郊において実現の見込みがあると考える。人口密集地であれば、1台の中継機で多くの顧客をカバーできるためだ。

 問題は、人口の密集する地域では、他のブロードバンド・プロバイダーとの競争は避けられず、電力会社がネットワークを改良しても、果たしてそれに見合った成果が上がるのか不透明なことにある。

 ブレア氏は「技術的な問題は徐々に解決され、サービスは実現に近づいている。しかし経済的な面では、まだ課題が残る」と話した。

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