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デジタル音楽リスナーを狙った検索サービス登場(CNET JAPAN) − むかし一度だけ聴いた曲名も分からない楽曲をもう一度聴けるのだろうか?
http://www.asyura2.com/0311/it04/msg/466.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 13 日 13:59:45:eWn45SEFYZ1R.

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20062764,00.htm


2003年12月12日(金) 14時14分

オンラインで大量の音楽が合法的に入手できるようになった現在、こうした音楽の多さに圧倒されるリスナーに役立つことを狙った、新世代の音楽推薦サービスがいくつか登場している。

 なかでも最も野心的なサービスのひとつが、11日(米国時間)にサービスを開始するSoundflavor。Siren Systemsという企業がプロデュースするこのサービスは、音楽を700以上の構成要素に分解し、そうした要素がリスナーの好みにどれだけ合っているかという情報をもとに、音楽の推薦を行うという。

 Soundflavorのほかにも、これに競合するサービスが市場参入を進めているが、これらはIT技術を使い、友人の勧めや論評家、昔ながらの仕掛け人などが果たさなくなった役割を肩代わりしようという長年の試みの一つといえる。オンラインの情報量は今や膨大で、人がその全てを把握できる能力をはるかに越えている。しかしコンピュータを利用すれば、さもなければ埋もれてしまうコンテンツに人を導いてくれると、これらの企業は説明する。

 「現在、デジタル音楽市場は、人間の頭の上から干草の山をぶちまけたような状態にある」と、SirenのプレジデントPete Budlongはいう。「優れた検索能力を持つレコンメンデーションエンジンは、強力な磁石のようなもので、これを使えば干草の山から針を見つけることができる」

 こうした検索ツールは、完璧にはまだ程遠く、また一部のリスナーが依然として抱いている懐疑的な見方に直面するのは確実だ。こうしたリスナーはいまだに、音楽を推薦するというような主観的な作業がコンピュータにもできるとは信じたがらない。だが、新しく登場したツール類には、米Apple ComputerのiTuneのようなサービスを使ったデジタル音楽の需要を促進する、重要な役割を果たす可能性があると、アナリストは指摘している。

 「興味深い潜在的可能性がたくさんある」と、GartnerG2のアナリストMichael McGuireは言う(GartnerG2は、調査会社の米Gartnerの一部門)。「音楽サービス会社にもレコード会社にも属さない部類のサードパーティが、このような検索を提供することが、オンライン音楽一般にとって非常に重要になっていく」(McGuire)

 音楽ビジネスのなかで、こうしたサービスを提供をしたいと考えた企業が、1990年代末にいくつか起業し、一時的に有名になり、そこそこの注目とベンチャーキャピタルからの資金を集めた。しかしそのほとんどは、最終的にはほかの企業に買収されたり、ひっそりとほかのサービスに吸収されていった。米Microsoftによる新進MongoMusicの買収も、そうした一例だ。

 しかし、「コラボラティブ・フィルタリング」--つまり、好みが似ている他人を見つけ、その人物が好きなものを試してみるというアイデア自体は、その後現在まで生き続けてきている。

 Amazon.comのレコメンデーションエンジンは、主にこのアイデアに基づいている。ユーザーがどんな商品を買ったか、あるいはどのページを見たかという記録を追跡し、さらに類似商品を買った他のユーザーの行動に照らし合わせて、商品の推薦を行うというものだ。

 最新ツールのなかにも、この発想に基づいたものがある。例えば、新Napsterの音楽サービスでは、ユーザーが他の会員の作ったプレイリストを見ることができるようになっている。

 AppleのiTuneにも、この仕組みを簡単にしたものがあり、MobyやStingといった有名なアーティストの選んだプレイリストを掲示している。また、あるサードパーティは、GoombahというMacintsh専用のiTuneプラグインソフトを開発し、このプレイリストの機能を強化している。Goombahはリスナーのダウンロード実績を分析し、他者のプレイリストと参照して、好みが似ている人がどんな音楽を聴いているかという情報を基に楽曲の推薦を行う。

 米RealNetworksのRhapsodyは、別の種類のシステムを開発した。そのシステムは、ウェブログユーザーが、Rhapsody用のダウンロード可能なプレイリストを自分のブログに直接掲載できるというもので、そのプレイリストを使えるのは、今のところ、他のRhapsody会員に限られている。

 Soundflavorが選択したのは、また別のアプローチだ。同社の創業者らは、数年をかけて、音楽を正確に記述するための特性を考えだし、これをリストにまとめた。1分間のビート数から、曲の中にサックス、または女性ボーカルが登場するかなど、このリストにはさまざまな特性が含まれている。そして、人間を雇って音楽を聞かせ、これらのカテゴリーに沿って、それぞれの曲を評価させた。

 これだけ多くの特性を使えば、多少の意外性はあっても、興味深い結果が出せるというのが、彼らのアイデアの前提にあった。つまり、例えばロックの愛好者が、ジャンルの違い以外は、全ての面で自分の好みに合ったジャズの曲を見つけるかもしれないというような結果を、彼らは目指している。

 Soundflavorのサービスは11日に開始されるが、カバーされるのは同社のデータベース上にある4000曲に限定され、ほとんどはオルタナティブロックである。これはロック専門のラジオ局が、最初の顧客になったためだとBudlongは説明した。また同社は、今後新曲の分析を進めながら、このデータベースの収録曲数を増やしていくという。

 Sirenの最終的な目標は、iTuneやNapster、またはRealNetworkのRhapsodyのような音楽配信サービスとの関係を打ち立てることだ。同社は、レコード会社に対し、自社の楽曲を推薦データベースにもっと早く載せたければ、楽曲分析コストを払うよう求める可能性もあると、Budlongは述べている。

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