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長崎事件 矛盾するメディアと審判 - その5 少年の供述
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/105.html
投稿者 baka(不肖容疑者弁護人) 日時 2003 年 10 月 12 日 13:18:41:/8loBLoFXQnoY

(ぷち熟女さんの「おさらいリンク」http://www.asyura2.us/2us0310/nihon9/msg/248.html
と日本の事件9をもとに、新聞記事、ZAKZAK、週刊文春、週刊新潮、asahi.comと家裁審判の記録を抜書きしてみました。)

 報道された少年の供述とされるものをまとめてみた。

 非行事実を部分的にも認めたと断定するものは、(2)(3)(10)(19)(20)(21)(25)であるが、その内、(2)(3)(10)(25)が警察の事情聴取において認めたとされるものであるが、(19)(20)(25)は、極めて具体的な供述内容を示すものの、警察リークに基づく記者の「作文」的色彩が強い。
 上記以外は、付添人らに少年が語ったとされる言動と鑑別所において「こんなとこ逃げ出してやる」と叫んだとされる家裁審判要旨の内容(23)である。そして、付添人らに少年が語ったとされる言動においては、一つとして、非行事実を具体的に認めるようなものがない。また、第1回審判における少年の認否については、非公開性を理由にして付添人は一切明かしていない。
例えば、(4)の「自分が分からなくなっていた」や(9)の「自分のやっていることがわからなくなった」は、少年の12歳という年齢を考えると、警察における誘導/強要によって、そういう心理状態になったという表現ではなかろうか?
また、同じく(4)の「(駿ちゃんの)人生の先をなくしてしまった」は、警察で不本意な発言をして、「(自分やその両親の)生の先をなくしてしまった」と解釈すべきではないのか?
(5)の「先をなくしてしまったことには申し訳ない」や(15)の「(園児の)お父さん、お母さんごめんなさい」(実は、「(自分の)お父さん、お母さんごめんなさい」)も同様である。これは、(6)の「両親にすまないことをした」が自分の両親についての発言であることとも一致する。(bakaのこじつけと思いますか? 付添人やマスコミのこじつけではないでしょうか?)
実際、(16)の「特に変わりはない。事件については話をしたがらず、わからない部分が多い」や(17)の「特に変わった様子はない。事件について言いたがらない点もあり、話が進まない」という状況は、警察での自白が誘導/強要であったことを示している可能性を否定できない。
 さらに、(7)の「 県警などの調べでは、少年は駐車場屋上で駿ちゃんを裸にし、いたずらをしようとしたが抵抗して騒がれた。この際もみ合いになり駿ちゃんは引っかき傷などを負った。少年はカッとなり、駿ちゃんを抱え上げて手すり越しに突き落としたとみられている。少年はその後、駿ちゃんの衣服を拾って非常階段で1階まで降り、地面に衣服を置いた後、駿ちゃんの近くまで行った。頭部から血を流して動かないのを見て怖くなり、そのまま逃げたなど――と説明している模様だ。」という報道内容と、(23)の「被害者に暴行を加えた上、防犯カメラに気づくやちゅうちょなく被害者を立体駐車場の屋上から突き落として殺害したという事案である。」(家裁審判要旨)は食い違っている。物証ではなく自白に基づく立件であるために、このような齟齬を来たしているのである。
推定無罪の原則を無視した家裁の審判は犯罪である。


(1) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/409.html
 長崎市の幼児誘拐殺人事件で、長崎県警捜査本部は、事情聴取していた同市内の中学1年生の少年(12)が非行事実を認めたため9日午後、補導した。県警から事件の通告を受けた県中央児童相談所は10日に長崎家裁に送致し、家裁で少年の保護処分などが決められる。少年は「後悔している」と話しているという。また少年は、4月に同市で男児が全裸にされるなどした2件の事件への関与や、今回の事件がいたずら目的だったことなどを一部認めた模様だ。
 少年は「後悔しています。駿君のお父さん、お母さんごめんなさい」と話しているという。

(2) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/428.html
 報道陣の質問には、上川捜査一課長がほとんど応答し、男子生徒が、駿ちゃんを駐車場ビルの屋上から突き落としたと認めたことや、駿ちゃんが行方不明となった大型電器店から路面電車で移動したことなどを明らかにした。
 また、男子生徒を特定した決め手については「防犯ビデオ、聞き込み、現場資料から総合的に判断した。防犯ビデオは白黒などの色はわかるが、校章は全くわからない」と述べた。

(3) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/475.html
 長崎市北陽町の幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で、補導された同市の中学一年の男子生徒(12)が長崎県警捜査本部の聴取に対し、「最初から殺すつもりはなかった。(連れていった駐車場ビルで)駿ちゃんに騒がれたので、慌てて突き落とした」などと話していることが十日、分かった。

(4) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/524.html
 長崎市の種元駿ちゃん(4)誘拐殺人事件で補導された中学1年の少年(12)の付添人の弁護士が11日午後、長崎少年鑑別所で少年と初めて面会した。記者会見した弁護士は、少年が駿ちゃん殺害時の心理状態について「自分が分からなくなっていた」と説明したことなどを明らかにした。
 少年は弁護士に「(駿ちゃんの)人生の先をなくしてしまった」と後悔の言葉を述べたが、比較的元気で、鑑別所の職員によると落ち込んだ様子はみられないという。

(5) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/544.html
◇事件
――動機は
 具体的には聞いていない。非行事実や経緯については、まだ私たちも新聞などで知っている程度。調査記録も目を通していない。新しい事実や、報道されていないようなことは本人の話にも出てきていない。
――当日の少年の行動は
 家庭訪問の日で、早くに学校から帰り、荷物を家に置いて家電量販店のゲームコーナーに行き、駿ちゃんと仲良くなったようだ。
――駿ちゃんを突き落とした時の状況は
 駐車場に着いて突き落とす辺りから言葉を濁してしまう。自分が分からないようになったと話している。
――どういう気持ちで学校生活を送っていたのか
 事件後は見つかるかもしれないと感じていたようだ。同じ年の友人が少ないので、幼い子どもと仲良くしていたのではと思っていたが、クラスには親友は2、3人いた。
◇反省
――少年から反省の言葉はあったのか
 駿ちゃんのことをどう考えているのか、何かもっと深く感じていることないのか、もっと重い事実だと問い詰めると、「先をなくしてしまったことには申し訳ない」と話した。自分の思いはいっぱいあるが、反省の気持ちをうまく表現できる文章や言葉がなく、十分に表現できないと話している。

(6) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/598.html
 付添人選任の打ち合わせで10日に父親に会った弁護士は「まったく眠れず、食事ものどを通らない状態。『今夜もどこに泊まるか決めていない』と言っていた」と、両親を気遣った。
 両親は「まさか、自分の子がこんなことをするなんて」と追い詰められているが、生徒は「両親にすまないことをした」とだけ話したという。

(7) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/617.html
 長崎市の幼児誘拐殺人事件で、補導された中学1年生の少年(12)は被害者の種元駿ちゃん(4)を立体駐車場屋上から突き落とした後、落下場所まで降りて駿ちゃんの死を確信し、急に怖くなって現場から逃げ去ったことが分かった。捜査関係者は「明確な殺意があったわけではないだろうが、発作的衝動を抑えきれなかった末の悲劇」とみている。
 県警などの調べでは、少年は駐車場屋上で駿ちゃんを裸にし、いたずらをしようとしたが抵抗して騒がれた。この際もみ合いになり駿ちゃんは引っかき傷などを負った。少年はカッとなり、駿ちゃんを抱え上げて手すり越しに突き落としたとみられている。少年はその後、駿ちゃんの衣服を拾って非常階段で1階まで降り、地面に衣服を置いた後、駿ちゃんの近くまで行った。頭部から血を流して動かないのを見て怖くなり、そのまま逃げたなど――と説明している模様だ。

(8) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/323.html
 長崎市の種元駿ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で補導された中学1年の少年(12)の第1回少年審判が23日開かれ、長崎家裁の伊東浩子裁判長は、殺害時や現在の心理状態を調べるための精神鑑定を実施することを決めた。鑑定留置期間は未定。
 この日の審判に両親は出席しなかった。付添人によると、少年はやや緊張した様子だったという。付添人は「認否については非公開なので公表しない」とした。

(9) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/329.html
 長崎市の種元駿(しゅん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で、長崎家裁(伊東浩子裁判長)は二十三日、補導された同市の中学一年の男子生徒(12)の第一回審判を開き、生徒を精神鑑定することを決めた。家裁が指定した鑑定人が、犯行当時や現在の精神状態を調べる。生徒の付添人の弁護士の申請を受け、決定した。
 生徒は駿ちゃんを裸にしてはさみで傷つけたほか、付添人との面会で「自分のやっていることがわからなくなった」と話していることなどから、事件の原因や更生方法を探るには、精神面の詳細な究明が不可欠と判断したとみられる。
 裁判長が非行事実を告げ、生徒に弁解を求めた。生徒が認めたかどうかは明らかでないが、長崎県警の事情聴取や付添人の面会では認めている。

(10) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/343.html
異例…精神鑑定決定 長崎の男児誘拐殺人
駿ちゃん誘拐殺人事件で審問
 長崎市の種元駿ちゃん(4)誘拐殺人事件で補導された中学1年の少年(12)の第1回少年審判が23日開かれ、長崎家裁の伊東浩子裁判長は、殺害時や現在の心理状態を調べるための精神鑑定を実施することを決めた。少年の付添人からの申請を認めた。処分を決める前提として専門家による解明が不可欠と判断したとみられる。
 伊東裁判長が人定質問などをした後、非行事実を告知、少年に弁解を求めた。付添人によると、少年はやや緊張した様子だったという。付添人は「認否については非公開なので公表しない」としたが、少年は長崎県警の調査に、殺したことを認めており、審判でも同様に認めたとみられる。

(11) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/352.html
長崎少年審判、溺愛・母と温厚・父は欠席 --- 出席義務付けられながら、理由は語らず
 弁護士によると、審判は出張審判室で行われ、男子は青いジャージーに半袖シャツ姿。4回行われた接見のときより、表情や言葉などから緊張した様子だったという。
 2時間半に及んだ審判の内容は非公開だが、男子は非行事実を認めたとみられる。

(12) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/358.html
 長崎市の男児誘拐殺害事件で、家裁送致された中学一年の男子生徒(12)の第一回審判が二十三日開かれた。わずか十二歳の凶悪な非行に社会は衝撃を受けたが、刑事責任を問われない「触法少年」のため審判は完全に非公開。事件の真相解明を求める声とは裏腹に、少年法の「壁」を前に、家裁、付添人は審判内容に固く口を閉ざした。
 「コメントは控えたい」。二十三日開始された審判に少年の付添人として出席した戸田久嗣、森永正之両弁護士は、審判後に県弁護士会館で開いた記者会見でこう繰り返した。少年が非行事実を認めたかどうかなど、審判内容のほぼすべてについて「非公開」と口を閉ざす一方で、「原因を究明し、社会全体で考える必要があるが(法の制約上)限界がある」と述べ、ジレンマも明かした。
 両弁護士は会見で、精神鑑定の申請理由について「原因を解明することによって今後の処遇や更生、再犯防止に役立てるため」と説明。しかし、審判での少年の発言内容や様子について明らかにしたのは「表情や言葉から若干、緊張した様子」「服装は半袖シャツと青いジャージー」の二点だけ。
 記者団から「少年はスムーズに受け答えできたか」「犯行への認識は変わってないか」との質問には、「申し訳ないがお答えできません」と言うにとどまった。
 付添人弁護団は少年にこれまでに四回面会。当初は、少年が非行内容を認めた上で、男児殺害時の心境を「自分が分からなくなった」と説明したことなどを明らかにした。しかし、その後は、少年が語る内容を具体的に述べることはなくなっていった。この日の審判内容については、ほぼ一貫して「非公開」を繰り返した。

(13) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/359.html
 長崎市の種元駿ちゃん誘拐殺害事件で、長崎家裁は二十三日、中学一年の男子生徒(12)の第一回審判を収容先の長崎少年鑑別所で開いた。少年の付添人弁護団から申請があった精神鑑定について、伊東浩子裁判長は鑑定を決定し、鑑定人を指定した。刑事責任を問われない十四歳未満の触法少年の精神鑑定は極めて異例。
 審判は非公開であり、裁判官三人と少年をはじめ、書記官や付添人の弁護士らが出廷、約二時間半に及んだ。少年の両親は欠席した。審判終了後、会見した家裁訟廷管理官らは、非行事実の認否については「審判は非公開で明らかにできない」としたが、少年はこれまでの県警の調査や付添人弁護団に対し、事実関係を認めている。
 少年は、殺害時の心境を付添人に「自分が分からなくなった」と話していた。付添人は二十二日、非行の原因究明と再犯防止の観点から精神鑑定を家裁に申請した。
 県警の聴取による非行事実では、少年は一日夜、長崎市三芳町の家電量販店から駿ちゃんを連れ出し、約四キロ離れた万才町の立体駐車場の屋上から、全裸にしてはさみで傷つけた駿ちゃんを投げ落とし殺害した。

(14) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/361.html
 誘拐殺人事件で補導されてから2週間、中学1年の少年(12)は初の審判で精神鑑定を受けることが決まった。少年の付添人の弁護士によると、少年は面会の時よりも緊張した様子だったという。精神鑑定の末に、残虐な事件の動機などが解明されるのだろうか。 付添人の戸田久嗣、森永正之両弁護士は23日の審判後、長崎市内で会見し、少年の精神鑑定を22日午後、家裁に申請していたことを明らかにした。理由については「犯罪原因究明のため」とし、少年の今後の処遇や更生、再犯防止などの検討材料とするという。 少年の非行事実の認否を明かさない理由は「審判の非公開性のため」などと説明。少年の両親が出席しなかった理由も明かさなかった。
 審判は長崎少年鑑別所の出張審判室であり、少年は半袖シャツに青いジャージー姿。表情や言葉からこれまでの面会よりもずいぶんと緊張した様子が感じられたという。

(15) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/495.html
「普通の子」戸惑う大人
 長崎市の平和公園の東に隣接する長崎少年鑑別所。2階に、収容されている子どもたちが生活する部屋がある。少年が暮らしているのは、畳の敷かれた個室。トイレや洗面台のほか、テレビもあり、食事は部屋で一人でとる。
 面会に訪れる弁護士の目を見ながら、事件に関しても、少しずつ口を開き、おおむね事実を認めている。「一生かけて償わなくてはならない」と言われ、「はい」とうなずいた。
 鑑別所内での作文に、園児へのおわびや反省の言葉をつづった。だが、動機など核心については、収容直後に「自分がやっていることが分からなくなった」などと話した後、いまも話そうとしない部分があるようだという。
 「自分が園児の立場だったらどう思うか」と水を向けたところ、顔をこわばらせ、うつむいたまま、言葉はなかった。
 事件後、少年と向き合った人たちが共通してもつ印象がある。「普通の少年」だ。
 補導された今月9日。少年は稲佐署2階の補導室に入った。付き添っていた父親の横で淡々と話し、事情を聴かれている間、騒ぎ出すこともなかった。「(園児の)お父さん、お母さんごめんなさい」と素直に謝罪の言葉を口にした。県警幹部には「精神鑑定の必要がある」との報告はなかった。

(16) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/627.html
 長崎市の幼稚園児誘拐殺人事件で、家裁に送致された中学1年の男子生徒(12)の付添人の弁護士3人が31日、記者会見した。第1回審判後の生徒の様子について「特に変わりはない。事件については話をしたがらず、わからない部分が多い」と語った。
 審判後、28、30の両日に2回面会した戸田久嗣弁護士らによると「鑑定期間中なので、(動揺させないため)事件についての話は控えている」としたが、事件についてはまだ言いたがらないところが多いという。戸田弁護士は最初に面会した時の「普通の子」という印象も「変わっていない」と述べた。

(17) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/686.html
少年の近況変化なし 事件は言いたがらず
 付添人は二十三日の第一回審判後、少年に二度面会。少年の内面を「分からない部分が多い」とし、近況について「特に変わった様子はない。事件について言いたがらない点もあり、話が進まない」と述べた。
 会見では、精神鑑定という点が暗に強調された。柴田國義弁護士は「刑事被告人に接する態度では少年の心をゆがめてしまう。現在は鑑定が主体でわれわれは補助的立場。面会は、日常会話を中心にし、事件そのものに突っ込むのを控えている」と話した。

(18) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/734.html
 付添人の弁護士との面談は週2〜3回。初めは生活の変化に戸惑い、「眠れない」と訴えていたが、今は「特に変わったことはなく普通。当初より若干落ち着いた感じ」(戸田久嗣弁護士)。同級生らが指摘した情緒の不安定さは見せず、淡々と受け答えをしている。両親や祖父母に会いたがるものの「事件があるから会えない」と気遣ったり、何かを欲しがるそぶりもない。年不相応な分別すら見せることがあるという。
 ただ、肝心の事件の話になると、概略は語り始めているが、動機や殺意、計画性の有無という核心部分を含め、触れたがらないことも多いという。戸田弁護士は「反省の意思は十分あるが、形に出ているかと言われれば、そうは言えない。分からない部分は多い。少年と向き合い、心を開かせたい」と語る。

(19) http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/816.html
「ボクも同じことをされ、中学生になってやっていいと思った」。長崎市の幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4)全裸殺人事件で、補導された市立中1年の男子(12)が長崎署捜査本部に行った供述が5日、判明した。6日発売の週刊新潮が報じているもので、男子も幼少期に下腹部を切られる性被害に遭っており、溺愛(できあい)する母親(39)を「あの女」と言い、強い不信感を持っていた。だが、殺害動機には「わからない、わからん…」と言い、深い「心の闇」に包まれている。

 【前もやったことがある】
 男子は屋上で駿ちゃんに衣服を脱ぐように頼んだ。すでに、ハサミとカッターナイフで駿ちゃんの下半身を傷つけようと思っていた。
 「あの子の着ているシャツやズボンを脱がして、怖かったけど、よく見せて、と言った。そういうことを前もやったことがあるし、その時は騒がれなかったから」
 「いいことだと思った。裸にして狙いを定めて…。それでも大きな声を出したから…」

 【どこかに引っ掛かる】
意外にも、駿ちゃんの抵抗に遭う。
 「(切るとき)ヒューという音がした。男は女になれると。あっこ(下腹部)なくなったら、女になれると言われて、ぼくも同じことされそうになったもん。痛くないと言われたもん」
 「ボクは痛くないと知っとったもん。騒がれるのはもういやだから放り投げた。どこかで引っ掛かるかと思った」

 【ボクも怖い思い】
 男子は過去に、同様の性犯罪にあったことを告白している。
 「ボクは、ずっと前におなじことされたもん。裸にされて怖い思いしたから。それでも、じっと黙っとったもん」
 「怖かったけど、変な気持ちになった。だから、ボクも中学生になって、同じことをしてもいいと思ったからね」

 【あの女】
男子は母親から「溺愛−過保護・過干渉」で育てられ、今春からパート勤めに出てカギッ子となり、情緒不安定に陥った。
 だが、話が料理人の父親(50)らに及ぶと、意外なことを口にした。
 「お父さんには会いとうない。やっぱりかわいそうだから…。お母さんは知らん。『何も知らん』と言うもん」
 「お母さんはお父さんに『あなたが教えたんと違う?』と怒るから。お父さんからは何も教わってない。それなのに、あの女は、お父さんを怒るから…。だから、ボクは、女になるのはいやだったんだ」
 男子に対する長崎家裁の精神鑑定は、9月19日まで続けられる。付添人の弁護人によると、事件の核心については口が重く、言葉が出てこないという。少年の心は、複雑な倒錯の中で、闇に包まれていったことだけは間違いないようだ。

(20) http://www.asyura.com/0306/nihon5/msg/910.html
 長崎市中心部にある7階建ての駐車場の入り口に、男子生徒が駿ちゃんと一緒に姿を見せたのは、今月1日午後8時半ごろだった。
「お母さんの車を探してみよう」。男子生徒はそう声をかけ、小さな手を引いて薄暗い駐車スペースを1階ずつ隅々まで歩き回った。
そして30分後、薄暗い屋上にたどり着くと、男子生徒はいきなり駿ちゃんの衣服を脱がせ始めた。
「裸にして、おなかを足でけり上げた。ハサミで体を傷つけると、想像以上に騒ぎ出した。このまま親のところに戻すわけにいかないと思った。手すり越しに落とすしかなっかた」
8日後に補導された男子生徒は、3畳ほどの取調室に座ると、消えそうな声で動機を話した。

(21) http://www.asyura.com/0306/nihon7/msg/121.html
長崎幼児殺人の中2生、戦慄の“記憶” --- 「心の闇」深く、両親からも依然謝罪なし
 長崎市の幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4)全裸殺人事件。長崎家裁で補導された市立中1年の男子(12)の精神鑑定が行われているが、事件の核心には依然、重い口を開いていない。両親からも駿ちゃん側に謝罪の言葉はない。県警の調べに、下腹部を切ったことには「ボクも同じことされたもん」と幼児体験を供述したが、なぜ殺人まで発展したのかには「分からん」。「心の闇」を探る調査は、厚い壁にぶつかる。
 【ゲーム、教えてあげる】
 男子は児童相談所に送致されるまでの1日半、県警から事情を聴かれた。駿ちゃんを立体駐車場から投げ落とすまでの記憶は、比較的鮮明に残っている。
種元駿ちゃん
 「ゲーム好き? ボクが教えてあげよう」と誘い出した。「途中、電車に乗っていった。はまんまち(長崎市浜町)に行くこと多いもん」と立体駐車場に向かう。

 【いたずら告白】
 立体駐車場の屋上に着いたあたりから、記憶が途切れていく。周辺で4月以降に起きた幼児へのいたずらも告白する。
 「怖いけど、よく見せて、と言った。前もしたことあるし、その時は騒がれなかったから、いいことだと思った」
 そして、駿ちゃんの下腹部をハサミやカッターナイフで切りつける。この行為が男子の最終的な目的だったようなニュアンスも出ている。
 「それで、裸にして、狙いを定めて…」
 投げ落としたことについては、「分からない、分からん」と自分でも理解していない様子だ。
 断片的な動機としては、「でも、あの子が帰る、帰る、帰るっていったから大きな声で言ったから。そんで、泣いて泣いて、ぼくについてくると言ったのに。だから、柵(さく)の向こう側に去(い)ねた(=投げた)」

(22) http://www.asyura.com/0306/nihon7/msg/627.html
 長崎市の種元駿ちゃん(4つ)誘拐殺人事件で補導された少年(12)の付添人の弁護士は10日、駿ちゃんの遺族に対する謝罪の手紙を出す方向で少年と話し合っていることを明らかにした。
 同弁護士によると、少年はまだ謝罪の手紙を書き始めてはいない。しかし、考えていることなどをノートに書くよう付添人から指示され、反省や謝罪の気持ちを書き記す作業を続けている。補導された当初より、こうした気持ちを書こうという意欲を見せるようになったという。
 捜査記録を読んだ感想などが書かれた遺族の手記を読んで聞かせると、少年は黙って下を向き、本当につらそうな様子を見せたという。 

(23) http://www.asyura.com/0310/nihon8/msg/387.html
長崎の男児誘拐殺害事件で、長崎家裁が二十九日、出した決定の要旨は次の通り。
(主文)
 少年を児童自立支援施設に送致する。
 少年に対し、平成十五年九月二十九日から向こう一年間、強制的措置をとることができる。
(理由)
 【非行事実】
 少年は、七月一日午後七時二十分ごろ、長崎市内の大型電器店二階店舗内において、展示試供ゲーム機で遊んでいた被害者(当時四歳)に対し、「お父さんとお母さんは用事があって先に行ったから追おう」などと甘言を用いて誘惑し、被害者をその両親の保護のもとから離脱させて自己の支配下においた上、同所から同市内の中心街から少し離れた立体駐車場まで連れ去り、もって未成年者を誘拐した。
 少年は、同日午後九時十五分ごろ、上記立体駐車場屋上において、殺意をもって、被害者を後ろから両手で抱き上げ、手すり越しに同所から被害者を突き落として約二十メートル下の同立体駐車場一階東側通路に転落させ、よって、そのころ、被害者を頭部および顔面打撲による脳障害により死亡させて殺害した。
 【事案の特徴】
 本件は、十二歳の少年が、幼児に暴行を加えようと考えて、事前にはさみを購入した上、四歳の被害者を言葉巧みに誘拐し、被害者に暴行を加えた上、防犯カメラに気づくやちゅうちょなく被害者を立体駐車場の屋上から突き落として殺害したという事案である。殺害そのものは計画的でないことを考慮しても、被害者の生命を奪ったその結果は重大であり、被害者が受けた苦痛や恐怖感、わずか四歳で生涯を終えることとなった無念さは計り知れない。遺族の少年およびその両親に対する感情はしゅんれつであり、被害者を失った悲しみは大きい。また、本件は、学校関係者や幼い子供、思春期の子供を持つ親にも大きな衝撃を与えた。十二歳の少年がこのような発想をするに至った原因や、上記のような冷酷、非情な行為をすることができた理由およびその際の精神状態については、少年の供述からは明らかではなく、処遇を決定するに当たっては、これらの原因等の解明が不可欠である。
 【少年の資質等】
 少年の成育状況、本件非行の状況および本件非行後の状況からすると、少年には、次のような性格ないし行動傾向が認められる。
 少年は、幼稚園のころから、頻繁に、教師の注意や母のしっせきに過剰に反応して混乱状態となり、かんしゃくを起こしたり、学校や家から逃走するなどしているほか、本件により補導された後も、少年鑑別所職員の注意に対して号泣し「こんなとこ逃げ出してやる」などと言って扉をたたいたり本を机に打ちつけたりしている。本件非行時にも、防犯カメラに気づいて動転し、その場から逃げ出すことのみを考え、逃走の邪魔になると考えた被害者を屋上から突き落としてすばやく非行現場から逃走しており、少年は、外的刺激を処理する能力が、かなり限定されており、低刺激で対処不能、無規制状態になり、衝動的で周囲の予想できない反応を示す傾向が見られる。
 少年は、本件非行時において、泣き叫ぶなどした被害者を見ても、ちゅうちょしたりふびんに思った様子はない。非行後も、平然と直前まで被害者と一緒にいた店に忘れ物を取りに行き、非行現場である駐車場前の路上を通って帰途につき、帰宅後は普段通りの生活を続けている。

(24) http://www.asyura.com/0310/nihon8/msg/389.html
児童自立支援施設への送致が決まった中学一年の男子生徒(12)の付添人弁護団は二十九日、長崎市栄町の県弁護士会館で会見し、決定について「妥当な決定。今後適切な処遇を受け、更生することを期待する」と述べた。二十四日の接見の際、「願い事が一つかなうとしたら」と付添人に問われ、少年は「(事件前の)六月三十日か七月一日に戻りたい」と打ち明けたという。

 付添人の戸田久嗣弁護士ら三人によると、二十九日の少年の服装は、グレーの半袖Tシャツに紺色系の半ズボン。少年と両親はそれぞれ神妙な態度で審判に臨んだ。被害者側に対する謝罪の言葉の有無について、戸田弁護士は「審判の内容は言えない」と回答を避けた。審判後、付添人が「頑張れよ」「(自分の)両親に手紙を書けよ」と声を掛けると、少年はうなずき、「はい」と答えたという。 長崎家裁で二十四日に行われた被害者側の意見陳述の内容について、付添人が長崎少年鑑別所で読み聞かせたところ、少年は身じろぎもせず神妙な顔つきで耳を傾けた。付添人が「誰に対して一番悪い事をしたと思うか」と問うと「駿君と両親」と答えたり、接見の受け答えや表情から、生徒の反省態度は深まっているとの認識を示した。
 「(補導から二カ月半が経過し)少年の罪の意識は深まったのか」との質問には、戸田弁護士は「(罪の意識を)感じているところがあると思うが、十分かと言われるとそこまでは分からない」と複雑な表情を見せた。

(25) http://www.asyura.com/0310/nihon8/msg/395.html
別の男児にわいせつ行為 男児誘拐殺人の12歳少年
 長崎市の男児誘拐殺人事件で、長崎家裁の決定で強制的措置のとれる児童自立支援施設に送られた中学1年の少年(12)が、長崎県警の再聴取に対し、種元駿ちゃん=当時(4つ)=を殺害する前の4月下旬、同市内の大型商業施設で別の男児にわいせつ行為をしたと認めていたことが1日、分かった。
 また、少年はほかにも何度か男児の服を脱がそうとしたことを、関係者に打ち明けていたことも分かった。
 県警の調べでは、わいせつ事件の発生は4月27日午後1時45分ごろ。同市内の商業施設の階段踊り場で、3歳の男児が裸にされるなどした。
 県警は少年の鑑定留置期間が終わり、観護措置が再開した9月19日以降、数回にわたり長崎少年鑑別所で聴取。その際、少年は事実関係を認めた。

(26)http://www.asyura2.us/2us0310/nihon9/msg/167.html
 ―補導(七月九日)前後はどんな様子だったのか。
 母親 (補導当日は)警察が家に来て、信じられなくあぜんとした。朝食の後片付けの最中で着の身着のまま出て行った。
 父親 職場で「犯人が捕まった」とのうわさが流れ、よかったと思っていた。
 母親 息子と一緒に事件を報じるワイドショーを見た。息子は全然表情を変えず普通にしていた。私が「ひどいね」と言うと、息子も「ひどいね」と言った。
 父親 本人は一生懸命ごまかしていたのかもしれない。
 ―面会のときの少年の様子は。
 母親 表情がなく別人のよう。自分の子供とは思えない感じ。幼さが消えて神妙な面持ちだった。返事しかしなかった。

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