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自衛隊派遣―イラクの視点はあるか(朝日新聞・社説) −”(石油のためにも)米国との協調だけでなく長期的なイラクとの関係を重視する必要がある”
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/108.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 07 日 20:05:44:eWn45SEFYZ1R.

(回答先: [外交官葬儀]「遺志を受け継ぐべき国の責任」 (読売新聞・社説) −”「一人でも犠牲が出れば、政権の危機だ」などという議論が出る国は、日本ぐらいだ” 投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 07 日 19:59:03)

http://www.asahi.com/paper/editorial.html

イラクで凶弾に倒れた奥克彦、井ノ上正盛両氏の外務省葬が営まれ、多くの人々が最後の別れを告げた。両氏とそのご遺族に心から哀悼の意を表したいと思う。

 参列した小泉首相は「遺志を受け継ぎ、国際社会と協力して、イラクの復興に取り組んで参ります」と涙声で外交官たちの死を悼んだ。イラクの人々を助けねばという両氏の志を大事にしたい。その気持ちは、戦争の是非をめぐる考え方の違いを超えて国民が等しくともにするだろう。

 だからこそ、立ち止まって考えたい。

 イラクを安定させ、国際社会が協調して新政権を支えるような日を早く到来させるために、日本はどうしたらいいのかを。

 「テロに屈するな」とか「危険だからといって自衛隊派遣をやめては、ひるんだことになる」といった主張は、両氏の死という悲劇に対するいたたまれない思いも加わって、人々の共感を得やすい。

 しかし、日本人は自分たち中心の視点から自衛隊を出す出さぬの議論をしていないだろうか。奥、井ノ上両氏が向き合っていたイラクの人々が何を思っているかを余りに軽んじていないだろうか。

 自衛隊の派遣予定地サマワは、バグダッドなどと比べれば安全と言える。給水などの活動は街の人々に歓迎され、喜ばれるだろう。だが彼らにとっても、国全体が自立と安定へ向かう展望が持てなければ、復興は実感の持てるものにならない。

 葬儀に参列したイラク南部の民主化指導者リカービ氏は、本紙記者らに「外国軍隊のイラクへの派遣と駐留、占領は受け入れられない」と語った。自衛隊派遣にも「必要なのは占領軍と一線を画すること」と注文をつけ、現状では反対だと言う。

 イラクでは戦争が続いている。米政府もそう認めている。米軍はフセイン政権の残党やイスラム過激派によるゲリラ攻撃やテロを抑え込めるのか。それとも掃討戦が占領への敵意をいっそう広げることになるのか。まさに重大な局面にある。

 この事態を、アラブ諸国の大半はテロリストと反テロの戦いとは見ない。「異教徒の侵略とそれに対する抵抗運動」と見ている。日本人からすると、余りにも単純化されたイスラム流に見えるが、現にアラブ系の新聞では、奥氏らを殺害した集団に「抵抗者」という呼び名が使われている。

 イラクの民衆が本当に期待しているのは占領の終わりであり、国家の再建に向けた国際社会の支援なのだ。自衛隊の派遣が「米国の占領の一部」と受け取られてしまったら、政府が強調する復興支援の名目に反するだけではない。長い目で見て本当の復興に役立つかどうかもわからない。

 イラクへの支援はその石油資源を考えても重要だと政府は言う。ならば、そのためにも米国との協調だけでなく長期的なイラクとの関係を重視する必要がある。イラクからの視線をもっと大切にしたい。

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