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電撃作戦が大好きな大統領 - 病理か個性か
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/565.html
投稿者 Tom 日時 2003 年 11 月 28 日 16:53:56:STHR50.OBSDX6


今回の大衆受けしそうなイラクの電撃訪問のニュースを見て、イラク攻撃開始の電撃作戦をすぐさま思い出しました。
大統領選挙時点から現在までの挙動を見ていて、この人はある線をちょっと越している人だなと常々思っていました。
阿修羅への投稿者の皆様のようにうまく自分の言葉で説明できそうもありませんので、最近読んだ「ブッシュ・アメリカの精神分析」
の分析内容の一部をご紹介したいと思います。 実に分かりやすく米国大統領及び米国を描写していると感じました。
著者は、福島章、精神医学専攻、病跡学権威とあります。 

Quote:

- ひとめ惚れから結婚までが電撃的であったのと同様に、世界貿易崩壊から、宿敵ビンラディンが潜んでいると思われた地球の裏側までの攻撃もまた「電撃的」でした。 これは、果たして緻密に考慮された末の決断によるのか、それとも感情的・衝動的な報復であったのか。 

- ブッシュは読字障害や欠陥他動性障害の傾向をもっている。 こうした障害のある人たちの兆候のひとつとして、「物事の何もかもが同じレベルにあり、それを大小に分けたり、上下に分けたりする<カテゴリーの概念>がない」ということが挙げられる。

-「ウェールズってどこの州にあるの?」これはBBCのテレビ番組で、ウェールズ出身の歌手シャルロット・チャーチに言った言葉ですが、シャルロットは、「ウェールズはイングランドの隣にある独立した国です」と答えている。 これとその他の地理音痴を含めた発言はただの地理音痴とは違うと私は思います。 「カテゴリー的な思考ができない」という、注意欠陥他動性障害やある種の脳気質性障害の人々の特徴と関係しているのではないかという気がするのです。  

- 階層的な構造が、ブッシュの中ではきちんと整理されていないのではないかという気がします。 上位概念、下位概念などという区別がなく、みんな、ごちゃごちゃになっているのです。 世界を見る視線も、有機的な構造に秩序だって見えるのではなく、何もかも同列にごちゃごちゃと並んでいるだけのカオスに見えるのです。 そこで、ある一点に視点を向けると、もう別のものに感心が向かなくなってしまうのです。 

- 彼は地理的な階層や位置関係だけではなく、大きな歴史の中における個別の出来事の位置付けということに関しても、広いビジョンをもった把握ができないタイプだと思われます。 たとえば、2001年の締めくくりに、「いずれにしても、ローラと私にとって、すばらしい一年だった」といった発言は、9.11が3ヶ月前にあったばかりでしたから、耳を疑わせるものでした。

 もうひとつ、来日時の国会演説では、「150年間にわたって、アメリカと日本は、すばらしい、ゆるぎない同盟関係を結んできました」(2002年12月)とスピーチしたこともありました。 これは、最近50年間の望ましい関係に目が奪われると、その前の大戦争は忘れてしまうという心理的視野の狭さがうかがえます。 

 これらの発言は、配慮がないとか忘れっぽいとかいうよりも、先に触れた部分と全体の関係がうまく把握できず、長い時間の関係の中での個別の事象の重要性を認識できないことからきているのではないかと思われます。 

- 「われわれ」は正義で「それ以外]は「奴ら」で悪。 (中略) これは、精神分析的に見ると、きわめて未熟で原始的な世界の捉え方と考えられます。 ブッシュの発言をたどっていくと、彼自身のパーソナリティの中に、未熟で原始的な防御規制がかなり残っていることがわかります。 これをアメリカの精神分析家カーンバーグは<境界人格構造>と呼びました。 ブッシュの心の中では、世の中は<いい人>と<悪い人>にはっきり分かれています。 いい人はすばらしくいい、それに対して悪い奴は徹底的に悪い奴なのでやっつけないといけない、という論理になります。 

- <統合>のできない未熟な心をもった人がさらに問題なのは、彼らの「いい人」と「悪い奴」がつねにくるくると変ることです。これを精神分析学では<原始的な理想化と貶め>といいます。 

- <注意欠陥他動性障害>の中でも特に<衝動性>が強いブッシュのような人の特徴は、時間的な展望がもてないことです。つまり、あらゆることを、その刹那々々の感情で判断して行動してしまいます。 彼らの判断基準はとにかく「今」しかありません。 (中略)「現在」という瞬間しかない彼らには、「待つ」ということができないのです。 (中略)とにかく今、今で生きていて、過去に対する反省がない。 ということは、将来への展望もないということです。 

- ついでに言うと、境界性人格は、<演技性人格>とも合併することが多いので、お芝居がうまいのです。ブッシュには英知や哲学のかけらも見られませんが、大衆の感情を敏感に察知してそれを増幅し、彼らのスピーカーとなって表出する演技者としての才能があり、それこそが彼を現在の位置に押し上げたことが思い出されます。 


- 境界性人格構造の人に見られる原始的な防御メカニズムのひとつに、<投影的同一視>と呼ばれるものがあります。 これは、自分がもっている感情を自分はもっておらずに相手がもっていると錯覚するものです。 たとえば、自分が攻撃されたと思いこんで相手を攻撃する。悪口をいわれていると思ってその仕返しをするのですが、本当は、自分がもともとあいてを攻撃したい気持ちや悪口をいいたい気持ちをもっていただけで、相手はそんな気持ちはもっていないことがよくあります。 けれども、その矛盾を自分では認識していません。 

- ブッシュの言行からうかがわれるこれらの障害(学習障害、失読症、注意欠陥他動性障害など)の背景には、<脳の細微な障害>というものが共通の基盤となっているということは明らかです。 

- (ある本を紹介しながら) これは、1960年代の臨床家が、小さな子供について観察し特徴をまとめたものです。 ところがそれは、まるで21世紀のアメリカの1大統領の言動を知っていて、その性格を活写したものであるかのように読めるのには、まったく驚かされます。 

Unquote:

今日は、Thanksgivingの休日なので、普段投稿したくてもできずいたもうひとつのブッシュに関する奇怪な言動・行動に関する
記事を紹介します。 この記事を読んで実に形容しがたい不快な想いをしました。 ちょっと古い記事ですので、すでに皆様ご存知かも知れませんが、日々量産される記事の洪水の中におけるFLASH BACKも時には必要かと思いますので以下にコピー致します。  

Quote:

(1) 『仮面の陰のジョージ・W・キリスト?』

――ウィリアム・リバーズ・ピット
2003年5月5日(月曜日)

-----------------------------------------------------------------

ジョージ・W・ブッシュの就任以来、すでに835日が経過したが、この男に
は、色々な政治目的に合わせて使い分ける仮面が用意されていることが分かっ
てきた。裁判沙汰の果てに至高の地位に就く前にも、彼は謙虚さで味付けした言葉
で自らの展望を語っていた。 「我がアメリカは慎ましい国家になるだろう」
と、彼は大統領選テレビ討論で語った。この政権の行動に相応しい言葉は数多い
が、『慎ましい』とは論外である。だが選挙のさなかには、謙遜であり、自分は取
るに足らないと自認している、謙虚な候補であるようだという印象を、アメリ
カの有権者に植え付けるという政治目的のためには、この言葉が適っていた。

ところが、テキサスの死刑囚カーラ・フェイ・タッカーが、電気椅子に乗って、
あの世とやらへ旅立とうとしている時に、悪意たっぷりに嘲笑ったのが、この
同じ男なのだ。選挙戦さなかにトーク誌記者から受けたインタビューで、この
死刑囚が助命嘆願の機会を与えられるとすれば、彼女はあなたにどう言うだろ
うと思いますかと、彼は訊ねられた。ブッシュは苦悩の表情を作り、口をへの
字に曲げ、身悶えして、腰を折り、「どうか、私を殺さないで」と、彼女の仕
草をしてみせた。そして、笑ったのである。

翻訳全文(長文): http://www.egroups.co.jp/message/TUP-Bulletin/78


George W. Christ?
By William Rivers Pitt
t r u t h o u t | Perspective
Monday 05 May 2003

In the 835 days Americans have passed since the inauguration of George W. Bush, we have come to know him as a man who wears many masks to suit a variety of political purposes. Even before he won the lawsuit that put him in his lofty position, we saw a man who cloaked his vision in terms that smacked of humility. "Ours will be a humble nation," Bush said during the Presidential debates. There are a number of words which can be applied to the actions of this administration, but "humble" is not one of them. At the time, however, it suited his purposes to make Americans believe he saw himself as unassuming, perhaps even small.

This was the same man, however, who mocked Texas death row inmate Karla Faye Tucker so viciously before she rode the lightning to whatever awaits us on the Other Side. He was asked, in an interview for Talk Magazine during the campaign, what Tucker might say to him if she were given the chance to plead for her life. "Please," said Bush with pinched face and lips drawn down in a quivering bow as he imitated the woman about to die, "don't kill me." Then he laughed.

(原文) http://truthout.org/docs_03/050503A.shtml


(2) 関連記事:

George W. Bush

"Please," Bush whimpers, his lips pursed in mock desperation, "don't kill me."
--Talk Magazine
(この部分は画像ですが、UPの仕方がいまいちわからない。 下記のURLでご覧下さい。)

Republican presidential candidate George W. Bush is portrayed in his Talk Magazine interview as ridiculing pickax killer Karla Faye Tucker of Houston for an interview she did with CNN broadcaster Larry King shortly before she was executed last year.
"`Please,' Bush whimpers, his lips pursed in mock desperation, `don't kill me.'"
In fact, during that Larry King-Faye Tucker exchange, Tucker NEVER asked to be spared.

http://www.cuadp.org/bush.html

注)上の写真がその対談時のものであるかどうかは、サイト情報だけでは不明でした。 

Unquote:

長文お付き合いくださり有難うございます。 感謝祭の日にストーカーのようにブッシュ攻撃をしているとは暗いですね、、、。

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