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米軍の補給ルートは深刻な事態に【Los Angeles Times 山本史郎氏訳】
http://www.asyura2.com/0311/nametoroku1/msg/305.html
投稿者 魔神の呪い 日時 2004 年 4 月 24 日 10:26:19:jqFtwBeL738K2
 

(回答先: ファルージャとサドル、米占領体制の全般に危機的影響【Washington Post 山本史郎氏訳】 投稿者 魔神の呪い 日時 2004 年 4 月 24 日 10:10:28)

http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000472


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米軍の補給ルートは深刻な事態に
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●Road Perils in Iraq Add to Chaos, Shortages
道路が危険なため、混乱と物資不足に拍車
ロサンゼルスタイムズ 4月20日
By Nicholas Riccardi and Edmund Sanders, Times Staff Writers
http://www.latimes.com/news/nationworld/iraq/la-fg-roads20apr20,1,459055.story?coll=la-home-headlines


バグダッド発/イラク南部の砂漠に無造作に設営された宿営地では、イラクの業者が怖がってテントを輸送できないために、アメリカ兵はトラックやハンビー(軍用多目的車両)のなかで寝ている。

スンニ派の三角地帯(スンニ・トライアングル)を通過する幹線道路では、カラシニコフ銃を持った覆面姿の男たちが、かつて米軍の使用していたコンクリート製の検問所を占拠している。

そしてバグダッド空港では、イラク人トラック運転手が首都へのハイウェイを走ったり他の米軍基地に物資を輸送する勇気を出すことを拒否しているために、貨物が積み上げられている。

バグダッドの中央市場では、荷主と商人が仕事にならないと悩んでいる。

この一月のあいだのイラクの突然の変化は、そのすべてが道路状況からの制約をうけている。アメリカが率いる合同軍は、首都につながる補給路と連絡ルートのすべてを維持することができなかった。

反乱勢力は主要な橋を吹き飛ばし、燃料輸送車の列をロケット砲攻撃し、人質を捕らえた。深刻な物資不足はないけれども、イラクの道路の危険な状態は国内の多くで混乱した意識を増大させた。

週末には、米軍は戦闘を有利にしようと国内最大の幹線道路2本を閉鎖すると発表したが、イラクの通商を切断し、経済的な失速の恐れを増大させた。

ジェーン・コンサルティング・グループの上級アナリストチャールズ・ヘイマンは、その2本のルートが時々ゲリラの支配下に置かれる事実を指摘して、「車の通行を確保できて、安心してヨルダン国境に行ったりナジャフに南下できるようにするには、合同軍のとった措置は良いものだ」と話した。だが誰もその道路を掌握できないという事実は、「良い兆候ではない」と指摘せざるをえなかった。

米軍高官は、そのルート上でのゲリラ活動が増大した結果、供給不足が一部に生じてきたと認めた。彼らはクウェートからさらに多くの物資を空輸しており、車列の通行ルートと予定時刻を変更したりしている。しかし、彼らは広い範囲での不足は生じておらず、ルートも奪還すると断言した。

イラクで兵站業務を担当する第13補給軍司令部のリチャード・シュピーゲル少佐は、「幾つかのケースで、われわれは業務のやり方を変更せねばならなくなったが、最低ラインは食糧、水、燃料、弾薬、交換部品といった重要物資を必要とするところへ届けることだ」と語った。「例えば、何カ所かの食堂で提供する食事の種類が少なくなってないかと言えば、確かにそのとおりだが、しかし、まだ新鮮な食料はたくさんある」。

それでも、軍の作戦能力に深刻な影響を与えようと、反乱分子が補給路の弱体化を必要としているだけのことだ、とヘイマンは言う。「敵は連携してその活動に着手したようだ。それが合同軍の作戦能力を低下させている」。

サダム・フセインが倒されて以後、イラクの道路を走ることは危険な仕事になった。米軍の車列は待ち伏せ攻撃の標的にされ、武装した盗賊がハイウェイを走り回っている。

しかしバグダッドでトラック輸送会社と大型バスを所有するマジド・フセイン・カドゥーンにとっては、外見の平静さは新たな突発的できごとと一致しないものだ。彼の雇う運転手たちは、どのハイウェイが安全で、どこが危ないかをよく知っている−−道路脇の爆弾、気をもませる米軍車列、盗賊。カドゥーンは、「今では毎日、事態が変わる」と指摘する。「次の1キロ先に何があるか、判りようがないんだ」と。

新しい変化は2週間前にファルージャの街近くで始まった。それ以来、反乱者と海兵隊の間の激しい戦闘が、目まぐるしく変化するイラクの道路事情を明かしてみせた。

米海兵隊はアメリカ人4人が殺されたあと4月5日にファルージャに移動した。彼らはファルージャを通ってヨルダン国境に向かうバグダッドからのハイウェイを閉鎖したのである。

反乱者たちはハイウェイと平行して走る第二の道路を占拠することでこれに対応した。覆面をして銃を持った男たちが、その道路沿いにある元米軍の検問所を占拠し、別の裏通りも警戒し始めた。

その地域を通ってヨルダンとのあいだを行き来する西欧人が拘束されたり、殺されたりした。ヨルダンとのあいだを行き来する乗客を輸送する大部分のイラク企業は、もはや西洋人と同行することはなく、イラク人を運ぶことさえ慎重になっている。

アヤド・アブドル・カリームは先週、4人のイラク人をヨルダンからバグダッドへ運んでいて、反乱者の検問所で止められた。警備の者が乗客のパスポートを要求した。4人がイラク人であることは判ったが、彼らは納得しなかった。金髪の乗客に狙いを定めた銃を持つ男が、その男が本当にイラク人なのかと尋ねた。その乗客は北部の都市モスルの著名な部族出身だと答えた。銃を持つ男は、車の通行を許す前に、別の地域の主だった部族について彼に質問した。

「あそこには戻る気がしない」とカリームは言った。

反乱者たちはバグダッドに向かう主要ハイウェイにも待ち伏せをおこなっており、即席の検問所がわりに岩を転がして、米軍車列に攻撃するのが通常だ。

4月9日には、攻撃者は燃料輸送車列を壊滅し、ハリバートンの子会社KBR(元ケロッグ・ブラウン・ルーツ社)のアメリカ人従業員を人質にした。合同軍の基地に物資を供給しているKBRは、イラクでの幾つかの配達業務を停止していると発表した。それは同社が出荷を再開したと発表して以後のできごとである。

反乱者はまたトルコ、インド、パキスタンのトラック運転手を短時間拘束し、彼らがアメリカ軍のために再び仕事をすることはないという条件で解放した。

次は空港ハイウェイである。バグダッド国際空港はバグダッドの西の端、ファルージャへの道路に近いところにある。

空港の道路は長期に米軍車列への待ち伏せ現場となっていたが、先週になって反乱者はトラックと車列への攻撃を増し、近隣地区に今後さらに攻撃が増えると警告するリーフレットをまいた。カッシム・カドゥーンにとってはそれで十分だった。43歳になる運転手は土曜日まで、空港で物資を積み続けた。しかし、その日、燃やされた車の脇を通り過ぎたあと、彼はなぜボロ車がターミナルに積み上げられていたのか理解した。

カドゥーンは空港から補給物資を輸送する仕事を辞めた他のイラク人に仲間入りした。「われわれは標的にされるのが心配だ」と彼は話した。「自分たちの安全だけでなく、家族の将来も心配なんだ」。

反乱者は南に向かう幹線道路にも攻撃した。バグダッドからシーア派住民の多い地域(イラク南部)に向かうハイウェイは、これまで比較的に平穏だった。しかし反米的な聖職者に従う民兵が2週間前、その地域一帯で一連の攻撃を展開したのだ。

2500人の米兵が民兵組織と戦うためにバグダッドから南へと方向転換したとき、部隊は待ち伏せ攻撃に遭って、少なくとも兵士1人が死亡し、イラクの大河にかかる橋を破壊した。新しい部隊は聖地ナジャフの外に広がる砂漠地帯、前線作戦基地デュークに到着し、そこで悪夢に出くわした。

軍の物資調達は飲み水から移動式のテントまであらゆるものを地元の業者から仕入れる契約に署名した。しかし契約者はその物資を届けることを尻ごみしたのだ。「治安状況が悪化すれば、彼らは配達しようとしない。これが今の事態だ」と補給の調整を手伝っているロン・タラリコ陸軍大尉が説明した。

一時的な水不足は解消されたが、キャンプはまだ2500人の兵士に対して6個の移動式トイレしかない。その理由は、それを提供する会社がハイウェイを通るのを嫌がっているからだ。シャワーも洗濯設備もない。テントがないために、兵士は華氏100度(摂氏38度)の気候のなか、それも激しい砂嵐のもとで、車両のなかで眠らざるをえないのだ。「ここは荒野だ」−−マット・ネザース中尉(24歳)は言った。「陸軍のシステムはマトモじゃない」。

米軍は幹線道路を確保しKBRの輸送車列を護衛するため、最新式の80台の戦闘車両を含むストライカー旅団を急派した。別の米軍部隊が要衝地であるクファで橋とロータリーから民兵を排除しようとして失敗した。

そしてついに先週土曜日、軍当局は道路上の秩序回復のため、ナジャフ周辺からバグダッドを通ってバラド市までのハイウェイを閉鎖すると発表した。月曜日には、彼らは閉鎖は変則的なもので、軍と修復の必要性にもとづくものだと述べた。

その変化は月曜日、バグダッドの商業地域にもゆっくりと波及した。トラック運転手のフサイン・アビド・アリ(32歳)は、「週に最低三度は南に行ってたのに、こんな状況だと仕事がなくなる」と語った。

バグダッド中央市場のアル・ファジール運送会社のオーナーであるサヒブ・アハメド・シェミリは、得意先から品物を運んでくれと懇願されたが、あえてトラックを出さなかったと言った。

サアド・モハンメド・ハリドはあまり悩まなかった。このガソリンスタンド経営者(30歳)は、ちょうど輸送車が首都に入れなくなる事態に備えて、地下のタンクに1ヶ月分のガソリンを貯蔵していたからだ。

しかしハリドは、道路事情の混乱は国に重大な影響をもたらすだろう、すなわちそれによって合同軍への幻想か醒める者が増えるだろう、と予測した。「労働者が動けないなら、物資も移動できなくなるから」とハリドは言った。「これはイラク国民の生命に大きな衝撃を与える。彼らはひじょうに混乱し、怒るだろう」。

(リカーディはバグダッドから、サンダースはクファから送稿した。ファルージャにいるタイムズ記者トニー・ペリーと、バグダッド支局の二人がこの取材に協力した。)

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