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6カ国協議:日程、大詰めで難航 米「核全廃」先決に [毎日新聞]
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1563.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 06 日 05:19:03:Mo7ApAlflbQ6s


 北朝鮮の核開発問題をめぐる次回6カ国協議の日程調整が大詰めで難航している。日米韓3カ国は4日、ワシントンで外務省局長級非公式会合を開き、引き続き年内開催に向けた調整を続けることを確認した。しかし、焦点である北朝鮮の核開発計画廃棄と、その見返りとしての「安全の保証」の手法をめぐって、米朝間の隔たりは依然として大きく、年内開催は困難との観測も強まっている。調整難航の舞台裏と、各国の思惑を探った。

 「6カ国が細部を詰めるのは、散らばる猫たちを1カ所に集めて囲い込むような困難な作業だ」。4日夕、米国務省での日米韓会合後、ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、次回6カ国協議で採択を目指す共同声明案の調整状況をこう表現した。ケリー氏が越年の可能性にも言及せざるを得なかったほど、情勢は厳しい。

 米国は、北朝鮮が共同声明で「核兵器開発計画を検証可能かつ不可逆的な形で完全廃棄する」ことを約束するよう求めている。引き換えに米国は日中韓露4カ国と共同で、北朝鮮に「安全の保証」を表明するというのが米政府の基本方針だ。北朝鮮が主張する「同時行動原則」ではなく、あくまで北朝鮮の核廃棄宣言が先決という考え方だ。

 これに対し、北朝鮮は核計画廃棄の表明には応じる姿勢を示していると言われるが、引き換えは「安全の保証」にとどまらず、エネルギーなどの経済支援を含めた「より大きな見返りを求めている」(協議筋)。

 「安全の保証」の形式でも米朝間には隔たりがある。北朝鮮は、同国の安全を保証できるのは米国だけだとして、米国がまず北朝鮮の安全を保証し、その文書を他の4カ国が保証する「2+4」形式を要求。一方の米国は、多国間協議による核問題解決を目指す立場から、日米韓中露の5カ国が北朝鮮の安全を保証する「5+1」形式を軸に検討している模様だ。

 米国とすれば、次回協議開催を急ぐ理由はなく、最終的に協議が決裂すれば国連安全保障理事会に持ち込むしかないとの強硬姿勢を崩していない。【ワシントン佐藤千矢子】

◇北朝鮮に不信感

 韓国政府当局者の多くは、核問題解決の障害として、米朝双方にある相手への強い不信感をあげる。米朝枠組み合意(94年)があるにもかかわらず濃縮ウラン計画を進めた北朝鮮に米国が不信感を持つのは当然だが、北朝鮮にとっても、枠組み合意で期待した米国との関係改善が一向に実現しないことへの不信感があるからだ。

 韓国政府高官は、昨年秋に核問題が発覚して以降の一連の措置によって、双方の不信感は「枠組み合意以前よりひどくなっている」と指摘。米国が枠組み合意より厳格な形で核開発を封じ込めようとしているのと同様に、「北朝鮮も枠組み合意よりきつい条件で米国をしばりたいと考えている」と話す。

 一方、韓国の丁世鉉(チョンセヒョン)統一相は4日の会見で、北朝鮮にとって核開発の放棄は「(交渉で使える)1枚だけのカードだ」と指摘。そのカードを使い、米国から「安全の保証」だけでなく、重油供給や経済支援を受ける保証までを取り付けようとしているという見方を示した。【ソウル澤田克己】

◇中国、調整に苦吟

 6カ国協議のホスト役である中国は、今回の6カ国協議開催に先立ち、共産党ナンバー2の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長が平壌に乗り込み、金正日(キムジョンイル)総書記と直談判し、経済援助も約束した。外務省幹部は航空機のシャトル便のように各国を飛び回った。

 だが、外務省幹部は日に日に表情を険しくしている。担当の高官が、周囲に「どうするんだ」としつこく聞かれて「じゃあ、あなたがやってみなさい」と怒ったという話も伝わっている。

 開催日程は当初、今月17〜19日が有力視されていた。北朝鮮高官は通常、週2便(火、土曜日)の高麗航空便で平壌・北京を往復するから、水曜日の17日から金曜日の19日までが最も好都合だ。8月下旬の1回目の6カ国協議も水〜金曜日の開催だった。17〜19日で合意できなければ、翌週はクリスマス、翌々週は正月、1月22日は春節(旧正月)に当たるため、2月以降にずれ込む可能性すら出てくる。

 温家宝首相は7日に米国訪問を開始し、同行する李肇星外相とそのスタッフが、米国との間でぎりぎりの調整を行う。【北京・上村幸治】

◇懸念深める日本

 日本政府は、次回協議が越年しても「6カ国協議の重みが損なわれるわけではなく、外交上の影響はない」(外務省幹部)と受け止めている。しかし、拉致問題をめぐる日朝交渉の機会が遠のく事態に懸念を深めていることも事実で、「年内開催を優先に外交努力すべきだ」(政府関係者)との声も上がっている。

 「日本だけじゃなくて米国も中国もできたら年内に開催したいと努力しているところですから」。小泉純一郎首相は5日、次回6カ国協議の時期についてこう述べ、日米中が年内開催実現で足並みをそろえていると強調した。ただ、その可能性については「分かりません」を連発し、歯切れの悪さは否めなかった。

 日朝の国交正常化交渉は昨年10月以来頓挫し、政府は6カ国協議を日朝交渉打開の糸口とする道を選択した。各国の包囲網を狭めて北朝鮮に政策転換を促し、並行して拉致問題の打開につなげるシナリオを描いてきた。

 北朝鮮は8月の6カ国協議で「拉致問題を含めた日朝間の問題を平壌宣言にのっとって一つ一つ解決したい」と表明し、政府内に一時期待が広がった。しかしその後、交渉はつまずいたままで、家族の帰国や事件解明を待ちわびる拉致被害者は焦りを募らせている。外務省幹部も「日朝交渉はこう着状態」と認めるなど、手詰まり感が深まっている。【川上克己】

[毎日新聞12月6日] ( 2003-12-06-00:07 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031206k0000m030139000c.html

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