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「テロ」論議は「意味論の戦争」(semantics War)理解の初歩段階、入門編である。
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/308.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 25 日 09:27:41:CjMHiEP28ibKM

(回答先: マスメディアの「テロ」という用語に異議あり!「ゲリラ戦」と呼ぶべし!【国際戦略コラムより】 投稿者 転載バカボン 日時 2003 年 11 月 25 日 04:01:27)

「テロ」論議は「意味論の戦争」(semantics War)理解の初歩段階、入門編である。

「国際戦略コラム」は、わが亜空間通信を転載し、「木村コラム」として発表している。

以下は、わが編著『9・11事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く)2003.10.25.発売より抜粋:

---------- 引用ここから ----------
は し が き

 私は、2001年9月11日にアメリカで起きた大事件を、9・11事件または9・11と呼ぶ。世間一般では、「テロ」とか「同時多発テロ」とか呼び、今もなおそれを続けているが、私は、その呼び方自体が、いわゆるキーワード(鍵言葉)による世論操作の策謀に引っかかった重大な間違いであり、特に言論機関や言論人に対しては、あえて警告する。

 この呼び方は極悪な政治犯罪への軽率かつ自覚なき荷担行為にすらなっているのである。
 中国の儒教の基本文献、五つの「経」の筆頭の『易経』には、「乱を生ずる所は、則ち言語を以て階をなす」とある。儒教は政治学であり、「階」は「秩序」の意味である。争乱のような重大事態に際して、指導者は言葉を選び、それに基づいて秩序を作り直すべし、という教えである。

 ブッシュ大統領または「極右」イスラエルとアメリカ帝国の「陰の政府」の代理人は、今回の9・11事件を「テロ」と言い張り、「戦争だ!」と叫ぶことで「階」をなし、「戦争」を彼らの「秩序」としたのである。この「秩序」とは、湾岸戦争に際してブッシュ(親)大統領らが宣言した世界支配構想、「新世界秩序」(後述)のことであった。だから、この彼らの「秩序」を拒否する者は、まず最初に、彼らの「言葉」の「階」を拒否しなければならないのである。

 私は、以下のように事態を整理し直して考える。

 2001年9月11日にアメリカで「大事件」、または「大惨事」が起きた。この大事件は、今では911、または英語の発音の「ナインワンワン」または「ナイン・イレヴン」だけで世界中に通用するようになった。戦前の日本の軍人によるクーデター、226(ににろく)、515(ごいちご)事件と同様である。本書では、この事件を、9・11事件または単に9・11と記し、「きゅう・てん・いち・いち」と区切って発音する。

 私は、日本中の大手から中小のメディア、市民運動の末端のチラシに至るまでが、一斉に9・11事件を「同時多発テロ」とか呼び始めた頃、しばし憮然となり、ややあって、次の言葉を思い出した。それを読み直して、これまでに何度もあったこと、別に驚くに当たらずと思い定め、やっと気を取り直した。

 以下は、私自身の言葉ではなくて、10年前の拙著『湾岸報道に偽りあり/隠された十数年来の米軍事計画に迫る』の序章、「帝国主義戦争と謀略の構図」の中で抜粋して引用した『月刊アサヒ』(1991・4)における静岡大教授中西輝政の発言である。

 「歴史家としてこれを見ますと、世界の人たちが一瞬にしてリアリズムを失った」「なだれを打って、国連による新秩序とか法の支配を口にする」「憑きものがついたんじゃないか」「みんながそのレトリックに乗った」

 つまり、ほとんど同じことが、またもや起きたわけである。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

以下は、わが電網宝庫の「日記風」からの抜粋:

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/turedure-03-1106.html
[中略]
 12月19日の講演では、冒頭に、このアラブ人の哲学者との遭遇体験をまず語り、大きな歴史的視野からの話しをする予定である。
[中略]
 このアラブ人哲学者の名前は、名刺から正確を期して写すと、ローマ字綴りで、Mahdi ELMANDJRAである。発音は、カタカナで書くと、マフディ・エルマンドジュラで良いらしい。1933年生まれで現在は70歳、私より4歳年上である。会話の言語は英語である。
 
 二次会の懇親の場で、私は、エルマンドジュラの隣に座り、1枚のA3判の紙片を示した。上記の12月19日の講演の冒頭で歌う予定で鋭意練習中のアラブ語の歌のアラブ文字による歌詞である。彼は即座に頷いて、これは廃墟(Ruin)という有名な歌だ」と言い、私と一緒に最初の部分を歌った。
 
 これでもう、バッチリ、親友になれた。続いて私は、当日の集会の重要な鍵言葉、「意味論の戦争」(semantics War)を持ち出し、「意味論の戦争」なら、「ジェノサイド(Genocide、大量虐殺)、ホロコースト、ショアが、最も重要ではないか」と切り込んだ。彼は「わが意を得たり」とばかりに大きく頷いた。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

もちろん、上記の日記風の当日の「シンポジウム」でも、当然のことながら、「テロ」という用語は問題になった。しかし、日本側の「中東専門家」代表の旧知の板垣雄三(東大名誉教授)は、この重大な局面に至ってもなお、やはり、十分承知のはずの「ホロコーストは嘘」と言わなかったのである。つまり、実に臆病な「中東業界の商売人」でしかないのである。どこの業界にもいる「体制内の許容範囲の補完物」なのである。

だから私は、つい最近、板垣雄三を批判して、乗り越えることを広く呼び掛ける宣言を発することにしたのである。忙しいから、まだ、阿修羅山戦争掲示板での短いジャブ程度の意見発表しかしていないが、これは今、最も重要なことなのである。

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