★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 892.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
Re: イラク便り 〜テロとの闘いとは〜【テロリストの放逐は我々「全員」の課題?】
http://www.asyura2.com/0311/war42/msg/892.html
投稿者 なるほど 日時 2003 年 11 月 18 日 04:30:24:dfhdU2/i2Qkk2

(回答先: イタリア軍警察本部前の自爆テロ、死亡27人?(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 13 日 12:27:55)

イラク便り 〜テロとの闘いとは〜


在英国大使館 奥参事官
(CPAを通じた人的協力に参画中)


 今日は、悲しいニュースが飛び込んできました。イラク南部のナーシリーヤに展開しているカラビニエリと呼ばれるイタリア国家警察部隊が使用している建物が自動車爆弾テロに襲われ、18名のイタリア人と9名のイラク人が犠牲になったというのです。

 現場を見るために早速ナーシリーヤに向かいました。8月下旬の国連事務所爆破と同じ悲惨な光景に言葉がありませんでした。ここはかつて貿易省の地方事務所として使われていた建物だそうです。6月に初めて訪れたときには、カラビニエリの部隊をルーマニア兵が警護していて、CPAのナーシリーヤ本部はどこですか?と尋ねても英語を解さないルーマニア兵が身振り手振りで、日本が建設協力したナーシリーヤ総合病院の隣にあるCPA事務所を教えてくれたことを思い出します。

 今ではイラクの警察組織も大分出来上がってきて、そろそろカラビニエリの出番も少なくなってきたことだと思います。軍隊と異なり、民衆に近いところで仕事をするカラビニエリだからこそ、町中を離れずに仕事にあたっていました。

 巻き添えになったイラク人の無念さも想像を超えるものがあります。ユーフラテス河に架かる橋を渡ったところにあるこの事務所の前を偶々通りかかった学校帰りの女子中学生4名も尊い命をテロリストによって奪われてしまいました。

 これはテロとの闘いです。2001年9月11日にアメリカ人だけでなく多くの日本人もアル=カーイダのテロの犠牲になり、私たちはテロとの闘いを誓ったのですが、ここイラクでもテロリストの好きなままにさせるわけにはいきません。地元の人に尋ねてみると、確たる証拠はないのですが、このような民家に囲まれた場所に自爆テロを仕掛けるなどというのは、到底イラク人のやることではないと皆言います。

 犠牲になった尊い命から私たちが汲み取るべきは、テロとの闘いに屈しないと言う強い決意ではないでしょうか。テロは世界のどこでも起こりうるものです。テロリストの放逐は我々全員の課題なのです。


平成15年11月13日(木)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/iraq/20031113.html

 次へ  前へ

戦争42掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。